AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

結局こっちへ傾ぐ

2022-11-20 22:07:52 | ドラム

前にPAISTE 2002のNovo Chinaを入手したという話をしたが、その時にRUDEの方が・・・という発言をしたので、入手してしまった(笑)。

RUDEは、その独特な外観と中高域の響きの目立ち方により、所謂ヘヴィミュージック系御用達の様に見られている傾向のあるシリーズ。

2000年代序盤辺りで、エクストリーム系メタルのドラマーは、大体がこのRUDEを使っていたという印象がある。

まァ、
これも鳴りを追求していく工程で判り始める事ではあるが、RUDEを使ったからと言って、飛躍的にシンバルサウンドが上がるワケではない。

さっきも述べた様に、RUDEは中高域が目立つ。
その響きは、粒が良く立つ上に、サスティーンもあまりない、乾いた鳴り方を有している。

これらを統合した音質が、太さをも感じさせるシンバルサウンドとして耳に入ってくる事により、ドラム演奏の中でもしっかり聴こえる鳴りに繋がっている。

結果、自分が求める音色として使えるかどうか、だからね。
別にメタルでPAISTEを使うなら、RUDE一択しかないなんていう事は全く無い。

オレ個人としては、RUDEの鳴りは非常に明確なので気持ちが良いと思っている。
それでも、使いどころによっては音が通っているかどうか不明瞭な場合もあったりする。

炸裂するアクセントとして効果的なチャイナやノヴォにしたって、叩いた分だけ音が全て通り聴こえるワケではない。

シンバルは、スティックでの当てどころをしっかり踏まえないと、思う様な響き方は得られないからね。

今回RUDEノヴォを使ってみて、最初はイマイチ鳴りが悪いなと思っていたが、やはり当てどころをちゃんと把握しておかないといけないというのが何となく解った。

2002よりは、RUDEの方が手応えは良い。
ただ、もしかしたら、オレはノヴォよりも、通常のチャイナの方が良いんじゃないかという気もしてきた。

ノヴォはストレートな炸裂なんだよね、良くも悪くも。
もう少し歪んだパンチ力を求めるとなると、最早サイズではなく、モデルの違いと言える。

ま、ノヴォは何とか使いこなしてみせるよ。
後は小口径をどう組み合わせていくか考えてみよう。

現在クラッシュをもう一枚手に入れようとして、実際注文してるんだが、欲しいサイズは軒並み受注生産となるので、これから数ヶ月はかかる。

なので、
先に入手できるものから視野に入れて行こうと考えている。


同じ型でも

2022-11-12 10:27:57 | ドラム

ついつい、勢いで入手してしまった。

PAISTE 2002シリーズ、18” Novo China(以降ノヴォの呼称)。

このチャイナは所謂「逆反り型チャイナ」で、エッヂの反り方とカップの向きが、通常のチャイナとは逆になっている。

2002の通常チャイナのカップは、盛り上がった四角い形状をしているのも特徴で、コレも所謂「銅鑼系チャイナ」の仕様となり、低く歪んだ鳴りを主張。
ソレに対して、ノヴォはチャイナ特有の歪みを有しながらも、よりストレート且つ明るい鳴りを主張。リズム刻みとしては、こちらの方が使いやすさはある。

まァ、
何と言ってもPAISTEが誇る2002である。
明るい響きがキレイだこと、ムカつくほどに(笑)。

現在PAISTEのもう一つの代表格であるSignatureで聴けるクリスタルサウンドとはまた異なる、澄んだ高音。
上質というのは、こーいう事をいうんだろうという好例の響きを持ち合わせたシンバル。

製造されてから既に半世紀以上が経過している、歴史あるシリーズなので、その経過の中でデザインも多少は変化しているものの、幾多の名だたるロックドラマーが使用してきた事で有名となり、ある意味「憧れのシンバル」の一角と見なされてきた。

一度は手にしてみたいシンバル、といったところか。

但し、
短所を挙げるとするなら、飽くまでも高域の音通りを重視したシリーズであるため、シンバルの鳴りそのものは、悪い言い方をすれば「軽い」。

PAISTEというシンバル全体が、そもそも高域のシンバルサウンドに重きを置いたメーカーである中で、2002はそこに特化させた様なシリーズ。
シンバルの厚みも、実際薄く作られている。

なので、人によっては、期待外れの鳴りと思う事は多いんじゃなかろうか。
音量以上に、音質で勝負をするシンバルの典型でもあるのが、この2002だからね。

ただ、
今回のノヴォの系列であれば、オレとしちゃあRUDEの方を所持したい。
というか、2002よりは、RUDEを使いたいんだよね。

正直、個人的には2002はアクが無いため、自分にとって欲しい硬質な鳴りの手応えが得られない。

やはり、今後収集していくとするなら、RUDEだろうな。
既に幾つかは手元にあるんで、やれるならばテメェで使う分だけを集めておきたいところだ。

せめて、あと一枚クラッシュが欲しいね。
そうすれば、最低限のラインアップは揃う事になる。

ノヴォ、というか、エフェクトシンバルはその後からだな。

 


機会はいつごろか

2022-10-19 01:10:28 | ドラム

一ヵ月以上前に入手しておきながら、色々とあった所為で試す機会を逃していた。

が、ようやっと今回音を鳴らすにこぎつけた。

MEINLのClassics Custom Dualシリーズ、16Trash Chinaである。

Classics Customは、所謂エフェクト系シンバルもそれなりにヴァリエーションが揃っているが、サイズに関してはそんなに広く扱っているワケではない。
Dualはその辺りが顕著なシリーズで、例えばスプラッシュに関しては、現在は10インチのみで、12インチも存在しているが、あくまでもトラッシュスプラッシュというモデルとなる。

チャイナも、基本として18インチ一択となる。
個人的にはソレより一回り小さいやつがあってくれたら一番良いんだが(18・16という組み合わせが出来れば理想)、そうなると、今回の様にトラッシュチャイナを選ばざるを得ない。

このモデルは実は既にClassics Custom Darkでも所持しているので、性質は大体把握。
まァ、穴あきシンバルは大体にして瞬発的な炸裂感を演出する事に特化したモデルであり、チャイナという形状はその最たる例と言える。

今考えると、SABIANで穴あきシンバルを作り出したデイヴ・ウェックルの功績というのは途轍もなく大きい。
今現存している穴あき系シンバルは、彼の発案からの後発ばかりだからな。

さておき、
当のDualのトラッシュチャイナは、その炸裂度合いは確かに強烈ではあるが、Dual特性の落ち着いた鳴りを持った上で、という事になるため、実際のところDarkよりもつんざき感は薄かったりする。

故に、チャイナトラッシュとしての汎用性は、Dualは色々なシンバルでの組み合わせに溶け込ませやすい。

Dualという括りの中で、純粋なチャイナと捉えて18インチのチャイナと組み合わせるとなると、やっぱり違う感じは出てくるが、スプラッシュ陣と組み合わせて連打すると、コレがしっくりくる。

一連のエフェクト系を試してみたが、Dualは概ねエフェクトシンバルが優秀というのがここでも再認識できた。

ただまァ、現時点でDualでフルラインアップ揃えようという気は無い。
Dualを使うのであれば、ライヴで必要最低限のシンバル用意と考える場面だね。

フルで使うなら、そこはDarkの出番だな。

 

 


思わぬ交換

2022-10-09 22:35:23 | ドラム

3週間ほど前になるが、
練習用として使っているスネアのフープが割れた。

しかも、ダイキャストフープである。
「こんなの割れんのかよ?!」と、確認した時ビックリした。

因みに、スネアはGRETSCHのRenownシリーズの14x6.5メイプル。
現行のRenown2ではなく、一つ前のモデル。

このシリーズはGRETSCHの中ではミドルクラスに相当するもので、USA製ものではない。
ただ、伝統的な鳴りから少し離れた分、ある意味では現代的な鳴りを得られる点があり、「GRETSCHが古めかしいサウンドばかりのドラムではない」というのを俄かに主張している。

故に、柔らかさよりもやや硬質な明るさが出やすい鳴りが特徴と言える。

とは言え、
そこからそれなりのカスタマイズを施している。
練習用スネアという位置づけで、「長期に亘りぶっ叩いて使っていけるコンディションにしよう」という事で現在の仕様に変更しているんで、全体の音の硬度はデフォルトとは比較にならない程上がっている。

加えて、オレはこーいう場合打面側は超ハイピッチにする(チューニングのテンションは出来る限りMAX)。
この状態から如何にしてしっかりしたスネア音を鳴らし切れるかを、テメェに課す様にしている。

ソレが原因でもあるだろうね。
特に、ダイキャストフープは肉厚且つ頑強な作りで、強度とタイトサウンドの期待ができる為、ある意味圧力を上手く逃がす事が出来ないとも言える。

ボルト緩めたら、あっけなく取れてしまった。

取れた個所は左手でリムショットを頻繁に使う位置だったので、やっぱりダメージが集中していたワケだ。

ただ、ボルトを全て外したら、この箇所だけが猛烈に負荷がかかっていたワケではなかったようだ。

写真じゃちと判りづらいんだが、ホール部分がワッシャーの形状に抉れている上、ホール部分自体が若干広がっている(コレは金属製ワッシャーを使用した影響が明らか)。
実際、割れた個所はとんでもなく抉れていた為、ボルトが引っかかってしまって簡単に取れなかった。

過去にフランジフープ仕様でのスネアを、今回のスネアと同じ様なコンディションで8年近く使い続けていたが、フープがこんな風になった事はなかった(まァ、ラグは流石に破損したが:苦笑)。

このスネア実働させてから4年ほどになるが、やっぱりダイキャストフープである事が原因だろうね。

てな事で、
新たに装着するフープは今回、コイツにしてみた。

TAMAのサウンド・アークフープ。
2.3mm厚のフランジタイプで、通常のフランジフープとの違いは、リム部分が内巻きになっている点(通常は外巻き)。

この仕様により、鳴りが通常のフランジフープよりふくよかに響くようになる。
タイトサウンドにも直結するので、ダイキャストフープでのあからさまな硬質感を苦手とする向きには嬉しいタイプだと思う。

正直、オレもダイキャストフープは好きじゃない(笑)。
物理的な硬さも手伝って、スティック折れもかなりの速度で起こっていた記憶がある。

で、
とりあえず今日スタジオに入って装着。

まァ例によってチューニングテンションはMAX。
叩いてみた感じだと、ダイキャストフープよりもやはりオープンというか、丸みのある響きが出ている気がした。

つっても、装着しているヘッドがへたっている所為もあるだろうケドね。
ここに至るまでずーっと一定のテンションのまま叩き続けていたワケだから、いかにASPRの超強度のSLシリーズであっても、流石にたわむと思うよ。
事実、フープ外した際に、ヘッドの中央部分が妙な弛み方をしていた(笑)。

それでも、今日2時間ほど叩き続けてみて、鳴りの気持ち良さは以前よりも得られた感覚はあった。
時期尚早だとは思うが、スティック折れる気配なかったしね(笑)。

ま、ダイキャストフープ特有の硬度が少し取れた点は少しばかり残念だとは思うが、少なくとも、今後はフープを換えなくてすむ様にあってほしい。


じわじわ揃う

2022-08-23 14:12:19 | ドラム

大体、年月が経つにつれて、テメェの手元におくシンバルってのは限定されてくるものである。

個人の話で言えば、オレはPAISTEが主軸。
ハイエンドクラスではなく、ミドルクラスに落ち着くが、それでも欲しい鳴りはちゃんと得られている。

あとそこから続くとなると、MEINL、UFiPとなってくる。

前者のMEINLも主にミドルクラスなんだが、昔から使い勝手が良いと感じていたため、新たに興味をそそる様なモデルが出てきたら、都度試している感じだ。
というか、このメーカーは実際新作出るとなると目に余るくらい一気に出てくるんで、情報が煩雑しかねん(苦笑)。

ソレに対して、後者のUFiPも新作が出てきてないワケではないが、シンバルのシリーズ量数としては、個人的にはMEINLよりも焦点は絞りやすいかなと思う。

まァ今でも知る人ぞ知る、なメーカーだからなァ、日本でも。
使えるケド、国内での取り扱いの量数がどうしても限られてくるし、お手頃とも言い難い価格なだけに(ここら辺は、昨今のシンバル市場と比較すればフラットになってきているとはオレは感じるんだが)、イタリア産というのも相俟って、未知のシンバルの雰囲気は強いから尻込みしてしまうのも無理はないんだよな。

外観も、正直言って「地味」という印象だよな。
所謂、ISUTANBULとかの系列に於ける「渋い」という感じではない。

ま、そんな中でも良い味を出しているモデルは、UFiPにもあるっちゃある。
昔から使用しているTigerシリーズはその典型ともいえるし、今回取り上げるやつも、目を引く外観であるのは間違いない。

FXシリーズの、18Power China。

ブリリアントフィニッシュに、ブルーカラーのロゴが眩しいデザインは、目を見張る。

元々、このモデルはBIONCという、UFiP随一のヘヴィ系シリーズとして出されているチャイナシンバルに該当する。
メーカーでは現在、チャイナとスプラッシュは全てFXシリーズとして統合されており、それぞれにモデル名が存在しているが、シンバルのデザインとロゴの在り方により、どのシリーズに属しているものか判別ができる。

なので、このPower Chinaも、仕様としてはBIONICのチャイナと言っても特に問題は無い。
純粋にシリーズの括りであった時代のモデルと、FXになってからのモデルでは、若干デザインに変化は出ているので、必ずしもそのままというワケではない。

とは言え、
鳴りに違和感は全く無い。
中低~中高域をメインに、倍音強めに響かせるその鳴りは、金属的でもあれば柔らかくもあり、メーカー特有の、サスティーンを抑えた乾いた響きにより、鋭くもある。
この聴こえ方は、UFiPチャイナ全般で共通している点であるが、このPower Chinaになると、やはり突き抜け方は一味違ってくる。

BIONICはバンドアンサンブルでも埋もれない音鳴りが何と言っても魅力で、だからこそ聴こえてくるサウンドを楽しめるというのが演奏者として嬉しい響きとなる。
ビシバシと決まる鳴りが、しっかりアクセントとなって気持ち良いんだよね。

そんなこんなで入手していったら、このBIONICも、ケッコー枚数揃ってきてるんだよな。
正直、あとクラッシュ2枚で、少なくとも普通のセット分は完備できてしまう(笑)。

ここまでくると、ちょっと頑張って揃えてみようかなーとは思ってしまうが・・・クラッシュはまだ考えたい。
BIONICはウェイトを選択できるが、正直なところ、Mediumくらいで良いとも思っている。
ガッツリとしたHeavyも捨てがたいが、持て余しそうな気がするんだよな。

揃えるのは、まだまた先の話になりそうだ。