昨日、SCARIFEED30周年記念ライヴがあった。
このバンドは、現在オレがやっているE.O.D.でベースを弾いているHIDE氏が、10代後半の頃からやっているバンドで、中心人物的存在のギターのTAKA氏とドラムのKUNI氏との3人が言わば“SCARIFEED”である(ヴォーカルに関しては、ここまでの歴史の中で何度か変わっており、現在のNAO氏が、ヴォーカルとしては歴代最長)。
そんなバンドのお祝いという事で、今回のイヴェントは敢えて顔知りのバンドばかりを集める形となり、E.O.D.もそのうちの一つとして出演する事になった。
あと、
今回はスペシャルゲストとして、盲目のギタリストとして知られる田川ヒロアキ氏も出演。
HIDE氏とは10年以上前に知り合ってからの仲だという。
田川氏と言えば、HR/HMファンであれば大抵耳にした事はあろう、へヴィメタル・シンジケートというラジオ番組で、聴者からのお便りを寄せる為の宛先を歌でルーティンさせるという所謂「宛先ソング」で名を知る事になった人物で、それ以前より、彼は出身地である山口でプロギタリストとして活動していた。
現在は東京に活動の場を移し、その界隈でも知られているミュージシャンと交流しながら様々な活動を展開している。
動画とかでも確認した事はあったが、実際に目の当たりにすると、その凄さが実感できるのがライヴというもので、音の処理などは機材で制御をかけているのだろうが、とは言えあれ程までの演奏をこなすというのは、目が見えないという事実からすると驚異的だ。
「ホントは見えてんじゃないのか?」というくらいに軽々と演奏をしているのだが、コレはもう並大抵の努力ではないと思う。
好きなものに対しては、身体的ハンデはある程度越えられるものだというのを体感させるライヴで、そんな情熱を持った人は素晴らしいと思えた。
その好きなものというのに対しては、SCARIFEEDにも言える事だ。
普通、50近くの年齢になる社会人が、10代からずっと一つのバンドをやり続けるというのは、そうそう簡単にやれるものではない。家族を持ってしまうと尚更である。
TAKA氏は当日何度も「別に大した技量を持っているわけでもなく、なんとな~くで30年やってきただけの話。本気になってバンドをやってきたわけじゃないから続けてこれたんであって、そんなバンドにここまでのお祝いやってもらうのも、実は照れくさいんだよね」と語っていた。
それでも、好きなものでなければやれるものではない筈。「齢甲斐もなく」と言わせないところまでやり続けているその情熱を持っているのが、素敵な事だと思う。
ただ、
TAKA氏の言っている事も、やはり解る。
“ただ続けていれば、それだけで称賛されるものなのか?”
歴史の長いものが尊ばれるのであれば、ソレは「早いうちから行動しなければいけない」のであって、「年功序列に抑制されてしまう」傾向となってしまう意味も持つようになる。
だからと言って、
短い期間で名を馳せるようになり、そこで消滅してしまう在り方も、やはり敬意を表せるかと言えば難しい。
そこは結局のところ、その人物によるところが大きいのではないかと思う。
いかに一般的に才能があると見られるものでも、その姿勢に問題があっては、自然淘汰される運命にあるし、際立って見える能力でなくても、長く続けてきた事でいぶし銀の味わいの如く重宝されるものも居る。
その人の姿勢/意地、だろうな。
今、オレがこれから新たなバンドで歴史を作るとしても、30年も出来るとはとても思えないし、続くかどうか以上に、いつ何が起きるか判らない。明日いきなり事故にあって死ぬなんてのも、何かの病気によって急死、なんて事だってあり得る話だ。
大事なのは、自分の情熱をそこに注げているのか、だ。
とにかく、オリジナルのバンドを再び始動させたい。
以前に味わった経験を基に、同じ様な状態にならないような活動をし、そのバンドをやり続けていける様にしたい。
それが、今のオレの姿勢/意地だ。
あ、因みに、
今回のE.O.D.のライヴは、しょっぱなからコケました(笑)。
それぞれミスやトラブル出て苦々しい思いをしている箇所もあったが、コレもまたライヴ。
次があるなら、そこを改善するまでの話だ。
~2015.12/19~
E.O.D. Set List
1.LOST
2.MADNESS
3.THIS IS WAR
4.MY FINAL DAY
5.TERRORIZER
6.MEGALOMANIA
このバンドは、現在オレがやっているE.O.D.でベースを弾いているHIDE氏が、10代後半の頃からやっているバンドで、中心人物的存在のギターのTAKA氏とドラムのKUNI氏との3人が言わば“SCARIFEED”である(ヴォーカルに関しては、ここまでの歴史の中で何度か変わっており、現在のNAO氏が、ヴォーカルとしては歴代最長)。
そんなバンドのお祝いという事で、今回のイヴェントは敢えて顔知りのバンドばかりを集める形となり、E.O.D.もそのうちの一つとして出演する事になった。
あと、
今回はスペシャルゲストとして、盲目のギタリストとして知られる田川ヒロアキ氏も出演。
HIDE氏とは10年以上前に知り合ってからの仲だという。
田川氏と言えば、HR/HMファンであれば大抵耳にした事はあろう、へヴィメタル・シンジケートというラジオ番組で、聴者からのお便りを寄せる為の宛先を歌でルーティンさせるという所謂「宛先ソング」で名を知る事になった人物で、それ以前より、彼は出身地である山口でプロギタリストとして活動していた。
現在は東京に活動の場を移し、その界隈でも知られているミュージシャンと交流しながら様々な活動を展開している。
動画とかでも確認した事はあったが、実際に目の当たりにすると、その凄さが実感できるのがライヴというもので、音の処理などは機材で制御をかけているのだろうが、とは言えあれ程までの演奏をこなすというのは、目が見えないという事実からすると驚異的だ。
「ホントは見えてんじゃないのか?」というくらいに軽々と演奏をしているのだが、コレはもう並大抵の努力ではないと思う。
好きなものに対しては、身体的ハンデはある程度越えられるものだというのを体感させるライヴで、そんな情熱を持った人は素晴らしいと思えた。
その好きなものというのに対しては、SCARIFEEDにも言える事だ。
普通、50近くの年齢になる社会人が、10代からずっと一つのバンドをやり続けるというのは、そうそう簡単にやれるものではない。家族を持ってしまうと尚更である。
TAKA氏は当日何度も「別に大した技量を持っているわけでもなく、なんとな~くで30年やってきただけの話。本気になってバンドをやってきたわけじゃないから続けてこれたんであって、そんなバンドにここまでのお祝いやってもらうのも、実は照れくさいんだよね」と語っていた。
それでも、好きなものでなければやれるものではない筈。「齢甲斐もなく」と言わせないところまでやり続けているその情熱を持っているのが、素敵な事だと思う。
ただ、
TAKA氏の言っている事も、やはり解る。
“ただ続けていれば、それだけで称賛されるものなのか?”
歴史の長いものが尊ばれるのであれば、ソレは「早いうちから行動しなければいけない」のであって、「年功序列に抑制されてしまう」傾向となってしまう意味も持つようになる。
だからと言って、
短い期間で名を馳せるようになり、そこで消滅してしまう在り方も、やはり敬意を表せるかと言えば難しい。
そこは結局のところ、その人物によるところが大きいのではないかと思う。
いかに一般的に才能があると見られるものでも、その姿勢に問題があっては、自然淘汰される運命にあるし、際立って見える能力でなくても、長く続けてきた事でいぶし銀の味わいの如く重宝されるものも居る。
その人の姿勢/意地、だろうな。
今、オレがこれから新たなバンドで歴史を作るとしても、30年も出来るとはとても思えないし、続くかどうか以上に、いつ何が起きるか判らない。明日いきなり事故にあって死ぬなんてのも、何かの病気によって急死、なんて事だってあり得る話だ。
大事なのは、自分の情熱をそこに注げているのか、だ。
とにかく、オリジナルのバンドを再び始動させたい。
以前に味わった経験を基に、同じ様な状態にならないような活動をし、そのバンドをやり続けていける様にしたい。
それが、今のオレの姿勢/意地だ。
あ、因みに、
今回のE.O.D.のライヴは、しょっぱなからコケました(笑)。
それぞれミスやトラブル出て苦々しい思いをしている箇所もあったが、コレもまたライヴ。
次があるなら、そこを改善するまでの話だ。
~2015.12/19~
E.O.D. Set List
1.LOST
2.MADNESS
3.THIS IS WAR
4.MY FINAL DAY
5.TERRORIZER
6.MEGALOMANIA