左上の写真はロシア皇帝アレクサンドル2世(在位1855~1881)の像です。なぜロシア皇帝の像が?フィンランドは19世紀にはロシアの支配時代でした。ロシアの皇帝はフィンランドの太守を兼ねていました。歴代のロシア皇帝はフィンランドにかなりの自治権を認めていました。特に開明的な啓蒙君主であったアレクサンドル2世の下、「自由の時代」を謳歌し、フィンランド人の民族的基礎が着々と築かれていきました。その後ロシア革命によって独立が達成されます。そこで今でもフィンランド人はアレクサンドル2世を敬愛しており、その銅像が残されているということです。ついでに余談話ですが、このアレクサンドル2世の治世の少し前に民族叙事詩「カレワラ」が出版され一段の民族意識高揚に一役を果たしました。
写真左下は1952年のオリンピックのマラソンランナーの像です。右上の写真はフィンランドの代表的作曲家シベリウス(1865~1957)公園です。見にくいですが右下にその像が見えますね。ヘルシンキでの昼食はトナカイでした。
今回で「北欧大紀行」編を終了します。
貴方のブログで思い出しましたのでまた続きを読んでみようと引っ張り出しました。
こうしていろいろなところを旅して歩いても一番最後に思い出すのは観光名所ではなくて、人々との出会いではないかと思います。あなたはいかが思われますか?
「いろいろなところを旅して歩いても一番最後に思い出すのは観光名所ではなくて、人々との出会いではないかと思います」に全く同感です。わたくしもかねてよりそれを感じていました。時間の経過とともにそして地獄行が近くなっている私は過去の旅行の記憶は薄れてきています。しかしその中でもご指摘のように「人々との出会いは」記憶に残り地獄の閻魔さんにも報告ができそうです。ただ私の場合、パックツアーであることに加えて語学痴のため人々との出会いは極度に少ないのです。しかしできるだけ現地の人々との出会いを心がけてきました。それが現在一番のわたくしの宝です。