football smile

the days turn into months and years

EVERYTHING AND NOTHING

2007-07-20 | music
DAVID SYLVIAN
VJCP-68248/49
7 NOV 2000
http://www.davidsylvian.com/

ひとりで聴くのがふさわしい音楽というものがある。例えば、DAVID SYLVIANの音楽なんかがそうである。1曲目「The Scent of Magnolia」からして、もう他者を寄せ付けないというか、自分ひとりで世界が完結しそうになる。ひとりでいることは本当に寂しいことなのか?

これは2枚組のベスト盤なんだけど、未発表曲以外はオリジナル・アルバムで聴いたほうがいいな。いくらリメイクされているとはいえ、こんな風に並べられると各々が唐突すぎて馴染まない。アルバム毎の世界観の中の方が、その存在意義が高まるような気がする。音楽性がどうのとか言われがちだけど、この人はとにかくその声、ヴォーカリストとしての存在感に尽きる。どこまでも遠くへ連れて行ってくれるけど、あまり行き過ぎると帰って来れなくなる。
コメント
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