【言志四録】部下を抑えつけるな、諭せ(意訳)

言志後録 13
小吏有り。
苟も能く心を職掌に尽くさば、長官たる者、宜しく勧奨して之を誘掖すべし。
時に不当の見ありと雖も、而れども亦宜しく姑く之を容れて、徐々に諭説すべし。
決して之を抑遏す可からず。
抑遏せば則ち意阻み気撓みて、後来遂に其の心を尽さじ。

（訳）
小役人がいる。
仕事に精を出しているなら、長官は程よく励まして導くのが良い。
時に不当な考えがあっても、暫くは程々受け入れ、徐々に諭すのが良い。
決して抑えつけてはいけない。
そうすると意欲がなくなり、仕事に精を出さなくなる

座右版 言志四録 ＜佐藤 一斎 (著), 久須本 文雄 (翻訳)＞
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上司のあるべき姿を説いているよね。
当たり前の内容であるけど。

上記とは逆、怒るばかりで頭ごなしで抑えつける上司が多いから、

意欲低下の限界を超えた社員が辞め、人手不足の企業が増えたんだろうね。

転職サイトが賑わっているのが根拠。

転職サイトに求人を出す前に、上司職の意識改革が先ではなかろうか。

棚上げのままだと、従業員はやめ続けるよ、悪評が広まるよ。