はいはい、ちゃんと並んでー。
大丈夫よ〜、みんなの分もありますからね〜。
いえ、寮長さんではありません。
粉引きの化粧掛けです。
内掛けしてこぼしたのち、外側も沈めて浸けまして、これが基本的なずぶ掛け技法。
濡れたところはもう触れないので、こうして板にのっけます。
作法がけっこう難しい。
数をこなして、慣れる必要があります。
最初のは手びねりでしたが、こちらはろくろもの。
口べりぎりぎりまで、丁寧に回し掛けます。
粉引きには、きちんとつかめる頑丈な高台が必要です。
入れた分はこぼしまして、よどみのない動きで沈め、これで内外に白化粧がつきました。
こぼれたしずくは、指で切ります。
なんとか形になったようですよ。
「憧れてたのです、粉引き!」
はじめて試みた河口さんでした。
赤土に白い泥の味わいは、白土でつくったものよりも一層深みが出ますよ。
お楽しみに。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園