名護の公設市場に隣接した小さな店。
建物は古いが、中に入ると普通の店だ。
私は「沖縄そば(大)、相方は「ふチャンプルー」。
沖縄そばの大は、ご飯の大盛りのように、器から「そばがはみ出ている」おそばの大盛りだった。
これはいったいどういうことか、質問に答えるように、6年前の新聞記事が貼ってあった。
店を始めて32年になる。
「食事の店 和」とある。
読み方は、「かず」なのか「わ」なのか。
「食事の店」は「食堂」と何が異なるのか。
これは、店内に入って調査するしかない。
建物は古いが、中に入ると普通の店だ。
近所のお客様も次々と来る。
厨房の奥にも客席があるようで、夫婦で切り盛りしている厨房は、かなり忙しい。
注文は、配膳のタイミングが良さそうだ。
隣の年配の夫婦に料理が運ばれて来て驚く。
「しょうが焼き」と「なすのみそいため」
おかずは二人前、ご飯は大盛り。奥様はその量に目を大きくして苦笑い、ビックリしている。
この大盛りの理由も知りたい。
私は「沖縄そば(大)、相方は「ふチャンプルー」。
女将さんがご飯を盛り付けるタイミングを測って厨房に「ご飯少なめで」と注文したが、出てきたご飯の見かけは変わらず。よく見ると、しゃもじでチョットだけ、すくったあとがある。
沖縄そばの大は、ご飯の大盛りのように、器から「そばがはみ出ている」おそばの大盛りだった。
紅しょうがも、大盛りだった。果たして「紅しょうがが足りない」と言う客などいるのだろうか。
これはいったいどういうことか、質問に答えるように、6年前の新聞記事が貼ってあった。
店を始めて32年になる。
それ以前は同じ場所で17年間、兄の洋服店を手伝っていたが、奥様の和子さんから名前をとって和(かず)に。
「洋服店」ではなく「食事の店」だと伝える意味があったのだろう。
これで二つの謎が解けた。
「愛を込め大盛り提供」と見出しにあるが、記事を読むと女将の和子さんは「手でつかんで目分量でやるとああなるわけよ。多い方がみんな喜ぶでしょ。」
お客さんに喜んでもらうことを目標にしている。(収益よりも)
これが大盛りの答えだった。
新しいお客さんが、下げ膳の済んでいないテーブルに着席した。女将さんは下げ膳と消毒をしながら、「すみませんね、うちの主人がのろいもので。」
4つ年上の75歳のご主人は、絶え間なく厨房でシャカシャカフライパンと奮闘中であり、時々出てきて配膳下げ膳をするが、アイコンタクトしているのか、それともこれは女将さんのジョークなのだろうか。
夫婦が仲良く、お客様を和ませながら切り盛りしている。宮川大輔花子師匠なのだ。
スープ
美味しいです。紅しょうがを加えつつ味を変え飲み干しました。
肉
三枚肉が分厚い。はみ出ている。
もう少し煮込んだ方が好みである。
麺
もやしの大盛りは食べたが、麺の大盛りは初めてである。名護の三角屋製麺所ですね。どんどんいけます。
付け合せもあります。
完食です。紅しょうがの完食は無理です。
隣の年配の夫婦は、パックをもらって食べきれなかったおかずを詰めて帰って行きました。どことなく敗北感が漂う。
高齢なのでお店いつまで続けられるか心配なこともありますが、笑顔で夫婦元気よく食事の店を続けて欲しいなあと思ったのでした。
感謝です。
参考 三角屋製麺所
HPなどによると、「食事の店 和」「二見そば」「八重そば」「八重善」「宮里そば」、今帰仁「いち藤」が三角屋製麺所の取引先とあった。
商品の「名護ひらそば」は、沖縄版きしめんです、とある。
「名護そば」は、細、中、太の三種混合の珍しい麺、とある。地元スーパーで売ってます。
いい感じの雰囲気のお店ですね。
ご高齢とのことですが、頑張ってほしいです。麺は同じ所のものでもスープでだいぶイメージ違いそうですね?