あまりのショックに、記事にするかどうか、思案していたけれど。
沖縄生活の事実ではあるので、記録しておきます。
毎朝、コーヒーメーカーで約4杯のコーヒーを淹れ、携帯用ポットに入れ仕事場に持参している。
その日も同じように、サーバー(出来上がったコーヒーをためておく容器)から携帯用ポットに入れ、残りを朝食用のコーヒーカップに注いでいる時に、事件は起きた。
サーバーからコーヒーを注いでいると、何かドジョウみたいなものが、愛用のコーヒーカップの中に、ドボンと入った。
ありえない…。
目には自信がないけど、確かに見た。
よく見ると、カラダの一部が浮いている。
不思議だ。
サーバーからコーヒーを注ぐとき、上に乗っかっているドリッパー(コーヒー粉をフィルターで濾す容器)を少し持ち上げるだけなので、この隙間から何かが入ることはありえない。
コーヒー用の水は、サーバーにある目盛で水量を確認しているので、最初からサーバーの中にいたのではない。
でも、サーバーの中にいたから、コーヒーカップに注がれた。
密室殺人…。
ヤモリ君、哀れ…。
尻尾の曲がりぐあいからすると、お風呂場にいたヤモリ君かな。
コーヒーの熱湯で、ショックで動かないだけなのか、死んでしまったのか。
毎朝、私がコーヒーを作っているのを、どこかで見ていたのだろうか。
そして、私に、近づこうと、したのだろうか。
何か、言いたいことがあったのなら、云っておくれ…。
ありえる可能性は、ただ一つ。
食器の水切りラックに置いてあったドリッパーの裏側に、なぜかヤモリ君が潜んでいた。
水を入れ、サーバーのふたをするように、ドリッパーを置き、フィルターを乗せ、コーヒー粉を計量して加えているときも、まだ、隠れていた。
スイッチを入れると、水が沸騰し、ドリッパーの中で熱いコーヒーが抽出される。
この時、熱さのあまり、しがみついていられなくなったヤモリ君は、サーバーの中に逃げる。
しかし、サーバーの中には出口はなく、上から次々と熱いコーヒーが落ちてくる。
コーヒーメーカーは大きな音を立てるので、たとえヤモリ君が悲鳴を上げたとしても、聞こえなかっただろう。
これが、いつも一緒に暮らしていたヤモリ君の最後だと思うと、哀れで仕方がない。
夜に、帰宅しても、そのままの姿だったので、静かに葬りました。合掌。
ご推察のとおりの死因であれば、切ない
ですね。大切な友を失くされてショック
のほどはいかばかりかと・・・・。
気落ちなさらずというのもムリだと思いま
すので、早く立ち直れるといいのですが。
あっ、それから私、クルマで尾行するような
職業ではありませんよ、念のため。
あの日以来、ヤモリ君を見かけることはありませんが、寿命だったのかもしれません。
よく点検して 前向きに生きていきます。