来年の春に肉眼光度になると期待されているポンス・ブルックス彗星が7月20日頃に謎のアウトバーストを起こし、
ネコの頭みたいになった姿を7月に捉えましたが、その後どうなったか気になり、先週火曜日に再撮影してみました。
【ポンス・ブルックス彗星(12P)9/12】
キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO3200,STARRY NIGHTフィルター,
総露出時間32分(2分×16コマ,加算メトカーフコンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,等倍トリミング,静岡県東伊豆町にて
ほぼ中央の明るめの星のすぐ上に輪郭のボケた点状のイメージで写っているのが当該彗星です。
どうやらすっかり落ち着いてしまったらしく、バーストによる大きな広がりは認められなくなってました。
光度はバースト直後に11等台まで上昇したものの、現在は13等台に低下した模様です。
まだ火星より遠いところにいるので、これが本来の姿・明るさなんでしょう。
楽観的な予想では、年末年始の頃から小型双眼鏡で見えるようになり、来年の3月半ばには肉眼で存在が分かる
明るさに達するかもしれません。4月下旬には3等台後半の最大光度を記録する可能性がありますが、
見掛け上、太陽の近くに位置するため、観測は難しくなるとみられます。
71年周期の彗星ということで、個人的には最初で最後の観測機会となりますから、しっかり迎撃したいと考えてます。
先月から追っていた西村彗星も、おそらく二度と会えない天体になるでしょう😢
(間断なく)100回生まれ変われたとしても再会できないのがあったりしますから、
そういう彗星との出会いは本当に一期一会ですね☄