三谷幸喜×中井貴一×鈴木京香『short cut』というwowowのテレビドラマが、日本民間放送連盟賞を受賞した。
素晴らしい!
三谷幸喜が変態的に追求してきた舞台的時間と映画的時間のせめぎ合いが、一つの達成を果たした作品だと思います。
『HR』『ラヂオの時間』など、TVや映画でも、芝居の中のようにリアルタイムで進行するような「劇」の描写にこだわってきた。
しかし、舞台の劇場TV中継が異常な「眠さ」をもたらすように、舞台の中に流れている時間と、映像の中で流れる時間は違う。
鈴木京香や小泉今日子が舞台でみせるヒドさと、映像作品における輝きの落差、の中にもそれは見て取れる。
鈴木京香が野田芝居に出たときの存在感のなさ、小泉今日子が小林聡美と共演したときの小林聡美の凄さ、そういうのを見ただけでも映像作品と舞台は全く違った生き物だと分かる。
最近みた高倉健のインタビューで、彼が映像の一回性を言っていた。
『short cut』で提示されている「時間」の問題と響き合っているかもしれない。
たぶん三谷幸喜はそういうことを全部分かっていて、なお「時間性」の越境を試みる。
もちろん、一本うどん(一食分全く切れ目のないうどん)として作られたドラマだから凄いってだけの話じゃなくてね。
、『short cut』、ぜひお薦めです。ちょっと大きめのレンタル屋さんにはあるんじゃないかな。
よろしかったらメディア日記もご覧下さい。
三谷幸喜『shor tcut』を観た。2012.06.21 Thursday 00:22
http://blog.foxydog.pepper.jp/?search=%BB%B0%C3%AB%B9%AC%B4%EE
素晴らしい!
三谷幸喜が変態的に追求してきた舞台的時間と映画的時間のせめぎ合いが、一つの達成を果たした作品だと思います。
『HR』『ラヂオの時間』など、TVや映画でも、芝居の中のようにリアルタイムで進行するような「劇」の描写にこだわってきた。
しかし、舞台の劇場TV中継が異常な「眠さ」をもたらすように、舞台の中に流れている時間と、映像の中で流れる時間は違う。
鈴木京香や小泉今日子が舞台でみせるヒドさと、映像作品における輝きの落差、の中にもそれは見て取れる。
鈴木京香が野田芝居に出たときの存在感のなさ、小泉今日子が小林聡美と共演したときの小林聡美の凄さ、そういうのを見ただけでも映像作品と舞台は全く違った生き物だと分かる。
最近みた高倉健のインタビューで、彼が映像の一回性を言っていた。
『short cut』で提示されている「時間」の問題と響き合っているかもしれない。
たぶん三谷幸喜はそういうことを全部分かっていて、なお「時間性」の越境を試みる。
もちろん、一本うどん(一食分全く切れ目のないうどん)として作られたドラマだから凄いってだけの話じゃなくてね。
、『short cut』、ぜひお薦めです。ちょっと大きめのレンタル屋さんにはあるんじゃないかな。
よろしかったらメディア日記もご覧下さい。
三谷幸喜『shor tcut』を観た。2012.06.21 Thursday 00:22
http://blog.foxydog.pepper.jp/?search=%BB%B0%C3%AB%B9%AC%B4%EE