皆さん、こんにちは。毎年、年度末には道路が混雑して時間に余裕をみないといけませんが、今年も工事は多いものの走っている車の数が少ないように感じます。
それだけでも経済活動の停滞を感じます。
学校がお休みになり、一生に一度の学校行事が中止になったり変則的に行われたり…。
私が非常勤を務める専門学校でも卒業をお祝いする会が中止となりました。コロナウィルスが人間社会に与える影響の大きさを日々実感しています。
免疫を上げましょう、予防しましょうというお話しは様々に語られていますのでその内容はそちらにお任せして、気持ちが沈んだりなんとなく体がだるくなったりやる気が起こらないなど「なんとなく」感じる不調について中医学的に今できることをお話ししようと思います。
経済活動の停滞、社会活動の停滞、学校がお休みになる、何かが取りやめになる、これらはすべて「止まる」「滞る」という言葉が使われています。
私たちは毎日何かを動かして生活していますが、その動きが制限されて停滞すると私たちの体の中の「気」の動きも停滞します。
社会全体の「気」が停滞して、明るいニュースが少なくなってくると笑顔が減ったり活動そのものが止まってしまったりしますね。
それだけでも「気がふさいだり」「気がめいったり」します。
中医学では春はもともと気の停滞を感じやすい時期で、それがストレスとして体や心に影響を与える季節とされています。
その時期に今回のことが重なり、そんな時には気を動かすことが大切です。
気を動かす方法その1
お天気のよい時には外に出てお散歩するなど体を動かす。
じっとしているとそれだけで気の動きは減少してしまいます。
お天気のよい日には、少し外に出て体を動かすことを心がけるとよいと思います。
この時気持ちがよいと感じれば「あぁ、気持ちがよい」などと言葉にしてみるとより感情が動いて気の動きによい影響を与えます。
気を動かす方法その2
きれいなものを見たり、よい香りをかぐ。
この時も「きれいだなぁ」「よい香り」など感じたことを言葉にすると更によいですね。
中医学では、よい香りは気の巡りをよくするとされていて、柑橘系のものを食べたりジャスミン茶のような香りのよいお茶を飲むことも気を巡らせる方法のひとつです。
お気に入りのハーブティーやアロマを使用するのもよいですね。
私は好きなアロマオイルをティッシュやハンカチなどに一滴たらして外出します。
気を動かす方法その3
ゆったりとした服装を心がける。
あまりピッタリした服装だと体を閉じ込めてしまいます。
ただでさえ外出が減り「閉じ込め感」が出ていますので、服装はゆったりしたものを選ぶとよいですね。
この他、明るい話題に花を咲かせたりお料理をするなど頭を使うことも気を巡らせるのに役立ちます。
社会全体、世界中の気が停滞している今、個人の気まで停滞してしまわないように気の巡りを大切に過ごしましょう!
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