浪漫飛行への誘(いざな)い

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世界陸上ドーハ大会始まる

2019年09月30日 08時09分55秒 | スポーツ

 

2年に一度の世界陸上がカタールのドーハで始まった。中東初というがあんな暑い国でやって大丈夫?というのが正直な思いである。ドーハには行ったことはないが、ドバイでとんでもない暑さを経験したことがあるので、選手が可哀そうという印象が強い。現役時代に、5回ほど世界陸上の観戦経験があるので、興味が沸いてくる。


30日深夜に行われた50㎞競歩で、日本の鈴木雄介選手が世界陸上として、5人目、競歩としては、もちろん初めての金メダルを獲得するという吉報が入ってきた。猛暑サウナ状態での真夜中レ-スであることを考えると完歩するだけでもすごいのに、強豪をおさえ、見事優勝したことはまさに快挙であり、来年のオリンピックが楽しみになってきた。


仕事柄、競歩のレースも生で何回も見たことがあるが、競歩というのは厳然としたルールに基づいて行われている。「ロス・オブ・コンタクト」と「ベント・ニー」という二つの反則があり、違反するとイェローカードを発行され、3回違反と判定された場合は、失格となる。今回は、3回違反するとペナルティゾーンでの5分間のペナルティが課せられ、4回目の違反で初めて失格となるルールが適用されていた。ロス・オブ・コンタクトというのは、歩く際、どちらかの足が地面に着いていなければならないというルールである。どちらかの足が地面に着いていない場合は、走っていると見做され、違反の警告を受ける。ベント・ニーというのは、膝は曲がっているという意味で、足が地面に着いて垂直になるまでの間は膝が曲がっていてはいけないというものである。ベント・ニーと見做された場合も、違反の警告を受ける。公式審判員が適宜競技者の歩型を厳しくチェックしているのである。鈴木選手は、50㎞歩いても1回も警告を受けていないので、いかに歩き方が素晴らしいということの証である。


 昔、テレビで、「トリビアの泉」という番組があったが、そこに競歩のことを応募したことがある。残念ながら採用されなかったが、応募した内容は、「競歩は、走ったら失格、歩いても失格」、ちなみに、砲丸投は、投げたら失格」というものであった。走ったらもちろん失格になるが、普通に歩くと膝が曲がってしまうので、失格となる。ちなみに、砲丸投は、英語では、ショットプット(shot put)というように、野球のボールを投げるように投げ(throw)たら失格で、肘を伸ばしてボールを置く(put)ように押し出さなければならないのである。


時差の関係で真夜中の放送が多いので、生で見るチャンスは少ないが、来年にオリンピックを控え、日本人選手の活躍を期待したいところである。陸上の場合は、世界のレベルと大きな隔たりがある種目が多いが、4x100mリレーや20㎞競歩にはメダルを期待したい。ドーハという暑さと湿気の最悪のコンディションの中で競技する選手には同情するが、来年の東京オリンピックも似たような状況もありうるので、暑さ対策には万全の体制を取ってほしいものである。


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