今回の北京五輪もロシアは、組織的ドーピング問題から、国として参加は認められず、ロシア・オリンピック委員会(ROC)としての参加が認められている。潔白を証明した選手のみが個人資格で参加しているが、国旗、国歌の使用が禁止されるなど、さまざまな制限がされている。
それにしても変なのは、ロシアという国が参加を認められていないのに、どうして国家元首のプーチン首相が来賓として五輪に参加していることである。中国としては、外交的ボイコット広がっている中、ロシアには来てもらいたいのかも知れないが、ちぐはぐもいいところである。IOCは、参加が認められていない国の元首の参加など断固拒否すべきであるが、何をやっているのであろうか?弱腰もいいところである。北京五輪が習近平政権維持のためのいかにきな臭い祭典であるかを証明しているようなものである。
また、ここにきて、フィギュアスケート団体競技で、ロシアのワリエワ選手にドーピング疑惑が持ち上がっている。表彰式の延期を案内しているだけで、事実関係は不明であるが、万一、ドーピングが原因であったら、参加資格審査の事前のチェックは一体何であったのだろうか?どうも怪しい気配がある。
また、今回の五輪では、スキージャンプ混合団体競技で、高梨沙羅選手がスーツ規定違反で失格となる事件が発生したが、これもフィンランド人の男性コントローラーがと突如測定に関わったらしく、大混乱を招く結果となった。同じスーツで女子の種目では違反と判定されていないのだから、やり方に問題がありそうである。事後検査は女子だけ適用というのも性差別もいいとこで何かおかしなルールである。事後ということは、いいジャンプをした選手の狙い撃ちが可能となるので、ルールの再検討が必要である。過去にも、日本のスキー選手をおとしめるために、身長とスキーの長さのルールを強引に導入した国際スキー連盟のことだから、狙い撃ちもありうる話である。競技を台無しにするので、せめて事後チェックで失格者を出すような現行ルールは改正してほしいものである。
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