昨年12月、NTTはドコモを完全子会社化したが、その経緯には極めて疑問が残る。当日まで官僚も知らなかったという話もある。先日の国会で、森ゆうこさんの質問に対し、武田総務相も菅首相もとぼけた虚偽答弁を繰り返し馬脚を現したようである。NTTと菅政権は間違いなくグルとなって、子会社化を実現させたものと思われる。銀行による4兆3000億円の融資が即実現するなんて普通はあり得ない。銀行の対応も問題が多い。こんな背景を考えるとNTT澤田社長が菅首相や武田総務相を接待・談合していたことは間違いないし、看過し得ない大きな問題である。
3/30の一月万冊でジャーナリストの佐藤章氏が核心をついた分析を行っている。菅首相が携帯料金の値下げを公言する前に、水面下で携帯料金の値下げとNTTによるドコモ完全子会社化がセットで談合されていた疑いが強いという。菅政権としては、完全子会社化を承認する代わりに料金の値下げの言質を得た上で、値下げの公言をしたものと思われる。
携帯他社はこの完全子会社化は公正競争を阻害するとして意見書を提出しているが、公正取引委員会は容認する考えを示しているというからどうしようもない。談合は菅首相ならやりそうな裏技であり、野党やマスコミの追及次第では退陣に追い込まれる可能性もあると思うが、こんなトップを持った日本は悲劇の道を歩むことになりそうである。こんな独裁政権は早期に終わってほしい。
一月万冊(3/30): https://youtu.be/HbyEGPJMisc
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます