6月10日、市民公開講座として、「心臓・不整脈セミナー」が開催され、出席してきた。新聞の折込チラシで知り、参加無料で先着60名であったが、ほぼ満席であった。プログラムは「心房細動についてご存知ですか?~くすりとカテーテルアブレーション~」とあり、」まさに詳しく知りたい内容であったので、即申し込んだ。講師は、心臓血管研究所付属病院の循環器内科医長の八木直治という先生であった。
今年、大崎にあるハートセンターの病院で、不整脈・心房細動を起こしていると診断され、不整脈の薬と血液をさらさらにする薬を処方され今に至っているので、まさに自分のために開かれたようなセミナーであった。講座内容は、
・心房細動とは
・心房細動によって起きる問題
・心房細動の治療方法
・カテーテルアブレーション治療
といった項目について、詳細に解説してくれた。講座資料がなかったため、聴きながら、メモを取ったが、今まで担当医から説明されていた内容をエンドースするもので、より詳しく学術的な説明を受けたという印象であった。これで、この病気に関しては大分詳しくなった。
メモしたポイントは、
・心房細動とは、心房と呼ばれる心臓内の部屋が小刻みに震えてけいれんし、うまく働かなくなってしまう不整脈の一種。餅つきの掛け合い部分に不具合があるようなもので、餅つき自体は正常なので、突然死のような心配はない。
・心房細動により起きる問題は、動悸、脳梗塞、心不全などがあるが、一番恐れるのは心臓で作られた血栓が脳へ運ばれ、発症する新原性脳梗塞である。
・心拍数の上限は、220マイナス年齢程度でそれを超えるとやばい
・心房細動が起きていても4割位は無症状だが、65歳以上だと6%位の人がかかっているようである
・治療法としては、抗凝固薬の服用(自分はリクシアナ服用)、症状の改善(抗不整脈薬、カテーテル・アブレーション)、コモディティ治療(高血圧,その他周辺治療)
・薬による治療には、①レートコントロールする薬(心拍数をコントロールー自分はペラパミルを動悸時のみ服用)と②リズムコントロール(拍動のリズムを整えて心房細動の再発を抑える薬-自分はビルシカイニドを服用中)がある。
・根治をめざすカテーテルアブレーション治療は3泊4日で、カテーテルを使って、細動を起こしている部分を焼くという治療法で7割程度はほぼ治るという。問題はいつその治療を受けるかだが、年齢と症状と進行度によるが、自分の場合年齢的にも微妙。当面は薬による治療を選択しているが、その効果は年々下がるというので、それも懸念要素である。
今は、薬の服用で様子を見ている状況で、運動もスマートウォッチやオキシメーターで心拍数を常時チェックし、無理に心臓に負担をかけないように心がけながら、今まで通り実施している。薬の効果が薄れていくという話なので、不安もあるが、年も年だけに、症状がひどくならない限り手術は受けず、一生薬と付き合っていこうかとも思っている。
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