1年半ほど前、不整脈の心房細動の診断を受け、薬物治療を続けていたが、担当医師や周りの友人から、早い時期のカテーテル・アブレーション手術を薦められ、ついに5日から3泊4日で入院し、手術を受けた。入退院もすべて一人でやったので、まさに3泊4日の一人旅に出かけた感じである。手術日は、揃目で、令和6年6月6日となり、8日に無事退院した。手術自体は3時間弱で全身麻酔なので、痛みを感じることなく、心配していたより順調であった。アブレーション手術は、薬による治療に加え、昨今心房細動の治療法としてポピュラーになってきている。高齢化社会になって患者も増えているようで、周りにも経験者が結構いる。自分の場合、3泊4日だったが、別の病院で受けた友人の場合は、1泊2日であったというから、どれが標準なのか疑問がある。施術の方法が違うのであろうか?10数年ぶりの入院であったが、食事は量も少なく美味しくなかったので、毎日の食事がいかに恵まれていたかを再認識してあらためて感謝する次第である。
この手術は、股の付け根から血管にカテーテルを入れて心臓まで持って行き心房細動を引き起こしている原因部位を高周波で焼き切り、活動を停止させるという治療法である。効果があると言われてもその治療法を聞くだけでも怖くなるので、二の足を踏み、手術に踏み切るには勇気がいる。心房細動は、加齢と高血圧が原因とされ、薬では頻脈や動悸等の症状をある程度抑えられても、治すことはできないが、カテーテル治療では、80%位は完治することが期待されるという。手術後、2週間位は運動を控え、暫くの間は引き続き薬の服用も必要で、心拍数が上がったり、動悸が出るようなことがなくなり、症状が安定するようになれば、やっと薬から卒業することができるようである。人によるので、何とも言えないが、早く薬から解放される日をが来ることを願っている。
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