中学時代から何十年と英語を勉強してきたが、いまだに英語マスターとは程遠い状況にある。個人的に過去を振り返ると学習方法に問題あったと反省させられる。最大の問題は、リスニング能力の欠如である。今こそ学校ではリスニングにも力を入れた授業がなされていると思われるが、我々の中高時代は、リーディングが中心であった。
初期段階でのつまづきがいまだに後を引いており、現役時代に通訳まがいの仕事にも従事したが、リスニングには苦労した苦い思い出ばかりである。ネイティブは早く喋るし、ノンネイティブは訛りのある発音で、聴きとりにくい。定年後、3ヶ月だけだが、カナダのビクトリア大学で語学留学した時も、シットコム(テレビドラマのコメディ)の授業が一番苦労した。肝心な部分がよく聴きとれないので、笑えないのである。
また、授業の一つに、音楽の歌詞を聴きとるという課目があり、生徒が自分の好きな音楽を取り上げ、各自がリスニング問題を作るというものであった。クラスメートは、10~20代の女性がほとんどであったので、知らない曲ばかりで、リスニングも大変であった。自分は、「サウンド・オブ・ミュージック」から「Sixteen Going on Seventeen」を取り上げ、歌詞の穴埋め問題を作成した。この曲は大好きな曲で、何回も聴いているので、ほとんどすべて聴きとれる。歌詞が素敵なので、英語の勉強にも合っていると思い、取り上げたが、意外と他の生徒にとっては難しいと映ったようである。サウンド・オブ・ミュージックの楽曲は、素晴らしいものが多いが、どの曲も歌詞がわかりやすく英語の勉強に最適である。
最近、中高時代によく聴いていたオールディーズというジャンルの曲を集めたユーチューブを作成したが、リスニングの勉強と思い、歌詞カードを付けた。文字で見ると不思議とよくわかるが、ただ耳で聴いているだけでは、よく聴きとれないのはあまり変わらない。当時の歌は、歌詞もわかりやすく、発音も綺麗なので、勉強には打ってつけである。
音楽による語学学習と言えば、テレサ・テンの歌による中国語学習のサイトもいろいろある。彼女の歌声・発音は大変綺麗なので、中国語の勉強にはピタリのようである。自分自身、中国語はできないが、中国語の歌を聴くのは大好きである。歌詞が表示されていれば、その漢字がどう発音されているかよくわかる。昔から英語もこのような学習をしていたら、もっと上達したであろうと後悔している今日この頃である。
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Sixteen Going on Seventeen: https://youtu.be/hwK_WOXjfc0
懐かしのオールディーズ(20選)女性歌手: https://youtu.be/LMDKngo3Hf8
時の流れに身をまかせ(テレサ・テン): https://youtu.be/W-pI-rNIZaQ
〜中国語学習~ https://youtu.be/34dmXUtAyjQ
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