今日は、堺市のA氏宅にてオーディオオフ会が開催されました。そこで、当方は昨日出来立てホヤホヤの6L6オールメタル管シングルアンプの試聴を行いました。
ところで、A氏宅では、最近リフォームしたようで・・・
2階の踊り場にウインチが付けられています。
そして、階段にはなんと台車が取り付けられ、重たいアンプを引っ張れるようになっています。
私のアンプはそれほど重くはないのですが、引っ張っていただきました。
200Kgまで引っ張れるそうなので、重い真空管アンプ以外にも自身が載って上下できそうですね。うちの家も足腰が弱くなったらやってみよう。
ということで、早速試聴に入ります。今日のアンプは、拙作の6L6シングルの他にR120シングルと、A氏の試作アンプになります。
皆さんに聞いていただいた結果は、上々でした。6L6なのになかなか良いと。そしてR120と比較しました。
そりゃR120に軍配が上がりますが、もうこれは好き嫌いのレベルです。個人的な音の印象は、6L6は中域の音色が少しドライで温かみが少ない印象。しかし、音の抜けでいえばそれなりに良いといった感じ。そんなこともあろうかと、中域に厚みがあり暖かい音がするEL34も持参していました。
EL34は松下のものですが、知る人ぞ知る茶色の袴のものです。音はやはり、中域に厚みが出て温かみのある音、かつ、透明感があります。これでR120と比較しましたが、もう完全に好みの問題。優劣つけがたいといったところか(と自画自賛^^;)。他のメンバーの方にもお褒めの言葉をいただきました。
ところで、本アンプ作成時に記載しましたが、外被のメタル部分はソケットの1番ピンになっていますので、これをグランウンド(シャーシ)に接続していました。この場合、6CA7(EL34)の差し替えは控えた方がよいでしょう。理由は、6CA7は1番ピンがG3になっているためです。6CA7に差し替えた場合、自己バイアスなら6CA7のG3電位はカソードよりも低くなります。そこで本アンプでは、6L6の1番ピンは8番ピンに接続を変更しています。外被がカソード電位(20V以下)となるのは何ら問題ないためです。
次に登場したのはA氏の試作アンプです。球はまだ内緒ですが、この形で分かる人はわかるでしょうし、写真内の資料にも出ています。
片chのみしかないにもかかわらず、その音の深みが何とも言えず、しばらくはこれで皆で聞き入っていました。本番アンプになるのが楽しみです。
とうことで、ステンレスシャーシの6L6アンプは音質チェックは問題なしの状況となりました。あとは完成に向けて細かい部分の製作になります。ではまた次回!
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