8月6日は広島で「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」が営まれる。
今年の式典には、過去最多だった昨年の74カ国を下回る66カ国の代表が出席。
昨年参列した国連の潘基文事務総長と米国のルース駐日大使は欠席し、それぞれ代理の出席者が参列する。
「脱原発」を表明した菅直人首相も参列する。
平和を祈り呼びかけるこの式典にどんなメッセージを発するのか。
原爆を開発し、自ら投下し、撮影したハロルド・アグニュー博士が来日し、投下目標とされた場所に立ち、被爆した日本人と対談した映像。
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<原爆投下は必要だったと思うか、という問いに対して>
原爆投下60周年に当たる2005年に、共同通信社とAP通信社が合同で行なった世論調査によれば、日本では、投下は「必要なかった」が75パーセントだったのに対して、アメリカでは、「戦争の早期終結のためにはやむをえなかった」という、原爆投下を容認する意見のほうが、依然として68パーセントという高率になっている。
この数字は、両国民の態度は、長い年月が経ち、世代が交代しているにもかかわらず、終戦直後とほとんど変わっていないという。
そして、アメリカでは「真珠湾を忘れるな」という言葉は今も生きているとも伝えられる。
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原爆ドームの世界遺産登録審議は、1996年12月にメキシコのメリダ市で開催された世界遺産委員会会合において行われた。
このとき、アメリカ合衆国は原爆ドームの登録に強く反対し、調査報告書から「世界で初めて使用された核兵器」との文言を削除させた。
また、中華人民共和国は、「日本は戦争への反省が足りない」として審議を棄権している。
原爆死没者慰霊碑の石室前面には、「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」と刻まれている。
この文章には主語が無く、過ちは誰が犯したのかという議論がなされることがある。
この文章は、自身も被爆者である雑賀忠義広島大学教授(当時)が撰文・揮毫したものであり、氏は「広島市民であると共に世界市民であるわれわれが、過ちを繰返さないと誓う。これは全人類の過去、現在、未来に通ずる広島市民の感情であり良心の叫びである」と言ったという。
8月6日、9日は様々なことを考えさせられる日である。
特に今年はそうなのかも知れない。
今年の式典には、過去最多だった昨年の74カ国を下回る66カ国の代表が出席。
昨年参列した国連の潘基文事務総長と米国のルース駐日大使は欠席し、それぞれ代理の出席者が参列する。
「脱原発」を表明した菅直人首相も参列する。
平和を祈り呼びかけるこの式典にどんなメッセージを発するのか。
原爆を開発し、自ら投下し、撮影したハロルド・アグニュー博士が来日し、投下目標とされた場所に立ち、被爆した日本人と対談した映像。
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<原爆投下は必要だったと思うか、という問いに対して>
原爆投下60周年に当たる2005年に、共同通信社とAP通信社が合同で行なった世論調査によれば、日本では、投下は「必要なかった」が75パーセントだったのに対して、アメリカでは、「戦争の早期終結のためにはやむをえなかった」という、原爆投下を容認する意見のほうが、依然として68パーセントという高率になっている。
この数字は、両国民の態度は、長い年月が経ち、世代が交代しているにもかかわらず、終戦直後とほとんど変わっていないという。
そして、アメリカでは「真珠湾を忘れるな」という言葉は今も生きているとも伝えられる。
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原爆ドームの世界遺産登録審議は、1996年12月にメキシコのメリダ市で開催された世界遺産委員会会合において行われた。
このとき、アメリカ合衆国は原爆ドームの登録に強く反対し、調査報告書から「世界で初めて使用された核兵器」との文言を削除させた。
また、中華人民共和国は、「日本は戦争への反省が足りない」として審議を棄権している。
原爆死没者慰霊碑の石室前面には、「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」と刻まれている。
この文章には主語が無く、過ちは誰が犯したのかという議論がなされることがある。
この文章は、自身も被爆者である雑賀忠義広島大学教授(当時)が撰文・揮毫したものであり、氏は「広島市民であると共に世界市民であるわれわれが、過ちを繰返さないと誓う。これは全人類の過去、現在、未来に通ずる広島市民の感情であり良心の叫びである」と言ったという。
8月6日、9日は様々なことを考えさせられる日である。
特に今年はそうなのかも知れない。