いまごろ? と言われそうですが、二階の寝室にカレンダーをかけました。
ご近所さんからの頂きものです。
もう本屋さんなどには置いてませんねえ。
金子みすゞの詩集になっていて、一月はこれ。
拡大版
<こだまでしょうか>
金子みすゞは大正末期から昭和初期にかけて、26歳の若さで自ら命を絶ってこの世を去るまでに512編もの詩を綴ったと言われています。
昨年の大震災後にACのTV-CMでこの詩が一躍有名になりました。
あのころは、毎日何度も繰り返し流されて、かなり食傷気味になりましたが、いま改めてこの詩を読むとすんなり心に沁みて来るように思います。
やっぱり良いものは良いのです。
しかし、毎日何度もとなると話は別です。
あれでこの詩が嫌いになってしまった人が少なくないと聞きますから、これはもうTV-CMの罪と言わざるを得ません。
原文は、勿論旧仮名遣いです。
こだまでせうか
「遊ぼう」つていふと
「遊ぼう」つていふ。
「馬鹿」つていふと
「馬鹿」つていふ。
「もう遊ばない」つていふと
「遊ばない」つていふ。
さうして、あとで
さみしくなつて、
「ごめんね」つていふと
「ごめんね」つていふ。
こだまでせうか、
いいえ、誰でも。
CMもこのカレンダーも新仮名遣いですがこの旧仮名遣いと比べて、どちらがより心で感じることができるでしょうか。
どっちがどうという事は無いんですが、とにかく両方じっくりと味わってみてみませんか。
↓金子みすゞの詩のサイト
KANEKO MISUZU POEM
ご近所さんからの頂きものです。
もう本屋さんなどには置いてませんねえ。
金子みすゞの詩集になっていて、一月はこれ。
拡大版
<こだまでしょうか>
金子みすゞは大正末期から昭和初期にかけて、26歳の若さで自ら命を絶ってこの世を去るまでに512編もの詩を綴ったと言われています。
昨年の大震災後にACのTV-CMでこの詩が一躍有名になりました。
あのころは、毎日何度も繰り返し流されて、かなり食傷気味になりましたが、いま改めてこの詩を読むとすんなり心に沁みて来るように思います。
やっぱり良いものは良いのです。
しかし、毎日何度もとなると話は別です。
あれでこの詩が嫌いになってしまった人が少なくないと聞きますから、これはもうTV-CMの罪と言わざるを得ません。
原文は、勿論旧仮名遣いです。
こだまでせうか
「遊ぼう」つていふと
「遊ぼう」つていふ。
「馬鹿」つていふと
「馬鹿」つていふ。
「もう遊ばない」つていふと
「遊ばない」つていふ。
さうして、あとで
さみしくなつて、
「ごめんね」つていふと
「ごめんね」つていふ。
こだまでせうか、
いいえ、誰でも。
CMもこのカレンダーも新仮名遣いですがこの旧仮名遣いと比べて、どちらがより心で感じることができるでしょうか。
どっちがどうという事は無いんですが、とにかく両方じっくりと味わってみてみませんか。
↓金子みすゞの詩のサイト
KANEKO MISUZU POEM
金子みすゞの詩を読んでいると、
飾った言葉を並べ立てた詩が薄っぺらいものに見えてしまいそうですね。
彼女が亡くなったあと50年も埋もれていたのが不思議なくらいです。
殆ど飾り気のない言葉ばかりなのに、
絵本のような情景がはっきりと浮かんできます。
金子みすゞの詩が多くの人たちに知られるようになったのはあのCMのお蔭というべきなのでしょうか。
分かりやすい言葉で書かれていますので、
読まれ続けるのでしょうね。
私も大好きです。
すぐにでも出来そうな
そこらへんにある簡単な言葉で
でも、絶対に真似ができないですね。
いろいろと胸の中に滲みた詩がいくつかあります。
広告機構のCMで一時は食傷気味でしたが
今、こうして読むと、また良いですね。