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人類の祖先が誕生したのは、およそ500万年前にアフリカで生まれたとされています。
ほぼ猿に近い猿人から原人と進化し、現代のわれわれに近いクロマニョン人が生まれたのが4万年前だと言われています。
つまり人間は4万年の間に、文明を築き上げ発展させてきたと言う訳です。
しかし、そんな4万年だの500万年だのと比べ物にならない長期にわたり栄えていた生物、それが「恐竜」です。
恐竜の祖先が誕生してから、絶滅するまで、なんとその期間は1億6000万年!
恐竜ってスゴイ!
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そんな恐竜達をお手軽、かつリアルに組み立てられるバンダイのプラモデルシリーズ「プラノサウルス」、待望の新商品です。
今回は海中の頂点捕食者「モササウルス」がリリースされました。
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プラノサウルスとしての4弾目ですが、基本フォーマットは今までと変わっていません。
ランナー1枚で作成できる骨格と、外皮パーツ、他の製品と同型のスタンド、博物館パンフレット風の説明書など。
シリーズが進むと、いろいろな理由で商品フォーマットが変えられてしまう事(特にB社は!)が多いので、できればこのまま構成を大きく変えずにシリーズを続けて欲しいですね。
恐竜という「統一スケール」で展開するのが難しい題材ですから、せめて商品仕様は統一して欲しいです。
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今回も、出来は「さすが!」と言いたくなる製品です。
ディティールの細かさは今までと同じでとても良く出来ています。
写真のようなヒレや肋骨部分は、骨と骨の間が板状に埋められています。
強度面を考えると「抜き」に出来ないのは分かりますが、リアルさを優先するならここは穴を開けて切り飛ばして・・・とついつい考えますが、後で外装パーツを嵌める際の大切なジョイント部分だったりします。
安易にリアルさを求めて切欠いてしまうと、あとで外装が取り付けられなくなる可能性があるので注意が必要です。
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モササウルスは完全水棲なので、魚鱗のような細かいウロコに覆われていたと考えられています。
なので、外装パーツにもビッシリと鱗ディティールが掘られています。
その一方で、盛り上がっている血管や皮膚のたるみなど、しっかりと生物感あふれる造形になっています。
ってか、昔の恐竜再現って、こういう鱗のヤツも多かったよね?
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モササウルスは恐竜というより、現在の爬虫類、ワニやヘビなどに近い種類とされていますが、その骨格でも、ティラノサウルスやトリケラトプスとの違いを感じる事が出来ます。
こういう、立体で実感できるというのもプラノサウルスの良さですね!
ずらっと並んだ凶悪な歯と、口の奥側にも1列の鋭い歯があります。
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下顎パーツを付けてみると、その鋭い歯がぴったりと嚙み合います。
また、目の部分が◎みたいになってて、ふざけてるみたいに見えますが、この目を守る骨もモササウルスの特徴となっています。
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とは言え、すべてがプラモデルで完全に再現されている訳では無いです。
たとえば、この肋骨と胸骨の部分。
本来なら下側の胸骨パーツにディティールされているあばら骨は、上の胴体側パーツから分割されること無く繋がっているはずですが、ここはパーツ分割の都合で分かれています。
パテ埋めしてディティールを彫り直せば再現可能ですが・・・
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ランナーとパーツの接続がタッチゲートなので、手でバキバキちぎって組み立てれば、10分くらいで骨格モデルが完成します。
全体的にクジラのようなシルエットですが、四肢があったり色がった尻尾先端だったり、と大型哺乳類とは違った骨格を楽しめます。
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四肢のヒレの付け根はボールジョイントで可動します。
全体を貫く長い背骨は、要所要所でジョイントで接続されていますが、横方向にはあまり動きません。
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骨格モデルに外装パーツを取り付けていきます。
自分がプラノサウルスで最も好きなハーフカットモデルにする事が出来ますが・・・
モササウルスは、外装の色分けもあり、背中側は左右パーツ分割ですが、腹部は分割無しの1枚パーツになっています。
そのため、完全なハーフカットという訳には行きません。
外装の分割はティラノサウルスに似ているかも。
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ちなみに、肋骨以降の部分を見てみると、背骨と外装パーツの間が大きく空間が出来ます。
ここに胃腸類などの主要臓器が収められていたんでしょうね。
魚類などの内臓の収まり方とも違うのがこれで分かりますね。
ちなみに、骨格モデルの時にはスタンドの支柱が1本で飾れるようになっていますが、組み替えて支柱を2本にし、U字のアームを付ける事で外装パーツ取り付け後に対応できるようになっています。
プラノサウルス共通の土台パーツですが、ようやく無数の穴が役に立つモデルが出ましたね。
トリケラとステゴは土台に乗せるだけでしたからね。
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外装を全部取り付けて、モササウルスの完成です。
モササウルス自体、映画「ジュラシック・ワールド 炎の王国」で有名になった恐竜(じゃないんだけど)ですが、頭部と胴体の比率に様々な説があるようです。
今回のプラノサウルスでは、頭部が全長に対しておよそ1/10程度の割合。
ジュラシック・ワールドでは、もっと頭部が大きく描かれていました。
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外装を取り付けても、口は大きく開閉させることが出来ます。
本来のモササウルスは顎が二重間接になっていたようですが、プラノサウルスでは1軸可動にも関わらず、かなり可動範囲が広いです。
モササウルスは恐竜ではなく水棲爬虫類に分類されるので、蛇類やトカゲ類のように、かなり大きな獲物でも呑み込めていたみたいですね。
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外装パーツを付けると、可動が制限されてしまうのは今までのシリーズと同様ですが、もともとの骨格モデルでもそこまで大きく曲がらないので、外装パーツを取り付けてもあまりストレスを感じる事は無いです。
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個人的に今回のモササウルスで一番のお気に入りポイントが、この前ヒレ。
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ヒレの外装パーツは骨格を上下でサンドイッチするように取り付けるのですが、前ヒレが大きく動かせるように本体側のジョイント周辺は大きく穴がくり抜かれています。
そこの見栄えを良くするカバーパーツが設けられているのですが、これがヒレの動きを妨げないよう固定化されていないのですが、うまく本体側の外装パーツの隙間を使いスライド可動するようになっています。
これあよく考えられているなぁと感動しました。
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今回のモササウルス、大きいというか、とにかく長い!
ティラノサウルスと比べても頭一つ分は体長があるので、胴回りの太さもありかなりボリュームが大きく感じます。
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今までのプラノサウルスと、他の古代生物モデルと一緒に。
プラノサウルスは今後のラインナップでスピノサウルスとアンキロサウルスが公式HPでもリリースが決定しています。
こうなってくると、後は竜脚類や首長竜類の発売が待たれますが、多少高くなっても大型モデルで発売して欲しいですね!!
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