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緊急事態宣言やら、まん延防止等重点措置やらで、まだまだ外出するのも躊躇われる状態が続いております。
事態の深刻さは分かっていても「そろそろどこか出かけたいなぁ」と思うのは人として当然ですね。
動物園や水族館に出かけると、必ずスーベニアショップを覗くという方も多いんじゃないでしょうか?
今回は、そんなスーベニアショップの定番商品、動物フィギュアをレビューしてみたいと思います。
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ドイツの動物フィギュアメーカー、Schleich(シュライヒ)の「ダンクルオステウス」
PVCの精巧な動物フィギュアメーカーと言えば、フランスのPAPO(パポ)やアメリカのSafari(サファリ)なども有名ですが、シュライヒは近年、国内の量販店などでも取り扱いされ、比較的入手しやすいのが特徴です。
各メーカーごとに造形や彩色に特徴があり、比べてみるとなかなか面白いのですが、このブログを見て頂けている方には、各社から出ているドラゴンなどのファンタジー系もお勧めですね。
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フィギュアの台座は余った木材を切った物なので付属はしません。
ダンクルオステウスは3億~4億年前の古生代デボン紀に生息していたと思われる巨大魚。
恐竜のいた時代から更に1億年以上古い時代に、こんな凶悪な面構えの魚がいたんですね。
頭部を覆う強固な装甲版が特徴で、この部分だけが化石で見つかっており、胴体部分は軟骨だったのではないかと言われています。
大きさは8mくらいあったという事ですから、世界最大の海獣ミナミゾウアザラシよりも大きかったんですね。
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フィギュアとしては、さすがのシュライヒ!
細かい造形、抜かりの無い塗装、全体の雰囲気など、申し分の無い出来です。
骨が残っておらず復元不可な胴体から尻尾についても、説得力のある造形になっています。
ダンクルオステウスはその見た目から、割とフィギュア化に恵まれた古代生物なんですが、造形、大きさ、価格などのバランスを考えると、このシュライヒ版はベストチョイスだったと思います。
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ちなみに、見た目からは分かり難いんですが、口はちゃんと開閉します。
一枚目の画像が口を閉じた所ですね。
この手の海外製PVC動物フィギュア、出来は良いけど・・・高価なんですよね。
特に造形も細かく彩色も素晴らしい恐竜系とかはいっぱい集めたくなるんですが、なかなか経済的には厳しいです。
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もうちょっとお財布にも優しい動物フィギュア・・・
となれば、やはり国内メーカー・タカラトミーのアニアシリーズ!
特に人気の「サーベルタイガー(ネアンデルタール人付き)」です。
偶然にもダンクルオステウスとスケールがちょうどいい感じに合いますね。
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アニアは2013年から展開されているブランドで、同じくタカラトミーの人気ブランド「トミカ」のように気軽に集められる動物フィギュアシリーズです。
最近は映画ジュラシックパークシリーズとのコラボ商品を展開しており、恐竜系も豊富にリリースしています。
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その見た目から子供にも人気のスミロドンことサーベルタイガー。
口の開閉ギミックのため、頬の部分のジョイントが目立ちますが、それ以外は造形も彩色も満足できる仕上がりです。
アニアの特徴として、ワンギミック付加されるというのがあるんですが、動物によってはギミック部分が目立つのが欠点と言えば欠点ですね。
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スミロドンは250万年前から1万年前の新生代第四紀更新世に南北アメリカ大陸に住んでいたとされる生物。
映画でもよく登場し、有名所だとレイ・ハリーハウゼンの「シンドバッド虎の目大冒険」にも出てきますね。
何故だか日本では一部サーベルタイガーを恐竜扱いし、恐竜戦隊の一員にしたり、化石恐竜ロボット軍団の一員にしたりしていますが・・・
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セットで入っているネアンデルタール人。
およそ4万年前までユーラシア大陸で暮らしていたとされる人類です。
生息していた時代はともかく、住んでいる場所が離れているのでサーベルタイガーとは遭遇していないかも知れませんね。
絶滅したとされているネアンデルタール人ですが、今の我々の先祖と交配もあり、現代人にも約2%のネアンデルタールDNAが残っているそうです。
また、最近ではコロナウイルスによる重症化の要因が、このネアンデルタール人のDNAではないか、と注目も集めています。
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手にした棍棒は腕と一体の成型になっています。
可動は両腕の付け根のみですが、もともとそんなにポージングして遊ぶ種類のフィギュアではないので、特に気にはなりません。
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アニアは本格的に集めている訳ではありませんが、ちょこちょこと気になる動物は買っています。
古代生物系で並べたかったので、イリエワニとホホジロザメも購入しました。
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アニアでは、イリエワニとナイルワニの2種が出ています。
ワニは2億年前からこの姿だったらしいので、充分に古代生物フィギュアと言えます。
イリエワニで有名なのはギネスブックに認定された世界最大のワニ「ロロン」(6.17m)でしょうね。
一方、ナイルワニで有名なのだと半ば都市伝説化している「ギュスターヴ」がいます。
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ホホジロザメもまた、4億年前から姿が変わっていないと言われています。
ちなみに写真には写っていませんが、オマケパーツとしてダイビング用ボンベが付属していますが・・・今の子たちにスピルバーグのJAWSとか分かるんでしょうか・・・
なぜか目の周りが赤く塗られているのが気になります。
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アニアシリーズは、同価格帯でのシリーズ展開をしているので、それぞれの動物のスケールは統一されていません。
ネアンデルタール人はおよそ165㎝と言われているので、イリエワニは個体としてこのくらいのが居ても普通ですが、ホホジロザメはちょっと大きさが物足りません。
実はアニアでは、このホホジロザメより一回り大きい「メガロドン」も発売されています。
・・・まさかホホジロザメ買ったら新商品で出るとはなぁ。
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シュライヒと比べると、サイズはともかく塗装の質感の違いが出ちゃいますね。
いや、特にダンクルオステウスの塗装が良すぎるってのもあるんですが。
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以前にレビューしたティラノサウルス骨格プラモと。
サイズ的にはこっちの方が悪くないですね。
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旅行先で採取した鉱石なんかと一緒にディスプレイ。
動物フィギュアの遊び方として、他のフィギュアと絡めたり、ジオラマにしたりと色々な楽しみ方もありますが、知的好奇心を満たすようなディスプレイも面白いと思うんですよね。
今回紹介したシュライヒやアニアだけでなく、最近はガチャガチャでも精巧な動物フィギュアも出ているので、アイデア次第ではいろんな飾り方が出来ますね!
コロナの影響でなかなか博物館なども行けないですが、こんな自分だけのデスクトップミュージアムを作ってみるのも、お家時間の過ごし方としていいんじゃないでしょうか?
あわせて過去記事もご紹介。
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宇宙グッズのススメ
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小学8年生&小学一年生 付録 恐竜化石プラモデル
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