12月に入り、世の中クリスマスシーズンですね。
華やかな世の賑わいとはあまり縁ない生活をしていても、食品買い出しにスーパーマーケットに行けば、早くもクリスマス向けのお菓子やジュースが並んでいます。
自分が子供の頃は、サンタクロースからのプレゼントをイメージしたブーツ型の紙箱にお菓子がぎっちり詰め込んだものが売られており、子供心に憧れた物です。
今は、そのバリエーションがかなり広がり、キャラクター型のプラ箱や自動車型、果ては限定グッズ入りなど、さまざまなスタイルで子供たちの心をつかみ続けています。
そんなスーパーで売られているクリスマスのお菓子ボックス、なんと、プラモデル付きというのまで最近は売られているんですね!
ガンプラ付は知ってましたが、いよいよ今年はプラノサウルス付も発売されました!
恐竜としては恐らく一番人気のティラノサウルス、クリスマスをイメージしたクリアーグリーンバージョンです。
こちらはプラモデルはもちろんバンダイナムコですが、流通が玩具菓子なので(株)ハートから発売されています。
ハート社は、こうしたクリスマスなどのシーズナリティなお菓子販売を得意としている会社のようです。
通常のプラノサウルスの箱とサイズは全く一緒ですが、普通のプラノサウルスがプラモデルでは主流の重箱型蓋付箱に対し、こちらは折り曲げ式の手提げBOXとなっています。
さらに背面には完成後のティラノサウルスを飾るためのディスプレイシートが印刷されています。
実際にこんな吹雪の場所で恐竜たちは活動出来ていたんでしょうか・・・?
まあ、クリスマスらしさ優先って事で。
本体は、通常のプラノサウルスの色替えなので特別なパーツ等入っている訳では無いです。
ノーマル版のティラノサウスも出してきてみました。
レビュー記事上げてないですけど、プラノサウルスもずーっと買い続けてるんですよ。
全然作っておらず積みプラになっちゃってますけど。
もちろん新作のブラキオサウルスも買ってます!
開封すると、中には大きめの袋でサイダーラムネが入っています。
特にプラノサウルスなどのロゴはありません。
まあ、これが無ければ食品流通に出せないですからね。
プラノサウルスは骨格モデル用のランナーと外皮部分のランナーに分けられていますが、こちらのモデルでは外皮部分だけがクリアーグリーンで成形されています。
骨格モデルのランナーは通常と同じ白の成形色です。
付属シールが目と舌の部分だけになっています。
ノーマル版は羽毛バージョンを再現するためのシールも付いていましたが、クリアーグリーン版では省略されています。
組立説明書。
左は通常版、右が今回のクリアーグリーン版。
ちゃんと一部は写真が差し替えられているし、中のカラー印刷部分も緑に変更になっています。
ただ、プラノサウルスの説明書って恐竜蘊蓄がたくさん書いているのが面白いんですが、そこはノーマル版と変わっていません・・・
中身の骨格モデルは成形色もノーマルと同じ。
なので、横着してノーマル版の身ぐるみを剥いで使いまわしてみます。
ちなみに自分はシールは全く使いません!
外皮パーツを組み上げたところ。
思っていた以上にクリアーな恐竜、カッコいいです。
いやあ、コレでここまでカッコいいなら、恐竜発掘チョコのプレゼント版はどれだけカッコいいんだろう。
かなりチョコ食べてるけどアタリ出ないし抽選応募も外れてばかり・・・
内部の骨がうっすらと透けて見える事により、より骨と肉付きの関係性が分かり、恐竜の生物としての構造の理解が深まります。
なるほど肩部分の肉の盛り上がりは裏に肩甲骨があるからかぁ
尻尾側も同じように、骨が透けて見えます。
パーツ裏のリブや凹凸が見えてしまうのはマイナスですが、こればかりは仕方ないですね。
ちょっと残念だったのは、一部成型不良があったハズレ個体を買ってしまった事。
この胴体部分の欠け、自分で折ってしまったのかとアチコチ見たんですが、切り口の具合からしても最初からプラが流れ込まずに成型されたようです。
バンダイプラモにしては珍しい不良品だと思います。
まあ、あまり目立たない場所なのでそのままにしていますが。
ちなみにこの状態で、ランナーがまるまる1枚余剰になります。
ノーマル版では紹介しましたが、このランナーパーツと差し替える事で、羽毛アリバージョンのティラノサウルスにする事が出来ます。
個人的にプラノサウルス最大の魅力「ハーフカットモデル」!!
クリアーグリーンでもカッコいい!!
通常ノーマル版を持っていれば、それともミキシングして楽しめます。
名付けてバイオゾンビサイボーグティラノサウルス。
半分肉体を失ったティラノサウルスに、グリーンの人工生体エネルギーを注入する事でゾンビとして蘇った恐竜です!
製品のままでも充分に楽しいのですが、せっかくなので一手間加えてみました。
プラノサウルスはリアルな恐竜を表現しているモデルなので、外皮パーツの表面も細かいディティールが入っています。
ただ、クリアーパーツとしては、摺りガラスと同じ原理で、表面の凸凹が多ければそれだけ透明度が低下します。
それを改善しようとすると、#800から#2000くらいまでヤスリ掛け→コンパウンド磨きという、大変な手間がかかります。
それを横着してぴかぴかの状態に近づけるため、クリアー塗料を筆で厚塗りしてみました。
微細な凹凸を塗料で埋めてしまう作戦です。
上の写真の左がクリアー塗装済み、右が塗装していないパーツです。
いや、写真だとイマイチなんですが、肉眼だと割と効果あるんですよ!表面のツヤもアップしますし!
骨格モデルは、全体をシルバーで塗装しました。
本当は恐竜発掘チョコキャンペーンの金メッキみたいに、ギラギラに光るようにしたかったのですが・・・
鏡面やメッキに近い塗装で、一番お手軽に出来る方法といえば「ガンダムマーカー メッキシルバー」です。
しかし、メッキシルバーにも弱点が色々とあります。
一番メッキ調に発色できる条件は黒い下地でなるべく平坦な面に塗装する事です。
しかし、ガンダムマーカーのアルコール系塗料は重ね塗りには全く向いていないため、まず黒い下地塗装をする事が難しいです。
おまけに恐竜の骨のデコボコでは、シャバシャバのメッキマーカー塗料がすぐに流れてしまい均一に塗れないため、塗りムラが激しくなります。
こちらはタミヤアクリルミニのクロームシルバーで塗装しています。
うーん、骨格モデル単体で見ると、このくらいの銀色が渋めで良いんですけどねぇ。
クリアーパーツと組み合わせる事を考えると考えると、もっと鏡面感あるギラギラに仕上げたかったですね・・・
それでも、白だけよりは色に深みが出て見栄えは良くなったと思います。
再度組み上げ。
接着剤要らずのスナップフィットだから、こうした「後からの加工」がしやすいのは良いですね。
全体のツヤアップでクリアーの質感も良くなり、銀塗装の骨はより透けて見えるようになりました。
クリアー素材だと光の当て方でいろいろと印象が変わるので、飾っていてもアレコレ置き場所など変えて楽しめるのが良いですね。
この肋骨や大腿骨の透け方、かなり気に入りました。
クリアー塗装が肉眼で見るとはっきり違いが分かるレベルで効果的だったので、羽毛バージョンも同じくクリアー塗装してみました。
プラノサウルスの羽毛解釈は、全身ではなく頭頂部から首回りを中心とした一部のみに生えている造形になっています。
羽毛表現の部分を裏と表の両方からクリアーイエローで塗装し、ポイントでクリアーレッドを乗せています。
緑色に赤色を乗せるので、当然黒っぽくなって彩度が落ちてしまうので、クリアーレッドはほんの少しだけにしています。
クリアーグリーンに色を重ねて差別化となると、赤や青では色が暗くなり、せっかくの透明感が損なわれてしまいます。
必然的に黄色の選択になってしまいました。
ハーフカットモデルの見栄えも良くなった?気がします。
透明感と金属感の組み合わせは誰だって心惹かれるキレイさがありますよね。
光の当て方の問題もありますが、やはり目立つ肋骨部分はスミ入れするか、肋骨の間をカットしてあげるとよりカッコよくなると思います。
しかし、プラノサウルスもここまでラインナップを広げているのに、バリエーションモデルはティラノサウルスだけ。
是非、他のモデルでもクリアー版を出して欲しいですね!
もしまたティラノサウルスのバリエーション出すなら、是非クリアーレッド版が欲しいです!
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