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BANDAI プラノサウルス 05 スピノサウルス

2023-08-08 13:38:12 | 知育玩具





すっかりファンになっているプラモデルシリーズ「プラノサウルス」ですが、今月も新商品が出たので速攻GET!(90年代玩具用語)






今回の恐竜は「スピノサウルス」

これまた正直、前回のモササウルスに続き「ジュラシックパーク&ワールド」で世界的に認知度を上げた恐竜ですね。










今回は大型肉食恐竜という事で、パーツからもボリュームを感じます。

骨の白ランナー、外皮は腹部側の赤茶と、表皮側の濃いグレー。

さらにスタンドパーツ用としてクリアーのパーツもあります。









さっそく、骨格パーツを組み立てて行きます。

説明書に載っている手順としては、最初が頭部で、その後が特徴的な背骨パーツ。

まずは恐竜の「キモ」になる部分を組み立てさせる事で、飽きっぽい子供をグッと組立作業にのめり込ませるようになっています。

やっぱり、この辺の細かい仕掛けが流石だなぁ、と感心します。


昔のガンプラなんて「まず左腕、終わったら全く同じ作業で右腕、次は左足。繰り返し作業で右足。」という流れで「カッコいいロボットを作るぞ!」という意気込みが挫けるには十分な地味工程スタートでしたからねぇ。

いや、ポリキャップが主流になる前は胴体で手足を挟み込まなきゃいけなかったから、先に頭部や胴体を作れなかったんですけどね。









それが、令和の今は・・・

ポリキャップすら使う事無く、可動する恐竜ガイコツプラモがアッという間に完成するんだから素晴らしいですね!!









頭部アップ。

水棲の恐竜という事なので、細長い口は魚類などを捕食するのに適していたんでしょうね。

アゴ関節は今までのシリーズの中では一番大きく開くことが出来ます。










今回のギミックというか遊びとしての目玉は、この前足。

二足歩行説と四足歩行説があり、その両方をパーツ付け替えで再現できるようになっています。

こちらは四足歩行バージョンの前足。

脚の付け根の他に肘関節が可動します。









こちらは二足歩行版の前足。

どちらの学説が正しいにしろ、指が三本で、それぞれの長さがバラバラなのは共通ですね。









それぞれのバージョンの前足比較。

関節用に太くなっていたりと造形の違いはありますが、長さや全体のバランスはどちらもほぼ同じ。

骨の大きさや種類がこれで確定しているなら、二足、四足どちらが正解だったのかは、もうわかんないですよね。









ただ、やっぱり二足歩行と考えると、メチャメチャにバランスが悪いです!

このスピノサウルスの骨格で無理のない二足歩行と考えると、かなり昔の「怪獣スタイル」に近い直立にしなければなりません。

やっぱり四足歩行で、前足は水中での獲物捕食の補助で使ってたんじゃ・・・?いや、学者でも無いのに不用意な事は言うべきではないですね。










スピノサウルスに限らずですが・・・

プラノサウルスは小学生以下の小さいお子さんの組み立ても想定しているため、学術的なリアルさも追求しつつ、プラモデル(玩具)としての強度も確保しなければいけません。

そのため、骨同士の隙間を一部埋めてしまう事で剛性確保しています。

鎖骨近くの肋骨部分や、尻尾の骨の隙間なんかが顕著ですね。

スピノサウルスの大きな特徴である背中の「ヒレ」(神経棘というそうです)ですが、各神経棘が横棒でつながっています。

自然な形なので、最初は「こういう骨格が見つかったのかな?」と思いましたが、やっぱりコレも強度確保のための補助のようです。









そこで、デザインナイフとヤスリで、この横の接続部分をカットしました。

見ての通り、神経棘は根元が細く、先端に向け太くなっているので、この補助がなくなると破損の可能性が上がります。

取り扱いには充分に気を付けなければいけません。









しかし、切り取った効果は大きいと思っています。

こうなると、肋骨の間もくり抜きたくなりますが・・・

腕の付け替え時などに力の掛かる部分もあるから、ちょっと躊躇しています。

また、プラノサウルスのモデルによっては、この骨の隙間部分が外装パーツとのジョイントになっている場合もあるので、注意が必要です。

不用意にくり抜いてしまうと、最悪、外装パーツが取り付けできなくなってしまいます。












外装パーツを取り付けたところ。

こちらは四足歩行版です。

本来はヒレ部分にグラデーションカラーのシールを貼るのですが、いつものごとくシール未使用です。


なんか、全体のバランスがすごく西洋竜のイメージに近いですね。










今回の個人的最大のポイントは、この舌。

本来はぴったり下顎に収めておくのですが、骨パーツへの取り付け方法がちゃんと可動を考慮されており、写真のように舌を持ち上げたポーズも可能になっています。

スピノサウルスは顎が細長いので、この舌を出したポーズが凄く映えますね!!










外装パーツを付けてしまうと、可動が制限されてしまいますが、それでも最低限の可動が確保できるように、外装パーツのつなぎ目部分は可動のための余白が設けられています。

角度や配置によっては、このつなぎ目の隙間が目立ってしまう事もあります。









こちらは二足歩行版。

やはりバランスが悪いので、シリーズ共通の台座にスタンドパーツを取り付けて飾っています。

外装パーツの黒と赤の配色のせいで、アカハライモリを思い出してしまいます。









そして!

プラノサウルスの最大のお楽しみ、ハーフカット風モデル!

ステゴサウルスの時と違い、ヒレも骨に外装を取り付ける仕様なので、ちゃんと断面感が出ています。


ん~、せっかく専用のマーカーセットも出てるし、やっぱり骨だけでも塗るか?









これでプラノサウルスは通常販売版で5種類、プロモーションのヴェロキラプトルを含めると6種がリリースされました。

次は10月発売予定のアンキロサウルス!

まだラインナップも続きそうですね。


いや、そろそろ本格的に飾り場所を考えないと!

適当にアクリル棚の上に置いていたのですが、プラノサウルス以外の小物も増えて、もはや置き場所がありません。


何とかしないと!






















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