先日、家族の買い物付き合いで、ユザワヤさんに行きました。
ミニチュア用の材料とか、UVレジンとか、自分用にいろいろ物色していたら・・・
こんな試験管のような細長いガラス瓶を見つけました。
2本で110円という安さ。
で、フと昔に憧れた「試験管スパイスラック」に出来るかなぁ、と思いまして・・・
こんなヤツ。
30年くらい前に見た時には「めちゃオシャレだなぁ」と思ったんですが、実用性を考えると・・・
消費するスパイスのバラつきを考えると、塩と胡椒は入る量が足りず、他のスパイスがなかなか減らない・・・という状況が想像でき、買う事はありませんでした。
しかし、最近ハマっているBBQで利用する分には気にならない!肉を焼くにも、汁物を作るにもスパイスは多用するから、実用性もありそう!
ここはこのガラス瓶を買ってラックを自作だ!
と計10本を購入。
ラックの製作は、木材に試験管が入る穴を開ければ良い、と思って作り始めたのですが・・・
自宅に置いてある木材は、基本的には薪にするための木材なので、雨ざらし&天日干しされた木材ばかり・・・
思っていた以上に木割れがひどく、とても使い物になりません。
そこで、無垢材で家具を作っている工場にお願いし、廃棄する端材を譲って頂きました。
譲ってもらった木種は、オーク、チェリー、ウォルナットがメイン。
こうして並べてみると、木の種類による色の違いが非常に美しいですね。
この木種による色合いを活かすため、ただ穴を開けるだけのラックではなく、端材を張り合わせて寄木細工みたいにする事を思い付きました。
箱根の寄木細工のような複雑な文様は無理なので、横に貼り合わせるだけのデザインですが・・・
貼り合わせた板をカンナ掛けし、やすりで整えた状態。
レーシングストライプを意識していますが、あまりそれっぽく見えないですね・・・
板の厚みは1センチほどになりました。
主材となる板が完成したので、ドリルで穴開け・・・と実行したら・・・
ご覧のように木材がバラバラになってしまいました。
普段使っている木工用ドリルは、掘り進む力が強くかかる構造のため、穴を開けたい場所以外にも電動工具の強い力が掛かってしまいます。
今回のような薄い貼り合わせの材料では、その負荷に耐えられず、全体が割れてしまいます。
大きな木材に穴を開けるなら、パワフルなこうしたドリルが適しているんですけどね。
そこで、木工用のボアビットドリルに取り換えてみました。
こちらの通称「座ぐりドリル」は、刃先の構造が、リング状に掘り進めるフチ部分のノコギリパートと、穴の内部をカンナのように削り取っていく刃パートとの二組構造のため、木材にかかる負担が少なくなります。
ドリルを変えたことで、ようやく試験管を通せる穴を開けることが出来ました。
真鍮線で土台と穴空きパーツをつないでラックの形にします。
さらに、キャリーハンドルを作ります。
グリップをウォルナット材から削り出し、真鍮線でバーを作って完成です。
試験管ガラス瓶を支える貫通穴の開いた板と、ガラス瓶が動かないように凹みだけ付けた土台板を組み合わせています。
さらに、ビンからスパイスを取り出す用のミニスプーンもつけています。
こうしたガラス瓶にスパイスや調味料を入れていると、瓶を傾けて食材に振りかけようとした時に、大量にドバーっと出て失敗するときがあります。
しかし、スプーンでしっかり量を計って使えば、そういう事故が防げます。
特に底の方に溜まっているのを振りかけようとすると失敗するんですよねぇ・・・
試験管ガラス瓶が10本入る仕様なのですが、作り終わってから「BBQでこんなにスパイス使うかな・・・?」と思い始めたりしているんですが・・・
塩、コショウ、砂糖、ガーリック粉末、ジンジャー粉末、バジル、クミン、パプリカ、コリアンダー、チリペッパー・・・
あ、使用量の差はあれど、意外と使うか!
あとは割とガラスむき出しになるので、BBQに持っていく際の運搬だけ気を付けないとダメですね。
続いてコチラ。
※画像クリックで詳細出ます。
まったく未チェックだったのですが、なんとニトリから鉄フライパンが発売されていました!
しかも26センチサイズで千円台という超リーズナブル商品!
こちらはキャンプ好きな友人が購入し、教えてくれたのですが・・・
その友人が、この樹脂製のハンドルがキャンプではカッコ悪いので、木工で作って欲しい、と依頼を頂きました。
なるほど、YouTubeなでどでもハンドル自作の動画なんかが出ていますね。
ならば作りましょう!という事で、友人希望のウォールナット材でハンドルを製作。
フライパン本体との取り付けは、長いネジ切した鉄棒でつなげる構造なので、鉄棒が貫通するように加工します。
ウォールナット材をハンドルの大きさに粗削りした後、縦半分にカットし、断面に鉄棒を通す溝を掘ります。
その後、再び貼り合わせることで、貫通穴の開いたハンドル材にする事が出来ます。
実際にフライパン本体に取り付けながら、大きさ、角度、握り心地を確かめながら削っていきます。
ハンドルのエンド部分を訳あって別で作る事になったので、そこだけチェリー材で付け足しています。
うまくツートンカラーになって、見た目も向上しました。
ハンドル取り付けの構造自体は変更していないので、もとの樹脂製ハンドルと交換する事も出来ます。
最初に紹介したスパイスラックのキャリーハンドルもそうなんですが、今回ウォールナットを横木取りで使ってみました。
完成後に亜麻仁油を塗って仕上がりです。
強度面では縦木取りより劣りますが、実用には耐えられます。
何より、この独特の木目を出せるのが最大の利点かと思いますね。
実際にキャンプやBBQなどに持っていく際には、このように簡単にハンドルを取り外してコンパクトに運搬できます。
ちなみに、ハンドル取り付けには鉄棒だけでなく、座金も使うようになっていて、これがあるおかげでハンドル端を面で押さえつけることが出来ます。
エンドの部分だけチェリー材で作り直したのも、この座金をきれいに収納できるようにするためです。
さらに、今回手に入れた端材の木種を活かすべく、カッティングボードも作ってみました。
今度は、スパイスラックと色を反転させ、真ん中に濃いウォールナット。
対比として隣はオーク材、さらに外側にはチェリー材を並べました。
ただ木工用ボンドで接着しても、まな板として使う時の水分や油分が浸透すると剝がれてしまう可能性が高いので、それぞれの木片は木タボでつないでいます。
こちらも仕上げはアマニ油によるオイルフィニッシュ。
上下端のチェリー材は色合いが全然違いますね。
こうして出来上がりを見てみると、スパイスラック同様に両脇に濃い色が来るようにした方が見栄えは良かったかも知れません。
どれもこれも、本職の方はもちろん、趣味で木工をやっている方々からすると、簡単すぎて加工と言うほどにも思えないかも知れません。
でも、個人でDIYして楽しむ分には、これくらいの加工でも十分だと思います。
うーん、色合いのバランスも良いし、鉄フライパンを友人に引き渡すのがもったいないなぁ
ニトリの鉄フライパン、自分でも買おうかな?
ミニチュア用の材料とか、UVレジンとか、自分用にいろいろ物色していたら・・・
こんな試験管のような細長いガラス瓶を見つけました。
2本で110円という安さ。
で、フと昔に憧れた「試験管スパイスラック」に出来るかなぁ、と思いまして・・・
こんなヤツ。
30年くらい前に見た時には「めちゃオシャレだなぁ」と思ったんですが、実用性を考えると・・・
消費するスパイスのバラつきを考えると、塩と胡椒は入る量が足りず、他のスパイスがなかなか減らない・・・という状況が想像でき、買う事はありませんでした。
しかし、最近ハマっているBBQで利用する分には気にならない!肉を焼くにも、汁物を作るにもスパイスは多用するから、実用性もありそう!
ここはこのガラス瓶を買ってラックを自作だ!
と計10本を購入。
ラックの製作は、木材に試験管が入る穴を開ければ良い、と思って作り始めたのですが・・・
自宅に置いてある木材は、基本的には薪にするための木材なので、雨ざらし&天日干しされた木材ばかり・・・
思っていた以上に木割れがひどく、とても使い物になりません。
そこで、無垢材で家具を作っている工場にお願いし、廃棄する端材を譲って頂きました。
譲ってもらった木種は、オーク、チェリー、ウォルナットがメイン。
こうして並べてみると、木の種類による色の違いが非常に美しいですね。
この木種による色合いを活かすため、ただ穴を開けるだけのラックではなく、端材を張り合わせて寄木細工みたいにする事を思い付きました。
箱根の寄木細工のような複雑な文様は無理なので、横に貼り合わせるだけのデザインですが・・・
貼り合わせた板をカンナ掛けし、やすりで整えた状態。
レーシングストライプを意識していますが、あまりそれっぽく見えないですね・・・
板の厚みは1センチほどになりました。
主材となる板が完成したので、ドリルで穴開け・・・と実行したら・・・
ご覧のように木材がバラバラになってしまいました。
普段使っている木工用ドリルは、掘り進む力が強くかかる構造のため、穴を開けたい場所以外にも電動工具の強い力が掛かってしまいます。
今回のような薄い貼り合わせの材料では、その負荷に耐えられず、全体が割れてしまいます。
大きな木材に穴を開けるなら、パワフルなこうしたドリルが適しているんですけどね。
そこで、木工用のボアビットドリルに取り換えてみました。
こちらの通称「座ぐりドリル」は、刃先の構造が、リング状に掘り進めるフチ部分のノコギリパートと、穴の内部をカンナのように削り取っていく刃パートとの二組構造のため、木材にかかる負担が少なくなります。
ドリルを変えたことで、ようやく試験管を通せる穴を開けることが出来ました。
真鍮線で土台と穴空きパーツをつないでラックの形にします。
さらに、キャリーハンドルを作ります。
グリップをウォルナット材から削り出し、真鍮線でバーを作って完成です。
試験管ガラス瓶を支える貫通穴の開いた板と、ガラス瓶が動かないように凹みだけ付けた土台板を組み合わせています。
さらに、ビンからスパイスを取り出す用のミニスプーンもつけています。
こうしたガラス瓶にスパイスや調味料を入れていると、瓶を傾けて食材に振りかけようとした時に、大量にドバーっと出て失敗するときがあります。
しかし、スプーンでしっかり量を計って使えば、そういう事故が防げます。
特に底の方に溜まっているのを振りかけようとすると失敗するんですよねぇ・・・
試験管ガラス瓶が10本入る仕様なのですが、作り終わってから「BBQでこんなにスパイス使うかな・・・?」と思い始めたりしているんですが・・・
塩、コショウ、砂糖、ガーリック粉末、ジンジャー粉末、バジル、クミン、パプリカ、コリアンダー、チリペッパー・・・
あ、使用量の差はあれど、意外と使うか!
あとは割とガラスむき出しになるので、BBQに持っていく際の運搬だけ気を付けないとダメですね。
続いてコチラ。
※画像クリックで詳細出ます。
まったく未チェックだったのですが、なんとニトリから鉄フライパンが発売されていました!
しかも26センチサイズで千円台という超リーズナブル商品!
こちらはキャンプ好きな友人が購入し、教えてくれたのですが・・・
その友人が、この樹脂製のハンドルがキャンプではカッコ悪いので、木工で作って欲しい、と依頼を頂きました。
なるほど、YouTubeなでどでもハンドル自作の動画なんかが出ていますね。
ならば作りましょう!という事で、友人希望のウォールナット材でハンドルを製作。
フライパン本体との取り付けは、長いネジ切した鉄棒でつなげる構造なので、鉄棒が貫通するように加工します。
ウォールナット材をハンドルの大きさに粗削りした後、縦半分にカットし、断面に鉄棒を通す溝を掘ります。
その後、再び貼り合わせることで、貫通穴の開いたハンドル材にする事が出来ます。
実際にフライパン本体に取り付けながら、大きさ、角度、握り心地を確かめながら削っていきます。
ハンドルのエンド部分を訳あって別で作る事になったので、そこだけチェリー材で付け足しています。
うまくツートンカラーになって、見た目も向上しました。
ハンドル取り付けの構造自体は変更していないので、もとの樹脂製ハンドルと交換する事も出来ます。
最初に紹介したスパイスラックのキャリーハンドルもそうなんですが、今回ウォールナットを横木取りで使ってみました。
完成後に亜麻仁油を塗って仕上がりです。
強度面では縦木取りより劣りますが、実用には耐えられます。
何より、この独特の木目を出せるのが最大の利点かと思いますね。
実際にキャンプやBBQなどに持っていく際には、このように簡単にハンドルを取り外してコンパクトに運搬できます。
ちなみに、ハンドル取り付けには鉄棒だけでなく、座金も使うようになっていて、これがあるおかげでハンドル端を面で押さえつけることが出来ます。
エンドの部分だけチェリー材で作り直したのも、この座金をきれいに収納できるようにするためです。
さらに、今回手に入れた端材の木種を活かすべく、カッティングボードも作ってみました。
今度は、スパイスラックと色を反転させ、真ん中に濃いウォールナット。
対比として隣はオーク材、さらに外側にはチェリー材を並べました。
ただ木工用ボンドで接着しても、まな板として使う時の水分や油分が浸透すると剝がれてしまう可能性が高いので、それぞれの木片は木タボでつないでいます。
こちらも仕上げはアマニ油によるオイルフィニッシュ。
上下端のチェリー材は色合いが全然違いますね。
こうして出来上がりを見てみると、スパイスラック同様に両脇に濃い色が来るようにした方が見栄えは良かったかも知れません。
どれもこれも、本職の方はもちろん、趣味で木工をやっている方々からすると、簡単すぎて加工と言うほどにも思えないかも知れません。
でも、個人でDIYして楽しむ分には、これくらいの加工でも十分だと思います。
うーん、色合いのバランスも良いし、鉄フライパンを友人に引き渡すのがもったいないなぁ
ニトリの鉄フライパン、自分でも買おうかな?
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