六月博多座大歌舞伎. 博多座開場15周年記念

今月は姉の誕生月。
と言うこと博多座夜の部見参。

夜の部 午後４時開演
一、 恩讐の彼方に
二、 船弁慶
三、 鯉つかみ

恩讐の彼方に は 当地耶馬渓 青の洞門を題材にした菊池寛の作品で馴染みもあり、行く前の日に iPadの青空文庫にて、さっと通し読みをしていたせいもあり 面白く見ることが出来た。

船弁慶は 市川染五郎の 二役。
静御前の 悲しみの中での別れの舞と 平知盛の亡霊の激しい立役の動きの踊り分けが見事。

弁慶役の 片岡愛之助の一心不乱の祈りの格好。

鯉つかみでは
博多座の舞台に大きい水槽をしたて、そこで 片岡愛之助の水槽に入る時に一回転する動きの鮮やかさ。
衣装を着ての鯉との格闘技。

流石に看板役者です。

この鯉つかみで、凄いなって思ったのは
小桜姫 演じる 中村壱太郎。

身のこなしも踊りも ユニークな動きも見ていて、目を外せない。


家に帰ってこの役者をリサーチしたら、なんとこの方 人間国宝 坂田藤十郎を祖父に持つ 若手歌舞伎役者 だとのこと。

慶応大学出身の２３才。

今からどんどん 伸びて行くんだろうな。

私が知らなかっただけで、すでにかなりの人気役者だった。

今回の歌舞伎は、
見応え十分。迫力満点。




片岡愛之助さん
市川染五郎さん
中村壱太郎さん

その他、人間国宝の坂田藤十郎、
中村翫雀（中村壱太郎の父）
中村梅玉、他、沢山の役者さんを見られていい一日でした。