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ブランドランキングBrand Ranking






順位ブランド名ブランド指数
1(7)ユニクロ 92.3
2(2)グーグル 89.1
3(4)スタジオジプリ 85.3
4(3)ソニー 85.1
5(5)パナソニック 84.1

日本の消費者のブランド評価 ブランドジャパン2010調査日経BPコンサルテイング
 18歳以上の男女約3万5000人の回答を指数化
 対象としたブランド1000 2010年4月公表
順位のカッコ内は前年のもの(以下同じ)








順位企業名
1(3)グーグル
2(2)ソニー
3(1)トヨタ自動車
4(4)任天堂
5(5)パナソニック

インテリジェンス(人材サービス大手)調べ2010年の転職企業人気ランキング関東 関西 中部に住む25歳から34歳 5000人を対象とするネット上アンケート調査 2010年4月21日から25日




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順位ブランド名
1(1)バーバリー37
2(2)ユニクロ32
3(5)ラルフローレン24
4(4)無印良品(MUJI)23
5(3)ルイ・ヴィトン20

衣料品の人気度
 日経産業地域研究所
 消費者モニター900人(首都圏と近畿圏)郵送方式回答740人
 2010年1月実施 2010年3月公表

   

 
海外の機関が行っている世界ランキングには主なものが2つある。いずれもまさにブランド価値を計測するもの。その価値の変化は、実際の変化を先取りして早く動いているようにみえる。
一つはビジネスウィーク誌に毎年掲載されるインターブランド社Interbrand社のもの。その2007年のランキング(Global Brand Ranking)は以下のとおり。










rank2007 rankingm$
1CocaCola65,324-3%
2Microsoft58,7093%
3IBM57,9012%
4GE51,5695%
5Nokia33,69612%
6Toyota32,07015%
7Intel30,954-4%
8McDonald29,3987%
9Disney29,2105%
10Mercedes23,6588%


もう一つはFinancial Timesに掲載されるMilward Brownのもの。その2007年版を引用しておく(Brandz Ranking)。










rank2007 rankingm$
1Google66,43477%
2GE61,88011%
3Microsoft54,951-11%
4CocaCola44,1347%
5China-Mobile41,2145%
6Marlboro39,1662%
7WalMart36,880-2%
8Citi33,7069%
9IBM33,572-7%
10Toyota33,42711%


ブランド価値がある企業は、消費者に好感されているのでその商品は購入されやすく、またより高い市場価値をもつと考えられる。逆に西友、イオンなどのスーパーなどでは自主企画商品(プライベートブランドPB 値下げ少なく利幅確保しやすい
)をメーカーブランド物より安く販売する戦略もみられる(PB品の粗利益率がNB品に比べ高いからこそできる商法)。 
 このようなブランド価値を計測する方法としては、顧客、従業員、株主からみた、認知度、好感度、忠誠度などをアンケート調査して指数化することが考えられる。
 認知度などを考えると広告宣伝費が大きな影響を与えると考えられるが2006年度の国内有力企業の広告宣伝費は前年度比1.5%増の3兆5742億円。その広告宣伝費のランキングは以下のとおり。




1トヨタ自動車1054億円2.3%増
2松下電器産業8314.8%
3ホンダ8168.5%
4ソフトバンクモバイル62718.2%
5花王560-0.9%


日経BPコンサルがおこなった「ブランドジャパン2007」調査は500の企業ブランドについての意識調査(調査期間06/11/08-06/12/01)。




1トヨタ自動車103.1
2ホンダ94.2
3ソニー89.1
4松下電器産業85.2
5松下電工82.6


 しかし好感度とは何か。忠誠心が生まれる理由は何かを考えると少し別の要素が見える。株主の立場からは高い自己資本利益率、株主への利益還元率、経営者の環境変化への対応能力など。従業員の立場からは給与や労働条件の高さ、性別・信条・年齢などによる差別がないこと、昇進・配属における透明性など。顧客の立場からは、高品質と低価格、良心的な価格設定。あるいは迅速なクレーム対応など。
 これは限りなく企業評価問題、とくに総合的な企業価値評価の問題と接近しているのではないか。また経営上のさまざまなリスクへの対応能力。法律順守の能力などの評価とも重なるのではないか。
好感度企業のランキングとして知られるのはFortuneのAmerica's Most Admired Companies。そこでの評価項目は財務の健全性ほか、イノベーションや経営能力、経営品質、商品・サービスの質、社会的責任(貢献)など多岐にわたっている。










rank2007 rankingrank2008 ranking
1GE1Apple
2Starbucks2BerkshireH
3Toyota3GE
4BerkshireH4Google
5SouthwestA5Toyota
6FedEx6Starbucks
7Apple7FedEx
8Google8P&G
9J&J9J&J
10P&G10GoldmanSacks


Most Admirable Companiesの評価軸。



InnovationPeople Managemnt
Use of Corporate AssetSocial Responsibility
Quality of ManagementFinancial Soundness
Long-term InvestmentProduct/Service Quality


 News WeekのGlobal 500も財務だけに依存しないランキングとして知られる。財務の点数を60点。しかし社会的責任(CSR)の評価を60点として、合計点でランキングしたものである。結果が欧州企業が中心なので企業名になじみがない点が難点であるが、視角を変えるとアメリカ企業の位置は低いという評価は興味深い。




rank2006rank2007
1Statoil1AstraZeneca
2AstraZeneca2Statoil
33M3NovoNordisk
4Total4BHP Billiton
5NovoNordisk5Total


参照
時価総額ランキング
企業価値評価について
内部統制ルールの導入

Written by Hiroshi Fukumitsu. You may not copy, reproduce or post without obtaining the prior consent of the author.

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財務管理論 現代の金融システム 財務管理論リンク
ビジネスモデル 企業戦略論
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