風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

Tuulさんの好奇心

2006年11月23日 | SAVE THE CHILDREN
かたかなとひらがなの五十音を習い終えた子供たちは、あいうえおカードで、アットランダムに示す字をかなり読めるようになって居ます。
先週は、シャボン玉の歌の歌詞を板書したのを、懸命にノートに書き写していました。
今日は、それを見ながらみんなで歌いました。

先週欠席だった久しぶりに来た生徒は、なんと科学技術大学の日本語科の学生でした。
驚きましたが、9月に入学したばかりですから、子供たちと一緒に会話の練習をするのも、参考にはなるでしょう。

今日は、授業の前に、トゥールさんに3月までにやりたい夢を語りました。
彼女は、最近私の授業の方法にとても興味を持っています。

いすには座らず、歩き回り、子供の体に触れ回っています。
同じ本を何度も使って、そのたびに違う方法をしています。
いつも子供のことを考えています。
壊れても、怒らないで、もう一つ作らせます。
笑います。
たくさん準備をしています。

彼女は、わたしのことをこう観察しています。
来年、卒業のあとの第一希望は、ドイツ留学です。
それがかなわなかったら、日本語の先生になりたいと今日始めて聞きました。

彼女は、私のやり方が今まで習った先生とあまりに違うことに驚いています。
ただ一人、ガン先生は、授業の中でとても意味の有る心に残ることを言ってくれますといっていました。
ガン先生は、今では私の友達で、トゥールさんを紹介してくれた方です。

この二人のモンゴル女性から、私は、多くのことを教えられました。
よき友人として、これからも、良いお付き合いが続くことでしょう。

今日、授業の締めくくりに付いて私の描いていることを話して、トゥールさんの気持ちが大きく前進しました。
ただ、付き添っているのではなく、パートナーとしての意識が芽生えました。
今までは、そばで観察しながら、目を輝かせていましたが、それが、具体的な質問へと変わってきて、自分なりに判断していたことが、あたっていたり、違って居たりしたことを、A4の紙にびっしり表裏に書き連ねていました。

そして、このことを、クラスメートに話すことでしょう。
今度は、私がクラスメートと話したことを、教えてもらうことにしましょう。

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