風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

会話

2007年08月13日 | 風のこたろう裏日記
黙って、柔らかご飯を作るだけで、会話もない静かな時間がすぎていました。
お陰で、出鰍ッる用事も作らないし、本を読む時間がたっぷり有り、夫は、体調が悪いのを差し引いても、自分だけに向けて費やされる時間を結構楽しんで、喜んでいるようです。

会話も無いというと、口も利けないほどの重症ではなく、夫の常として少しでも体調の悪いときは、じっと静かに発信も受信もしない状態になります。さながら、鼓太郎が体調の悪いときと同じに、静かにじっと時をやり過ごし、自然治癒力を最大に発揮して、快方に向かうのを待つの態なのです。
娘からの電話と分かった時点で、胸の前でバッテンをして、私が目で尋ねる前から、悪いけれど電話には出られないよと合図を送ってくる。

そういうときに、夫としては、どうしてもかけておかなければならない電話がありました。
今までの、様子と打って変わって、元気に明るく電話している様子を見て、「愛」だなぁと、感じ入る場面がありました。
帰国前日に、夫の代筆と言うかたちで送ったと思っていたメールが発信されていれば、その電話は、わざわざしなくても、よかったことなのにこんなことをミスしてしまうのには、自分にがっかりしているところです。
夫は、そのメールの送信いかんにかかわらず、かけなければならない電話と考えて、したのでした。

私だけではなく家族のためにあくまでも、やさしさを発揮する夫でありました。
深い愛情の発露であったことを感じました。

家族として、家を離れても、距離が離れた分愛情の及ぶ距離をどこまでも伸ばしていける夫でありました。


さて、ちょうど、一週間前に帰国した夫でした、当初は、二日後の便で帰りたいと強く願っていたのですが、諸事情で足止めを食っています。
お陰で、体調もほぼ元通りになり、涼しいモンゴルへ帰っていくのであれば、心配のない状態になりました。

少しずつ、会話も弾み始めました。
お互いが元気で居ると、主張が過ぎて、ぶつ切れの会話になるところなのですが。
「たまには、こんな日もよいものねぇ。」と、言う言葉は、病気になるのも良いと間違うといけないので、胸に飲み込んで、ご機嫌な笑顔だけにしています。
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