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真田紐を帯締に

前のブログでご紹介いたしました真田紐。

桐箱に掛けるだけではなく、私はこのように帯締めとしても使っています。
これはGUREのゴールドバンドトンボ玉帯留。

事の起こり(?)はアンティークの帯留でした。

私が着物を自分で着るようになったのは20年ほど前からで、
目的は「お茶会の時に自分で着られる様に」でした。
着物を楽しむという点からいうと、お茶の着物は制約が多いです。
まず足袋と半襟は真っ白。 帯留やかんざしなどの装飾品は無し。

それが数年前に池田重子さんの本でアンティークの帯留を知り、
着物での遊びに対して認識を新たにする事となりました。
世界が広がると手元に舞い込んで来る物も増えます。
伯母や親戚から着物や帯を頂く事はしばしばでしたが、
それに加えて帯留や帯締め、かんざしも集まるようになりました。

その中で感じたのは「昔の帯留は、穴が細い!」
現代の広い房もたっぷりとした帯締めでは、皆使えません。
細い帯締めを探して求めても、いざ通すとなると無理だった事がしばしば。

それで、あるときに真田紐を帯締めにしてはどうかと考えました。
組紐のようにフォーマルな着物や場には似つかわしくありませんが、
そもそも帯留はお茶席には出来ないのだから、
紬の着物など遊び着に合わせたら楽しいでしょう?
木綿の二分紐だったら、浴衣に半幅帯でも似合うでしょう。
紐が細くても、紬に合わせる軽い名古屋帯なら十分〆られるでしょう!

細い真田紐で合わせられるとなると、アンティークの帯留だけでなく、
私が作った普通のトンボ玉でも有りですよね。
帯留め用に平たい芯で作るのと、少し大きめの丸い穴で丸いトンボ玉を作るのと、
手間が全く違いますので、トンボ玉でよければお値段もリーズナブル。
お嬢様方でもお小遣いで楽しんで頂けるのではないか、
ということでこのようなトンボ玉付の真田紐帯締が生まれました。
この玉ならどんな紐が似合うか・・・ 合わせるのも楽しみの一つです。



アンティークの帯留に通す事ができる、
細くて薄い帯締めをお探しの皆様、
選択肢の一つとして、真田紐もお考えになってはいかがでしょうか?
あっ、但し真田紐にも良品・粗悪品の違いがありますし、
またお約束事なども是非、お確かめになってからお使い下さいませ。
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