12月18日(火)晴れ【利権に消された街の灯り】
衆議院選挙が終わりました。自民党の圧勝でした。私は何党に入れたかは別としまして、小選挙区制という制度には疑問があります。野田さんも消費税のことよりも、まずこの改革をすべきだったのではないでしょうか。二度とチャンスはないかもしれません。
ところで公共事業といえば、50年位前の話ですが、故郷に新幹線が通る話があり、てっきり故郷に新幹線の駅ができると思っていました。しかし駅ははるか山の上で、あまり人家もないようなところにできました。どうしてだろうか疑問でした。新幹線の駅が街からは遠く離れていますので、故郷の街の灯りが段々に消えて、かつての賑わいが消えてしまいました。
ある人がいうには、駅前商店街の人たちが、新幹線の駅ができると立ち退きになるので反対したということでした。本当だろうか、変な話だと思って聞き流していました。しかし、疑い深い私は、そんなことはあるまいい、今の駅の周辺の土地を持っていた人が政治家だったのではないか、と考えました。
それが、昨日、故郷の人が訪ねてきて、その話になり、やはり、首相をしたことのあるT.K氏の関係者がその辺の土地を持っていたのだということを聞かせてくれました。しかし、T.K氏は隣の県の代議士です。どうしてと聞きますと、高速道路の方を故郷の県出身の首相経験者が利権をとったのだということです。50年前にはこのような利権争いや利権行使が横行していたのでしょう。
公共事業を推進したいという方が、次には首相なるでしょうが、本当にその事業をする必要性をよく検討して、利権に振り回されない政治をしていただきたいと切に願っています。
故郷の老舗の旅館が、最近また一軒つぶれました。