1月8日(日)曇り【ルナのご挨拶】
今日は、寒いです。ご訪問くださる皆さんの街は、いかがですか。もしかしたら今夜は雪かもしれません。でもお陰様で、5日の新年の御祈祷会も本日の「写経と法話の会」も雪の降らないうちに勤めることができました。私にとりましては、これからようやく一息つけるという一年の始まりです。
当寺の御祈祷会は、檀家さんたちも一緒に、一年の初めの修行を勤めるという差定にしています。お釈迦様の御名も唱えます。曹洞宗は、浄土宗や浄土真宗のように「南無阿弥陀仏」とおとなえすることも、日蓮宗系のように「南無妙法蓮華経」とおとなえすることもないのですが、「南無大恩教主本師釈迦牟尼仏」と当寺はおとなえします。
『般若心経』と『修証義』もおとなえします。御祈祷太鼓にあわせて、僧侶だけがおとなえするお経もあります。略三宝(十方三世一切諸仏 諸尊菩薩摩訶薩 摩訶般若波羅蜜多)もご一緒におとなえします。前後の三拝ももちろんご一緒にいたします。
住職である私は、ほかにも御祈祷の諸々をします。法要は、僧侶の独壇場では、ならないと思います。それでは檀家さんたちは、ただ有り難く(?)眺めているしかないでしょう。そうではなく、ともに信仰を身をもって表し、体験しなくては信仰は育たないと思います。檀家さんたちの信仰を置き去りにしてはならないでしょう。
と、口幅ったいことを申しまして、失礼いたしました。多くのお寺で、そのような法要がなされていると思います。
ご訪問の皆様で、仏教に興味のある方は、是非私の著書であります『修証義解説』(佼成出版社)を、ご一読いただければ幸甚です。アマゾンで扱われています。
タイトルは、ルナのご挨拶ですので、久々にルナを登場させていただきます。皆様のこの一年も、どうぞ諸災消除、諸縁吉祥でありますように。