風月庵だより

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残酷では

2007-05-23 12:13:08 | Weblog
5月23日(水)晴れ【残酷では】

日曜日に聞いたTBSラジオでの話し。

ある芸能人だか社会的に活動している女性の話。

ストレスの多い生活で、蛙のペットを飼ったそうである。外国からの珍しい蛙で、ほとんどが顔のような蛙だそうで、一日中じっと動かないそうである。それを見ていると癒されるのだという。あまりに忙しい自分の生活に比して動かない蛙は癒しなのであろうか。

そしてこの蛙の餌は、「生きているコオロギの子どもなんです。毎日一匹ずつあげるんですよ」

そう言っていた。こともなげに。そして自分は癒されているのだという。

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4 コメント

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人間の存在自体が残酷 (光泊)
2007-05-24 10:17:09
風月さんのお気持ちは良く分かります。それが一面的な見方だというのも、知っての上だとも思います。
生餌でしか生存できないペットのかえるの立場に立てば、残酷とは言えませんね。残酷と言うとどうも善悪の悪の印象になりますが、弱肉強食と言うと、ああ自然の摂理で仕方がないとなります。
そもそも動物をペットとして飼うことが、人間の勝手なのでしょう。自分の目的(癒し)の為なら、手段を選ばない。尊大な人間の特徴です。人間の存在自体がそもそも、残酷なのです。
もっとも太陽エネルギーなどによる第一次生産者以外の生物は全て他の生物(又はその残骸)の捕食者ですから、一概に人間だけが責められるべきではありませんが。
残酷な話を一つ。
合鴨有機農法と言うものがあります。NHKでも紹介されました。合鴨をどんどん孵化させて田んぼに放す。合鴨は雑草を食べてくれて、糞をして稲の肥料に。合鴨は結構死ぬので、死体は腐らせて肥料に再利用。良い米が沢山採れた後の合鴨は、肉屋に売ります。(餌を与えて来年まで生かす経済的メリットはない)
消費者は有名な誰さんの有機米として、喜んで買う。
たまたま一匹をペットとして飼っていた少女の合鴨が死ぬ。父は肥料にすると言うが可愛がっていた少女は渡さず、墓を作る。そして合鴨を肉屋に売る父は非情な人間だと泣きます。ここが単なるレポート物と違い、深みのあるところ。
確か「人間ドキュメント」とか言ったシリーズものでした。テーマ曲が何とも哀歓一杯の曲であったこともあり、感動(感激して喜んだのではなく、私の心柱が根元からゆさゆさと揺さぶられたのですが)しました。
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光泊さんへ (風月)
2007-05-24 16:13:56
蛙が棲息すべきところで、自力で餌を食べていることについては、私は決して残酷とは申しません。

人間が人為的に蛙を飼い、それも外国から輸入した蛙を飼い、生餌を与え、癒されているという姿にゾッと致します。

なんの疑問もこの方は持たないのでしょうか。それが恐ろしいですね。自分の都合で生きている姿ですね。この方がママになるのでしょうか。

ところで合鴨の問題については、私はなんとも言えないので、また次の折に。
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似たようなニュースを見ました。 (春女)
2007-05-24 19:28:14
中国社会の国際社会に及ぼす悪影響については、最近頻りに問題になっていますね。非効率なエネルギー消費(地球温暖化促進)。商標権、特許権侵害。ダンピング輸出、自国に都合の良い為替の管理などなど。
片や内政面でも、大丈夫かしらと思うほど問題がありますね。報道されているのは一部だと思いますが、一人っ子政策で、強制的に不妊手術をすると言うのがありました。これに反対して暴動が起きたとか。暴動は日常茶飯事のようです。開発のために強制的に農地を没収された農民の暴動も頻発しているようです。
前置きが長くなりました。人間の残酷さの問題でしたね。今ニュースで観たので、これを書いています。
中国のサファリパークでのことです。トラのエリアで餌として生きた牛や、鶏を与えるそうです。それはバスに乗った観客を面白がらせるためで、餌代は観光客の負担だそうです。牛は何元、鶏は何元と決めているとのこと。
まるでローマのコロシアムですね。そこでは人間(奴隷)も餌と同じでしたが。
話は戻りますが、最近の中国の横暴ぶり、人権侵害、無軌道ぶりには、怒りより戸惑いを覚えます。
日本の教育で育ちました。その中で中国の思想、哲学、文化は絶大でした。日本民族の先生は中国でした。その先生の中国の荒廃ぶりはどうでしょう。共産主義の理想から程遠い、利己主義、功利主義、官僚主義、事大主義。
もしかしてこれは今に限ったことではなくて、6000年の歴史の間変わらなかったのではと、先生中国に幻滅している毎日です。
6000年間始末に終えない中国社会を嘆くだけの机上の空論の、哲学、宗教。中国社会を変えることの出来なかったその哲学、宗教を真に受けて日本が輸入しんだたとしたらぞっとします。

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春女さんへ (風月)
2007-05-25 10:41:27
中国の動物園の情景をたまたま見ました。たしかにこれも残酷です。人為的に手向かえない生物を、他の生物に殺させて喜んでみている、というこの姿が残酷です。殺す虎が残酷なことをしているのではなく、そうさせている人間が残酷ですね。

野生の虎が草原で他の生物を襲って生きていることについては、これは現実であり、人為的に作られている残酷物語とは別です。そうは言ってもそのようなシーンの多い動物の生態を扱った番組を淡々とみることはできませんが。

たしかに日本民族は中国から多くのことを学びました。しかし
あれもこれも一緒くたに論じることは危険ではないかと私は思います。

立派な思想の方も中国にはたくさんいらっしゃるわけです。私の友人にも心ある中国人は多いです。

マスコミは話題性のあることを誇張してニュースとして提供してきますから、受け手のほうも気をつけて判断しなくてはならないと思います。

しかし中国産の野菜は私は買いません。かなりの農薬を使っていることは事実でしょう。

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