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『洞谷記』の紹介

2024-11-28 21:06:24 | Weblog

11月28日(木)晴れ【『洞谷記』の紹介】

今日は暖かい一日でした。

ところで一昨日も能登方面で地震があったそうです。最大震度5ですから、かなり大きい地震のようです。しかし、友人のお寺は全て解体されていて、被害の出ようがない状態のようです、境内になんの建物も無い様子は何とも言えない、寂しい状態だと、ボランティアに行っている友人の言です。

さて、能登總持寺を開かれた瑩山禅師様が書かれた『洞谷記』の現代語訳版について、紹介しておきたいと思います。

『現代語訳 瑩山禅師『洞谷記』』は東隆眞老師の監修で、『洞谷記』研究会編です。春秋社から2021年に発行されました。編集のメンバーは、安藤嘉則先生(以下先生略)、竹内弘道、宮地清彦、河合康弘、菅原研州、石原成明、各先生によります。

編集の先生たちのお蔭で、原文は漢文の『洞谷記』を楽に読むことができます。さらに詳細な語註がついていますので、内容を理解するにもまことに楽で、読む楽しささえあります。瑩山禅師が折々に書き記された日常や、上堂の折の細かい式次第など、現在の式次第の元となっている記載など、かなりあり興味深く読ませてもらいました。瑩山禅師の悟りについても学びました。

瑩山禅師生誕の状況を知る上でも、『洞谷記』は重要な書ですが、現代語訳がありますので、楽に読むことができます。

これほどの労作が、定価は5000円に税で、大変求めやすい価格になっています。今年は瑩山禅師様の700回大遠忌の年ですから、是非、この著を手元に置いて頂き、折々に参考になさってはいかがかと思い、ちょっとご紹介させていただきました。

詳しくご紹介したいところですが、とにかく暮れですから、お許しを。

皆様、本年も残り少なくなりました、お忙しいでしょうが、お車の運転にもお気を付けください。私は一昨日高齢者の免許更新に行って来ました。4年間、使える免許です。ゴールドだからだそうです。よかったです。

数日前の不穏な雲でした。あちら方向になにもないとよいが、と思った雲でした。



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