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電通悪徳ビジネス<本澤二郎の「日本の風景」

2020-06-20 11:13:36 | 日本の風景


電通悪徳ビジネス<本澤二郎の「日本の風景」(3720)
<血税吸血鬼=中小企業向け持続化給付金だけでなかった!>
 新聞テレビを操る広告代理店・電通は、それだけで全く満足しなかった。国民向けの国の予算(血税)にもまとわりついて、莫大な金を吸い取っていたことが、中小企業向けの持続化給付金(補助金)で発覚、国民を驚かせたばかりである。経済産業省・中小企業庁が電通の仕掛けた幽霊会社(OO推進協議会)に丸投げ、そこから電通が再委託、さらに電通子会社へと経由させ、その都度、巨額の血税を引き抜いていたことに言葉も出ない。
 
 元自民党国会議員のベテラン秘書は「吸い取った金の一部が政界官界言論界などに闇献金され、秘密裡に処理されてきた。間違いない」と断罪した。さらに、野党のヒヤリングで内閣官房幹部は「電通からうちに4人の社員が派遣されている」という、これまた驚愕証言が飛び出した。弱者向け給付金だけではなかった。
 徹底究明しないと、日本は確実に地獄行きとなろう。
 
<大魔神は補正予算7750億円のうち305億円も>
 経済産業省は、6月5日の野党合同ヒヤリングで、2020年補正予算の総額約7750億円を計上、このうち305億円を電通が受託している、とも明らかにした。これでは日本の政府予算は、まるで電通のためではないか、と錯覚するほどだ。
 
 司令塔である内閣官房の電通社員が指揮棒を振っているわけだから、電通が事前にすべて根回しをすることが出来るわけだから、他の民間企業の出番はない。委託・受託することで、霞が関の役人は「寝て暮らす」ことだ出来る。
 
 コロナ禍もなんのその、役人も国会議員も近く大金のボーナスを懐に入れて、笑いが止まらない。官民格差は拡大するばかり、むろん、電通のボーナスは天井知らずの高額だろう。馬鹿を見るのは、例によって国民ということになる。
 
<総務省ポイントカード還元事業でも181億円>
 清和会OBの最近の口癖は「タクシー運転手は寝ないで働いて年収300万円前後」と怒り出す。対して、電通は経産省の癒着事業がすべてではない。総務省など全役所に羽を伸ばしている。電通は、全予算に牙を向けて血税を引き抜いているらしい。
 
 総務省のポイントカード還元事業は、いったんは一般社団法人「環境共創イニシャチブ」に委託された後、これの業務の大半の181億円が電通に再委託されている。この社団法人も電通の配下かもしれない。これは6月16日、共同通信の記事で判明した。
 
<2017年から19年の間の電通経産省分403億円>
 経産省が明らかにしたところでは、2017年からの3年間に同省事業42件403億円を、電通が受注していた。なぜ2017年なのか、それ以前も明らかにすべきだろうが、2020年のコロナ禍で急増したことは間違いない。火事場泥棒なのか。
 
<「#Go Toキャンペーン」の委託費は?天文学的な五輪利権?>
 コロナ禍を悪用した国交省の「Go Toキャンペーン」にも疑惑がまとわりついているという。3095億円と事業規模も大きい。
 これにも電通がまとわりついていると関係筋はにらんでいる。
 嘘と買収という犯罪行為で手にした東京五輪に、血税投入の大義はない。都知事選結果次第では、これが止まることになる。全国民は選挙結果を注視するほかないが、これの巨大利権は電通が全て采配を振っている!
 
<東芝病院医療事故死の次男が導いてくれた東芝と電通の悪魔事業>
 思えば2010年4月7日、桜散る東芝病院で入院直後に、医師と看護師の大胆な手抜き看護で、タンが喉に詰まって、無念の窒息死を強いられた次男のことを忘れることはない。現在も1年365日、一緒に行動しているため、知らなかった世界、すなわち財閥のこと、東芝原発のこと、そして新聞テレビを牛耳っている電通のことを教えてくれている。
 
 人の命を奪っても、それでも反省も謝罪もしない東芝、その背後の三井財閥と電通の存在に庇護されている闇の悪魔企業の実態を、亡き息子が教えてくれたようなものだ。
 
 財閥を束ねて、政府と言論界・議会・司法まで操っているであろう電通大魔神に、一人のジャーナリストが真正面から戦いを挑んでも勝てるわけもない。しかし、これが日本の心臓であることが判明、それを知らせることができるペンには、大きな政治的学術的成果があろう。息子の父親への期待でもある。
 
 おかげで、311の東電福島原発で核爆発(水素爆発ではない)を起こした東芝製原発3号機のことを知り、そのことを人々に伝えることが出来た数少ないジャーナリストになれた。そして今回、コロナ禍による政府の給付金などの事業から、闇に隠れていて見えなかった電通大魔神の正体を知った。これは望外の成果である。覚醒した国民と言論人が出ているはずである。
 
 40年の生涯に文句ひとつ言えないまま、この世を去らねばならなかった次男・正文に、以上の大きな成果を報告をしたい。
 生前、妻とのドライブの最中、彼が口にした一言、それは「僕は鳥になりたい」、鳥になって天空から日本列島の不条理を監視、それを父親に伝えてくれているのかもしれない。
2020年6月20日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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