しばらく前に、お亡くなりになった、というニュースを聞いた。
ああ、この人も…、と、ほんとうに残念だ。
と書くほどよく知っているわけではない、実は。
クレイジーキャッツのメンバーだ、というのと、
トロンボーンが上手だ、というのと、
「 スイング・ガールズ 」 に出ていたのに、トロンボーンをろくに吹いていなかった!
(きっとあまりにも実力の差がありすぎるからだろう) ということくらい。
でもなぜか1枚だけ、このCDを持っている。
金ピカで派手なジャケットだ。
ある意味つらい京都時代、これでずいぶん慰められた、ありがとうございました。
奥能登行きに持って行った クレイジーケンバンド もそうだけど、
シャレは 真剣に 真面目に ニコリともせずに やらないと面白くない。
でまあ、このCDもそういうわけ。
4組の作詞・作曲が担当している。
宮川彬良作曲・編曲の組も含まれている。
まじめにふまじめ、これは かいけつぞろり のキャッチフレーズだけれど、
谷啓はもう、元祖、って貫禄。
どこかに試聴できる音源でも見つかればいいんだけれどなぁ。
あ、こんなのあった。
バンジョーやクラリネットの入った楽しいディキシーランド風やら、
オキナワンが入った曲やら、しっとりした4ビートやら、
聴く者を飽きさせない選曲。
なんとラップまである。(実は一番好みだったりする。)
「怪奇ラップ現象」 抜粋
1番: ~ 月見て吠える朔太郎 月出て変わる狼男 ~
2番: ~ 桜の木の下に埋める基二郎 桜も咲かないシャイニング ~
3番: ~ 蜘蛛の糸たぐる龍之介 雲たちこめるサスペリア ~
どう、いいかんじでしょう!?
最後を飾るしっとりとした4ビートの曲 「雨上がり」 には、すてきなトロンボーンソロがあって、
ソロの途中にファッシネイティング・リズムのフレーズが引用されている。
ファッシネイティング・リズムといえば、大学時代にビッグバンドで、テナーサックスと一緒に
わたしがトロンボーンでテーマを吹いたような気がする、と遠い目になってしまう。
(わたしって、こんなにカンショー的だったっけ!?)
バンドの演奏もとてもよいのに、スーパーマーケットというバンド名しか書いておらず、
誰がどの楽器を演奏しているのかが分からず、残念。
せめて、曲名だけでも並べてみる。
1.愛してタムレ
2.アイヤ・ハラホロ
3.今宵カリビアン・ショー
4.お料理ラク
5.怪奇ラップ現象
6.アリババの日々
7.雨上がり
8.愛してタムレ(オリジナル・カラオケ)
9.がちょーん
いいCDです。
↑↑写真はうちの庭のリコリス‘ホウディシェリー’。 お彼岸っぽいかな。
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