しばらくまえにレッドベルベットケーキを作った。
赤白のコントラストが印象に残るケーキだ。味はしっとりしつつも重くないのがアメリカンっぽい気がした。
しかし食紅を使わなくてもいいんじゃないの?という思いがあったので、食紅を入れずに作ってみたのだ。
生地にはココアが少しだけ含まれている。ココアにアルカリ処理を加えると酸味が和らげられるので現在出回っているココアはほとんどがアルカリ処理されているのだが、それによってココアの色も濃くなる。元のレシピに酢やヨーグルトが入っているのは少しでも酸味を戻して明るい褐色にするため(ヨーグルトは味やしっとりさせる効果もあるだろう)だと思う。
今回このケーキを作るのにレシピ通りワインビネガーとヨーグルトを加えたが、この色だ。チョコレートケーキほど濃い茶色ではないけれど、赤い、とは言い難いですねえ。赤みがかっている、といえなくもないけれどもねえ。
それでもクリームチーズのクリームとの色のコントラストは十分だと思う。生地にヨーグルトが含まれているせいか、クリームチーズの酸味と生地の味の馴染みがよい。
作って食べた結論:わたしは赤くないベルベットケーキでいい。
焼きっぱなしでしかも切り分けなくてよいマフィンやスコーンは楽だけど、もうちょっと手間をかけたおやつもいいもんだ。
アメリカン繋がりで、デビルズフードケーキあたり食べたくなってきたな
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