鳴子温泉農民の家に感謝

今日から３月…今年もまた別れあり
新しい出会いもある…
サラリーマンにとっては何かと忙しい時期に…

そんな中…非常に悲しいニュースがありました
均太郎が物心ついた時には沢山の湯治客で賑わっていた
鳴子温泉農民の家が昨日で閉館したとのこと…
経営状況が悪かったのはわかってはいたが…

つい２週間前に宿泊したばかり…
それこそ親父殿にお袋殿、女房殿に娘、息子らと…
家族みんなで………

あんなにも沢山のお客様が居たのに…
まさか今回の舞台が最後になるとは…
農民の家には藤均太郎は沢山の思い出があります
小さい頃秋の農作業が終わると亡くなった祖父母が
大きな布団袋に鍋釜に食糧を持参して湯治に行き…
今度は親父にお袋、均太郎に姉に妹が交代で湯治に行った記憶…
農民の家の中にある売店には沢山のオモチャがあり
欲しくて欲しくて、朝目が覚めたら一目散に売店に行きまたオモチャを眺める
それだけで心がワクワクしてた
昔は貧乏だったけど…周りも同じだし苦にもならない…
大人は１年の労をゆっくりと湯治で休める…
のんびりまったり…時間が流れてた
今の時代家族でのんびり…なんて時間も取れないし
昔と違って少しのお金はあるけれど…時間の流れは猛スピード
逆に心の豊かさが失われている気がします
立派なホテルや旅館に泊まり美味しい料理食べて
2、3日の贅沢な時間…
自炊だけれどのんびりまったり家族全員で過ごす時間…
見ず知らずの人と仲良くなったり…
本当の贅沢はどっちなんだろう

年を取り引退したらのんびりまったり農民の家で
孫たちと過ごすのが藤均太郎のささやかな夢でした…
多分…子供たちも、ちさき頃に祖父母に連れられて
湯治した農民の家の思い出が蘇っている気がします
長きに渡りお疲れさまでした…
ありがとうございました…
農民の家に…感謝
藤均太郎