9月12日(水)は、同友会徳島北支部例会報告者、東神戸同友会会員の
株式会社デジタルアライアンス 有本哲也さんの会社に訪問をさせていた
だきました。
月曜日~水曜日まで、同友会の政策委員会、経営指針実践塾、徳島北支部
とそれぞれの活動の一環として、参加させていただきましたが、時間の調整が
大変でしたが、大変実りの多い、3日間でした。本当に、素晴らしい方ばかりでした。
株式会社デジタルアライアンスに訪問させていただきました。
六甲アイランドの中にある、おしゃれなファッションビルにある
センスの良い事務所です。
やはり、会社のセンスの良さを感じさせられます。
このビルに来る前、創業時は、トイレもない、(汚い話ですが倉庫の
外で、ようを足さなければいけないような)事務所から、いろんな経験を
して、現在の場所に本社を構えるまでになりました。
今回は、同友会徳島北支部の例会の報告者として11月22日
(木)に来ていただくことになっています。会場は、地場産業センターです。
社長の有本さんと報告の取材をするために、2時間ほど、報告形式で
お話をさせていただきましたが、驚きと感動の連続でした。
大学を卒業後、銀行マンになり、24歳の時に、阪神大震災を経験し、
死の淵を見る経験をします。そして、父親一人が経営している高架下の
サッシ屋を父親の体を壊して、引き継ぐことになります。
父親から引き継いだ会社が、本当に多額の債務をしょっている会社で、
自分の給料はおろか、税金すら払えない状態から、一念発起します。
神戸の同友会・商工会議所の先輩から、信頼をされていたのでしょう。2000年
29歳の時に、全く資金など無い状態で、先輩5人から一人100万円ずつ出資をしていただき
合計500万円と自分の出資金100万円合計600万円で、神戸をよくするための
街のポータルサイトを運営する会社、有限会社デジタルアライアンスを設立します。
(実は、自分が割り当てされている出資金100万円も用意できない状態で破産宣告
と言われても良い状態だったそうです。)
デジタルアライアンスを経営して、一番最初に日の目を見たのが、現在のRSSのもとになる
ライントピックスのサービスを開始して、2001年当時のインターネット創世記の時代で、
1日平均150万アクセスを突破する結果を残します。
これが日本で、マスコミ連合のグーグルニュース日本上陸阻止の見せしめとされて、
読売新聞社から著作権法違反で、売り上げが4000万円の時に、4億円の訴状を
提訴されます。これは絶望的な危機でしたが、東京地裁で完全勝訴をして、読売新聞との
和解をしましたが、この裁判の間の3年間は身動きが取れない状態が続きました。
本当に、心がぼろぼろになったそうです。阪神大震災と父親の家業を継承した時とで
死の淵をさまよった、マスコミ連合の標的とされて精神的追い込まれた。30歳までに
極限の状態を3回も体験する有本さんが、現在の神戸の中小企業の一番輝ける新星に
何故なることができたか?
これが、11月22日の例会報告で聞けます。同友会メンバーでない方も歓迎しますので、
是非、ご参加のほどよろしくお願いします。
ヒントは、私が、取材をして、口述筆記をしている時に、感動して涙が抑えられなくなるくらい
の素晴らしい人柄です。素直な心です。
本当に楽しみにしておいてください。
デジタルアライアンスの会社に掲げてありました経営理念と言わず、
デジアラ流で、デジアラベクトルです。
歌のように歌えるように、韻を踏まえて、読みやすくしているそうです。
このあたりのセンスが、タダものでありません。
社員のために作った、デジアラスピリットも読めば読むほど、
引き込まれていく、素晴らしい内容ですね。