熱海の裏みち《強烈な昭和ノスタルジーが漂う、ウラの熱海へ》、雑誌の中にあった熱海の裏みちは郷愁度★★★★★と、5つの星が付いていた。「これは行って見なければなるまい!」、そんなことで今回は熱海を歩いて見ることにした。熱海は温泉目的で2、3回、近年はMOA美術館をメインに歩いたことがある。だから熱海の街の概要は大体頭の中に入っていた。しかし今回は大正・昭和の郷愁がテーマである。歩く道も今の中心地から外れた昔の熱海が残っている地域である。
日本三大温泉地の熱海も長らく低迷していたが2011年を底にV字回復し、今は首都圏に至近の温泉地として、観光客が押し寄せ賑わっているという。それは若い人達を中心にした町興し、星のリゾートの進出などの高級ホテル、外国人観光客の増加、そして老後の生活地としての大型マンションの建設等が要因のようである。古い熱海と新しい熱海、今日はそんな新旧混在する熱海の街を意識しながらぶらぶらと歩いてみた。
熱海駅
大正14年に開業した熱海駅の建替え工事はもうすぐ完成。
駅から伊豆山の方向へ歩く
海光町
ここは有名企業の創始者や芸術家の別荘が並ぶ昔の一等地
石畳の坂ではロケもよく行われるらしい
野村證券の創業者、野村徳七の別荘
かつては海軍の寮だった水光荘
今は閉鎖されて入り口にくもの巣
立ち入り禁止の張り紙
朽ち果てた家屋は今にも崩れそうである
こちらも廃墟、周りは樹木が迫っている
人の通らなくなった階段を上がり国道へ
海光町から折り返して国道135号線を歩いて熱海市街地へ
熱海湾
熱海の町は背後に山が迫る
ホテルの跡地、再開発の予定も有ったが頓挫したままという
熱海海岸前
寛一お宮の像
尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の名場面
熱海サンビーチ
海岸から急な斜面を登る
熱海の老舗旅館「古屋」の後ろは大きなマンション建設中
初川
中央町
熱海の裏みち
昔は温泉客で賑わっただろう一帯は今はひっそりと寂れている
昭和の臭いのするタバコ屋と駄菓子屋
起雲閣
大正8年に建てられ和と洋が融合した当時では斬新な建築物
戦後旅館として営業していた時代太宰治や谷崎潤一郎、
志賀直哉山本有三など多くの日本を代表する文人に好まれていた。
平成12年から熱海市所有
一般公開されていて入場料510円
この起雲閣では多くのロケが行われる
尾崎紅葉が滞在していた部屋
ローマ風浴室
起雲閣の中にある喫茶室「やすらぎ」
熱海紅茶はマーマレードを入れる
450円
大通り
地元の食堂、鯵たたき定食750円
銀座通り
大湯間欠泉
昔はここから一定の時間に大量のお湯が噴出した間欠泉
駅に向かうだらだらとした昇り坂
駅前通り
お土産屋が並ぶ
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