25番札所大御堂は筑波山の麓にある。開創は西暦782年と奈良時代末期までさかのぼる。江戸時代の絵図を見ると、現在の筑波山神社が25番札所の大御堂となっていた。現在は神社となっているこの場所が、かつての観音霊場だったのである。それが明治の神仏分離と廃仏毀釈で堂塔は破壊され大御堂は廃寺になってしまう。仁王門からは金剛力士像が取り去られ、筑波山神社の隋神門とされてしまった。わずかに本尊の千手観音像だけは破却を免れ、ようやく寺院再興の決定がなされたのは昭和5年(1930年)である。その後仮堂が建てられて、現在は2020年の完成を目指して新本堂を建設中である。
江戸時代、徳川3代将軍家光が三重塔、鐘楼、楼門を寄進するなど、幕府の崇敬もあって栄え、門前町も発展し、現在も有名になっている「四六のガマの油売り」なども生まれた。そんな大御堂も時代の変遷の中で廃寺になってしまったこともある。坂東33ヶ所に色々な寺院があるが、その栄枯盛衰は一様ではないことを感じる。今回せっかく筑波山の麓まで来たのだからと、筑波山にも登ってみることにした。50年ほど前に登った記憶があるが、その時は歩いて登ったように思う。今はケーブルカーとモノレールがあり、簡単に登れ地元の観光名所になっている。
つくばエクスプレス線つくば駅
つくば駅前バスセンター
シャトルバスで筑波に向かう
車窓からの筑波山
神社前で下車
筑波山神社の大鳥居
工事中の大御堂
鐘楼だけが残っている
大御堂完成図
仮設の納経所でご朱印を貰う
大御堂から5分で筑波山神社
隋神門
この隋神門は以前は大御堂の仁王門であった。
倭建命 豊木入日子命
金剛力士像は無くなり、今は倭建命と豊木入日子命の立像
夫婦杉
筑波山神社 本殿
ケーブルカー乗り場へ
筑波山頂駅
7月16日だがまだ七夕の飾りつけ
男体山頂 871m
反対側鉄塔の先が女体山
麓はガスがかかってはっきり見えない
ケーブルカーの乗車券でくじが引ける
地元産の米1.5kgをゲット
ガマの油売りの実演販売
女体山への道 山頂連絡路
ガマ石
山頂連絡路
女体山本殿
標高877m
下に見えるのがロープウエー乗り場の「つつじヶ丘駅」
ロープウエー女体山駅
つつじヶ丘から女体山方向
つつじヶ丘からバスでつくば駅へ
つくば市は新しい町だから道路などよく整備されている。
つくば駅到着
つくば駅前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます