丸太をぐつぐつ煮るところから育てた那須のマイタケ、今年も発生してくれました。
夏に雨も沢山降ったので、どちらかというと豊作の年だったかもしれません。
でも、父もいろいろ忙しく、しょっちゅうは那須に行けないので、一部に関しては収穫が遅れてしまいました。
あとの2塊は、なるほど、「やわらかい」かも。
軸を折ったりしてよくよく見てみると、キノコ内部がスポンジ状に虫食いになっています。
こうなっていると、やわらかいし、水洗いすると水分をぐしょぐしょに含んでしまうのもわかります。
スポンジ状のところを写真に・・・と思ったのですが、さっき使ったカメラをどこかに置き忘れてしまいました。
しばらく探して、ようやくみつけて、マイタケのところに戻ってきてみると、
パタ、パタ、ポツ、ポツ
という雨だれみたいな音が盛んにします。
ええっ!?音?
音の発生源を見てみると、マ、マイタケから小さな虫が飛び跳ねて出てきてる!
髪の毛がぞっくり逆立ちました。
1ミリほどの小さな白い虫なのですが、20cm以上もジャンプして、それが新聞紙に落下するときに、パタ、パタ、という音をたてているのでした。
ある種の蛆虫のジャンプ力はすごい、と以前TVで見ましたが、これのことだったのか・・・。
これ以上の飛散を防ぐため、撮影は中止。慌てて新聞紙を閉じてゴミ袋に。
(最初に軸を折ってスポンジ状を確かめたときは、動くものはありませんでした。
おそらく輸送中は保冷状態なので活動性が落ちており、常温でしばらく置いておいたので活性化したものと思われます)
虫は苦手ですが、1ミリなら、まあゴミみたいなものだし、と自分をはげましつつ、掃除機も持ってきて、周辺を綺麗に掃除。
無事原状復帰できました。
きのこの虫食いは、老菌になっておこることもありますが、ヤマドリタケモドキなどの例では、幼菌なのに中は虫だらけ、ということもあります。
発生時の気温や周辺環境にもよるのかも。
今回スポンジ状だったものは、外見的にはさほど老菌ではないです。
今年は虫が入りやすい気象条件だったんじゃないかな、と思いました。
無事だったマイタケ2株は、洋風マイタケ炊き込みごはんと、天ぷらにして、もりもり頂きました。
お父さんへ:ごちそうさまでした!
立派な舞茸ですね。食感・味・香りともにいい物です。
こちらでは中々ありません・・熊もいるとこに行けばです。
いい写真感謝です。ありがとうございます。
天然というか、原木マイタケですね。
マイタケ菌は雑菌に弱いそうで、扱いがとってもデリケートです。天然ものが絶滅してしまわないのが不思議なくらい・・・。