ペルー、ボリビアを中心とした 「アンデスの音楽 」 は、
『Folclore フォルクローレ 』 という名前で知られています。
撮影、取材のために、
私たちは地元プーノのフォルクローレ グループにお願いし、
シルスタニ遺跡で演奏と踊りを披露してもらいました。
(7月14日のブログ参照 )
アンデス地方の音楽は、
この地を侵略したスペイン人の音楽と融合し、
独自の世界観を持つようになりました。
ダンサーが着ている衣装はとてもスペイン的です。
青く澄んだ 「ウマヨ湖 」 を背景に舞うダンサー ・・
(9月6日のブログ参照 )
表現しているのは精霊と悪霊の物語りだそうです。
被っている帽子は太陽の力を象徴しています。
演奏に使われる楽器は、
『Quena ケーナ 』 と呼ばれる縦笛 ・・
主に竹でつくった円筒を並べて、
その長短で音階を奏でる 『Zampona サンポーニャ 』 ・・
リャマや牛の皮を使った 『Bombo ボンボ 』 という打楽器 ・・
皮をなめしていないため独特の低い響きが特徴です。
ギターはスペイン人がもたらした楽器です。
乾いた空気が彼らの奏でる音を遠くまで運ぶのでしょうか ・・
見渡す限りの風景に、
それぞれの楽器が発する音色が広がっていきました。
次回は、プーノからクスコに向かう
「Andean Explorer アンディアン エキスプローラー 」
を紹介します。
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