作場平の広い駐車場には1台のみ、割にきれいなトイレがある。作場平登山口を登り始める。檜の植林がされていて檜の上側にカラマツが植林され、カラ松の落葉で地面が赤くなっている。上の方は紅葉が終わっているがフカフカの落葉道は気分が良い。
登山道は良く整備されていてさすが東京都水道局の予算は凄いと思わせる。埼玉県の両神山等は道が崩壊したままだ。ただ登山道のすぐ脇に小鳥用の巣箱が無数に架けられているが、高さが低く登山者と目を合わせてしまいそうで小鳥が住めそうに無い。
東京都の水源となる沢の音を聞きながらひたすら登る。11月とは思えないような暖かさでTシャツ1枚になる。両側の熊笹の背丈が高い。水は計2L持ってきたが水源があるとのことなので後で補給すれば良いと思い途中で0.5L捨てる。これが後で祟った。
急傾斜の一休坂を避けヤブ沢峠へ向かう。斉木林道と出会い車道を登ると広い広場のある笠取小屋に着く。小屋の管理人が軽4WDで到着し小屋を開け始めたころから登山者が増えてくる。水場は2分との表示があったが面倒なので先に水源があると勝手に判断して汲みに行かず。
小屋から先のコースは防火帯が1直線に幅広く伐採されており、なだらかな傾斜と開放感が気持ちが良い。途中に小さな分水嶺があり多摩川、荒川と富士川の表示がある。もう一つ小さなピークを過ぎるといよいよ笠取山の最後の登坂に取り付く。下から見上げると北斎の赤富士のように上部ほど傾斜がきつくなっているのが分かる。
最初のピークは見晴らしが良い。同時に登って来た夫婦が2つの地図を出してきて南西の方のきれいな山映が金峰山、あれが雁峠山荘と教えてくれる。次のピークが最高点1,953m、ピークが後2、3ケ所あり石楠花が多い。黒エンジュ山への分岐点を水干へ向かう。
水干は『みずひ』と読み、祠が祭ってある。多摩川の最初の一滴が滴るのを見た。東京都民は心身のリフレッシュと東京都水道局の予算監査を兼ね、天気が確実に良さそうな時、笠取山を訪れるべきだと思う。シャクナゲの咲く頃が人出も最高だろう。東京都の水源が見られるし何より良い運動が出来ます。
水干は水源なので水場かなと思っていたが水源ではあるが水場ではなかった、干なだけに。鍋焼きうどんを用意し始めたところひっくり返し水をこぼしてしまった。幸い同行者から新品のボトルを貰ったのでお茶で鍋焼きうどんを煮込まずに済んだ。水を無駄に捨てた戒めだったのか。この頃は水を捨てたりこぼしたり登山初心者でした。
帰りは黒エンジュ山分岐に戻り中島川口方面を目指す、3時頃登山道入口に着く。此処から作場平までは車道を歩く。
4:15am起床-5:00さいたま市発-一ノ瀬-7:15作場平登山口発-7:35ヤブ沢分岐-8:50ヤブ沢峠-9:55笠取小屋着-笠取山11:00-12:00黒山分岐-12:10水干、昼食12:50水干発-1:00黒エンジュ山分岐-馬止-3:00中島川口-3:30pm作場平着
2003年11月8日(土) 同行者1人 天候:晴れ 車
その後2007年5月に隣の唐松尾山に登りました、時間と体力があれば唐松尾山まで縦走できるらしい。唐松尾山には将監小屋という山小屋があります。
こちらも重要です。→あなたはGHQにより洗脳されたままです。
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