日本という国は国土の大半を山地が占めるために、坂道大国でもありトンネル大国でもあります。
観光地へ行くのだって、とりわけ寺社旧跡には坂道は必須です。
会津の飯盛山といえば白虎隊の墓に栄螺堂などの名所が集う場所。
しかし名前からお分かりいただけるように山なのです。
そこで造られたのが飯盛山スロープコンベア。日本語で言えば「動く坂道」。
看板に描かれているのは、苦しそうに階段を登る紳士淑女を横目に爽快に駆け上がる家族連れ。
社寺の参道階段が長くつらい時には、階段が「動いたらな」と思ったことがある方も多いのでは。
ここでは、汗もかかずに悠々と白虎隊を偲ぶことができるのです。
しかし上りのみで「250円はちょっとなあ」、とケチなこと思って階段を登る人が多いようです。
私だってそうです。
スロープコンベア宣伝看板