男性の薄毛はホルモン以外の影響の方が強い前回は、女性の薄毛はヘアケアの習慣が大事だと記述しました。今回は、男性の薄毛に関して、現場で長年仕事をしてきての仮説を立てたいと思います。
医学者や研究者ではないので、あくまでも現場で感じている仮説です。
それは、現代の男性薄毛は男性ホルモンの影響を受けやすい環境・性格・心構え・姿勢にあるのでは?と思っています。要は、5αリアクターゼ2型がテストステロンに影響を及ぼしてジヒドロテストステロン(DHT)に変換にするのは、子孫を残す為に種の保存の法則が働いているのはないか?と思うのですね。
ちなみに、ジヒドロテストステロン(DHT)は体毛を濃くしたり、角化細胞の成長を促す方に働くのですが、何故か頭皮に関しては反対に働くのです。これは、まだまだ解明されていない症状です。
また、5αリアクターゼ2型は精嚢にも存在しているので、精嚢でもDHTは作られると言うこと。
相談室にいらっしゃる男性の特徴上記のような仮説に思いいたったのは、相談室にいらっしゃる若い男性を見てのことです。
お話しをお聞きし、見た感じで判断すると、男性ホルモンバリバリでテストステロンの分泌が多いだろう!と思える人は、とても少ないのです。100人のご相談者がいらっしゃれば1人か2人は男性ホルモンバリバリと感じるような人です。
一言で言えば草食系の若い男性に薄毛の人が多いのです。
例えば、若い男性と若い女性が一晩同じ部屋で寝泊まりすると、たいていの場合は「エッチ」をしてしまいます。と言いますか、20歳代の若い男性なら我慢できないのが普通だと思っていました。
それを若い女性も分かっているので、自分の部屋に若い男性を泊めるとか、若い男性と同じ部屋に泊まるなんてことをしませんでした。私たちが20歳代の頃は。
ところが、今の若い男性の中には、女性の友達だったら手を出さないと言います。
それと、今の20歳代の若い男性は、おしゃれと見た目を異常に気にします。と言いますか、異常に気にする男性がご相談にいらっしゃるのです。まるで女性と話をしているように感じることもあります。
そりゃ若いのですから、恰好を気にするのは分かりますが、毛を短く切ることに異常な抵抗を見せます。
見た目を気にするのですから、毛が無くなることに異常に執着しますから、今まで一生懸命に頭皮を洗ってきている人が多いのですね。
その為、頭皮は弱っているのです。
これも仮説ですが、頭皮が弱るからジヒドロテストステロン(DHT)が、角化細胞を抑制する方に働くのでは?とも思っています。
昔は年齢を重ねて薄くなっていった私が20歳代の頃は、薄くなる人は年齢を重ねてテストステロンの分泌が減ってくる頃から薄くなっていました。例外的に30歳代で薄くなっていた友人がいますが、それらの人たちはどちらかと言うと、学生の頃は今の草食系の男性のように、おしゃれ優先で清潔好きでした。今の草食系の男性と違うのは、草食系ではなく肉食系だったと言うことくらいです。
ここでも、おしゃれ優先で清潔にすることで、頭皮が弱っていたことでDHTが角化細胞の成長を抑制する方に働いていたのでは?と思うのです。
男性ホルモンであるテストステロンが司る部分は、性欲もそうですが、積極性や攻撃性・バイタリティ等々男性らしさの出る部分です。これらが、出ていないのでわざわテストステロンをジヒドロテストステロンに変換して、種の保存の為に男性ホルモンを活性化しようとしているのではないでしょうか?
その為、ジヒドロテストステロン(DHT)が増えているのでは?と思うのです。
ただし、頭頂部でどうしてジヒドロテストステロン(DHT)が、角化細胞の成長を抑制する方に働くかは、全く不明です。が、上記の仮説の通り、頭皮を弱めているからと思っています。
あくまでも、仮説なので外れているかもしれません。
が、全く的外れでもないとも思っています。
当たっているとすると、プロペシア等のフィナステリドを飲むのは、日本の人口減に拍車がかかり、100年後には日本が滅亡することになるのでは?なんて壮大なことまで考えてしまいます。
ですから、男性の薄毛を治すのは、女性の薄毛同様にヘアケア製品やヘアケアの方法を考慮することが大事じゃなのか?食習慣等の生活習慣を大事にする方が良いのじゃないのか?何にでも興味を持って積極的にバイタリティ溢れる生活をする方が良いのじゃないのか?
なんて思ってしまうのです。
| Trackback ( )
|