一年の計は元旦にあり、2020年は年金・医療から相続・教育・電力再編まで様々な、
制度改正が予定されている各分野のル-ル変更を横断的に把握し事前に備えることで、
家計のプラス・マイナスが大きく違ってくる・・・・まず【得する制度】の期限だ。
その一つ・・次世代住宅ポイント制度は省エネ、耐震強化・バリアフリ-などの条件が満たす住宅を
購入した際に【最高35万円】の商品券と交換できるポイントが貰える・・リフォ-ムも対象で
【最高30万円】になり、住宅購入やリフォ-ム工事の契約・着工予定の人は今年3月末迄に申請が必要だ。
シニアにとって新制度で見落とせないのが、通常国会提出される年金改正案である・・・・
定年後も長く働けば年金の増額されるメリットが大きくなる仕組みが盛り込まれる。
実施期間は決まってはいない・・個人型確定拠出年金【iDECO】の加入年齢引き上げなどは
早ければ4月から導入される可能性がある・・・・
4月に施工される同一労働同一賃金制度では企業の賃金体系に大きな変化が起こる・・・
定年後、嘱託社員として正社員と同じ仕事であれば、新制度導入後は正社員と同基準で、
ボ-ナスや退職金を支給される可能性もあるが、多くの企業は制度導入前に正社員と非社員の格差を
なくすために正社員の家族手当、住宅手当などの廃止・縮小などの賃金体系の見直しを検討している。
その結果、新制度導入で正社員の実質賃金が下がり、非正規社員にもメリットが薄くなる可能性もある。