フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

🔰のフラワーアレンジメント 第10回 ヴィンデント

2016年04月02日 | 初めてのフラワーアレンジメント

娘とのフラワーアレンジメントレッスン10回目

先週はProfessionalコースのデザインの「カトレアのフリーセント」
まあまあの仕上がりでした

今週も、Professionalコースのデザイン「ヴィンデント」を作りたい!と
ずいぶん前にデザインを決める時に自分で言ったので
私もそのつもりで花材を用意していたのですが・・・

「え?今日って、これを作るの?」

「え? 自分でこれにするって言ったじゃない! 忘れたの?」

「ウーん、なんせ、仕事が忙しくて~💦」

「『ヴィンデント』って花材が互いに絡まりまきつく様子を表す作品なのよ
だから、アウトラインの決まりは特にないけれど、美しく絡まっているように
配置するのが難しいわね」

「えー、難しそう」



今回はテキストの参考作品とまったく同じ種類の花材です
バラ(黄色)  モカラ(オレンジ)  オンシジューム(黄色)
ドラゴン柳、  ブプレリューム、   アイビー
マルバルスカス、 ベアグラス

それ以外に、ソリダスター(黄色)とラナンキュラス(黄色)も使うことにしました

実は先週、私の持っている教室の一つ
が、特別企画のフラワープレゼントに当選、
カリキュラムレッスンの花材以外に、バラやらラナンキュラスやら、花束一つ分ができるほどの分量のお花が
レッスン参加者全員にプレゼントされました

その時に、花材を注文していたので、
ラナンキュラスとソリダスターはそのプレゼント花材です

あらかじめ、テキストの参考デザインの写真と
先週のレッスンでたくさんの生徒さんたちが作った作品の写真を
iPadで見せると

「ヘェ~!なんだか生徒さんの作品、すごいね😲、できるかなー?」

「できるできる! 大丈夫だよ~
花材を絡める土台となるドラゴン柳の配置の仕方が重要よ
その入れかたによって、作品の仕上がりや印象が違ってくるから」

「でも、出来上がりの形が決まっていないって、難しいよね」

「でしょう?、これ、Professionalの作品だもの」

「そうだった(ー ー;)」

「まずはフォーカルポイントになる黄色い大きな花をフローラルフォームの上面に挿してみようか
今回は花の間隔はあまり開けないように、くっついているようないないような」

「バラから挿すの? ラナンキュラスから挿すの?」

「どっちでもいいけど、本来はバラだけのデザインにラナンキュラスを追加するわけだから
自分の中でどちらの花を中心と考えるかによるわね」

「なるほどー、じゃあ、バラからいくわ」

「どーぞ(^_^)」





「上から見るとうまく配置できているけど、ちょっと高さが気になるなー、
もう少し低くしないと、側面のフォームがカバーできないような気がするけど💦」

「え?そうなの?
 どうしよう、低くする?」

「うーん、まあ、なんとかなるかもしれないから、このままにしとこう
 中央のフォーカルポイントの花が挿せたら、その周りを囲むように
マルバルスカスを切り分けて配置してね」

「OK!」



「こんな具合でいい?」

「いい感じ、いい感じ
さて、ここからが本番! ドラゴン柳に手で矯めを効かせて絡まりの元になるラインを作っていくのよ
柳の先端部分はそのままフローラルフォームに挿してもいいけれど、
他の花材の茎を少し長めに側面に挿しておき、
そこに柳の枝を結束バンドで留めて、柳の枝の先端の動きを
あえて見せることもありよ

そうすると、作品に動きがプラスされるわね」

「へえ~~~~~!そんなワザを使っているんだ~」






「結束バンドで留めるのって、すごくやりにくいね、
 ママに手伝ってもらわないと、一人じゃできないんだけど・・・
 生徒さんたち、みんな自分一人で留めてるの?」

「多分、そうだと思うわよ、手伝ってくださいって
 言われてないから」

「さすが~💧」

「じゃあ、ここからは残りの花材を配置してね
 ドラゴン柳に絡ませるのはオンシジューム、ブプレ、アイビー
 モカラは3つぐらいに切り分けして使ってみてね」

出来上がりがこれ

ベアグラスの入れ場所がわからないと言うので、
そこはちょこっとお手伝いしました



テキスト参考サイズに比べると、ずいぶん大きくなっています







今回は花の色はイエロー
あとはグリーンとドラゴン柳の赤茶色

色数を抑え、グリーンとイエローのコントラストがよく効いた作品です

ドラゴン柳の赤茶色のラインは作品の中ではよく目立ちます
入れかた難しいですが、ちょっとおしゃれな感じを出してくれますよ😉

















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🔰のフラワーアレンジメント 第9回 カトレアのフリーセント

2016年03月27日 | 初めてのフラワーアレンジメント


娘とのフラワーアレンジメントレッスン9回目
今回はなんとProfessionalコースのデザイン
カトレアのフリーセント!

に、挑戦です😵

前回のアレンジメントレッスンの後、次は何を作るか
打ち合わせを兼ねて、全グレードのテキストをパラパラとめくっていると
Professionalコースの最後のアレンジメント、カトレアの花に目が留まったようです

「これこれ、これ綺麗よね、これにするわ~」

「え?これ?ウ~ん(^_^;) 簡単そうに見えるけど
まだ、あなたには結構難しいかもしれないわよ~」

「そうなの? でも、ママがいるから
何とかなるさ~~~」

「ええ? まあ、どうにもならなくなったら
何とかはするけど・・・」

と、まあ、こんなノリで今回のデザインを選びました



金曜日のレッスンで花材を調達していましたが、白いデンファレが若干頼りない感じでしたので
白のアルストロメリアとピンクのスプレーバラを予備として用意しました

フリーセント

「流れを表現する」デザインです
私はフリーセントはとても好きなデザインで
柔らかい、優しい流れを作るのが得意です

でも、まだ経験の浅い、🔰の人には少し難しい形でもあります

丸、四角、三角、など、幾何学的で誰にでもわかる形を作る方が
ずっと簡単です

また、今回は花器のほぼ真上にカトレアの花を1輪配置するところからアレンジが始まりますが、
このカトレアの高さ、向き、角度を間違えると
そのあとのごまかしがききません😓


「あのね、カトレアの花は茎をまっすぐに持ってみて
花がどのように向くか確認してね
首の曲がり方によっては茎をまっすぐに持っても花がうつむいていまう場合あるし
正面を向くかもしれない、または案外上の方を向いてしまうかもしれない
大きな花がうつむいてしまうと、重くて暗い感じがするから、
カトレアの花の向きはとても大切よ」

「はいはーい、それにしても、ホント、大きい花だね😏」



花の向き、角度など確認してから慎重にカトレアを配置

むむ!なんだか、ちょっと、カトレアの花の位置が高すぎる気がする~
そんなに花をたかくしてしまうと、フローラルフォームの前側面をカバーリングするのに
花材をたくさん挿すことになるけど、
大丈夫かしら~😰



「次は左右幅を決める花材を配置、その後はこのテンモンソウを切り分けして
カトレアの横、下、裏側にフォームのカヴァーリングも兼ねて配置してね」

「テンモンソウっていうの?このモシャモシャした草?」

「く、く、くさ? あはは💦 まあ、確かに草だけど、
今日はテンモンソウと、言いましょう💦

カバーリングしつつ、お花も入れていくわよ
この色の濃いピンクのバラは一番開きの大きなものは
ほぼ中央近くに1輪、で、後は縦横に並ばないように
中心から放射上に花材が出ているように配置ね

右の方に作った流れに沿うように、他の花材も入れてね」

「う~ん、わかるけど、なんだか難しいなぁ
 ちょっとママの作品見てきていい?」

先日、私が作ったカトレア2輪のアレンジが玄関に置いてあります
カンニングに走って行きました

「見たけど、わからないや💦」

「ちょっと形が違うからね、あはは💦」



あらら、なんだか、変な向きに挿さって入る花材があります!

「ねえ、これとこれ、茎が交差しているからここは一度抜いて、挿し直した方がいいわよ」
「え?ホント!気がつかなかった!」

交差しているものがあったので、そこをちょっとやり直し

「え~、これ、難しいわ!うまくいかない!
 え~、どうしよう!」

「まあ、とりあえず、もう少し自分で挿してみたら?
 区切りのいいところで、見てあげるから」

「うーん、難しい~😢」

今回はかなり苦戦しています

こんな時、その場で、おかしい部分を全て手直ししてしまうのではなく、
もう少し形が出来上がるまで本人に作ってもらい、
完成の2歩ぐらい手前で一度チェックすることにしています



アレンジの左側のアウトラインが最初はまっすぐに直線のように縦に花が並んでいたのですが、
そこの部分の輪郭を少し修正し、
また、カトレアの右側の下方に流れる部分の花材配置も少し花材をプラスしてみました

最後にミスカンサス

ボールペンのラバーの滑り止めのところにミスカンサスの先端部分からくるくるとひっぱりめに巻きつけて、
カールさせたものをアレンジに取り込むと



ああ、ミスカンサスがあってよかった!
なんとかまとまりました

「ああ、やっぱり上級コースは難しいんだわ💦」
と、いうのが、娘の今日の感想だそうです



でもね、よく頑張ってます

「これ、難しいかもしれないけれど、作りたい!」って思うものを作ることも上達の一つの鍵です













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🔰のフラワーアレンジメント 第8回 バッグブーケ

2016年02月14日 | 初めてのフラワーアレンジメント




娘とのフラワーアレンジメントレッスン8回目
今回はBasicのカリキュラムデザイン
「バッグブーケ」

Basicコースで例年人気のあるカリキュラムデザインの一つが
この「バッグブーケ」

大粒のパールの持ち手が上品で誰が見ても「可愛い💖」と思うデザインです
毎年花色が異なってテキストに掲載されますが
今年は白を基調にしてブルーの花をアクセントにしたとても華やかで品のある花色合わせ

娘も大の乗り気で「これ、作るから!」と選んだものです



フローラルフォーム1/2大を厚み半分にカットしたものが元々の土台になります

「え?こんなに小さいの~?」と、娘

「そうよ、土台はこんなもの。ここにお花を挿しこんでいくとちょうどバッグの大きさになるから

「ふーん、そうなの」

「その前にもう少し土台の準備が必要。
 出来上がりのアウトラインを台形にしたいから、このフォームも台形になるようにカットしなくちゃね。
 チキンネットの幅ぐらいが台形の上の幅、台形の下の幅はこのフォームの元々の幅でいいからね」

と、いうことで台形の形にカットし、チキンネットで包むとこうなります



チキンネットは台形の底辺部分が合わせめになるようにして、#24ワイヤーで綴じつけます
綴じ付け部分が多少ゴワゴワしてしまいますが、その上からグリーンでカヴァーリングをし、
上の写真のように、トレーに立てたり、少し斜めに立てかけたりするのでゴワつきはそれほど影響が出ません

フォームの側面はこのようにそのまま露出



そのあと、太めのワイヤー(#18もしくは#20)に大粒パールを通して台形の上の部分に持ち手として取り付けます



「出来た出来た🎵 じゃあ、もう、お花挿していいよね」

「ダメ~、正面のお花を配置する前に、まず、バッグの裏の処理をしておかなきゃ」

「え? 裏側もお花じゃないの?」

「残念でした(笑)これは片面構成だから裏側はリーフ類でカヴァーするのよ
 つまり、裏側はペタッと平面になるように処理をするのよ」

「へ~、そうだったの、裏もお花でモコモコになるのかと思っていたわ」

そんな風につくると、かなり分厚い作品になりそうですよね(笑)

「裏側はレモンリーフを一枚一枚カットし、ワイヤーで作ったUピンで刺しとめていくのよ。
 貼り方は自由。適当に貼ってもいいし、綺麗な並べ方になるようにしてもいいし」

「オッケー、上から斜めに貼っていくわ」

「そうね、その時、左右の側面や上面に少し葉がかぶるぐらいの方がいいわよ」



「こんな感じでいいでしょー?」

「そうそう」



底辺が若干斜めっていますが、まあまあオッケーです

💠     💠     💠

さあ!やっとアレンジ開始です
今日のお花は~



とても大きな白いバラ3輪、スプレーカーネーション2本、
ブルースター2本、コデマリ2枝、カスミソウ1本
ここには写っていませんが、白のデンファレ2本です
グリーンはマルバルスカスが1本
アイビーが1本余っていたので、それもプラスしました

先週の金曜日のレッスンで調達した花です
昨日丸一日バケツの中で吸水させていたので、
白いバラがパンパン!
スプレーカーネーションもかなり開いている状態ですね

教室でのレッスンではなかなかここまでお花が大きく開いていません
特にスプレーカーネーションなど蕾のままアレンジしなければなりません
ですから、仕上がった時の作品の印象が堅い感じがする場合も多いでしょう

教室での吸水の時間がもう少しあると良いのですが😥

ここからのアレンジは娘に任せて、私は横でずっと見ていることにしました


「注意事項 その1 バラの花が大きいので、まず、バラの花の位置を決めること
      その2 バラ3輪は縦1列、横1列にはしないこと
      その3 花と花の間に少しグリーンを入れること
      その4 出来上がった時に、台形の形になるようにすること
      その5 側面にも必ず何かを配置してフォームがそのまま見えないようにすること」



「え~~~、注意事項多すぎ~💦」

「あはは、まあ、頑張って~」





「うわー、難しいー! 
 デンファレは花がブラブラして定まらないしー
 ブルースターって、白い樹液が出てきてベトベトするしー」

「デンファレは確かに花の向きやら花茎の長さが長かったりすると難しいよね
 ブルースターは茎や葉、どこを切っても白い樹液が出てくるから、必ず水洗いしてささないと、ボンドみたいに固まって
 水を吸い上げる導管が詰まってしまうのよ」

「う~!難しい~!💦」
「台形にならないよ~💦」

散々独り言を言いながらも、なんとか仕上げられたのがこちら



巨大な白いバラ
縦にも横にもできないので、斜め一直線に配置したようです(^_^)

花と花の間にもう少しグリーンが入ってもいいと思うのですが、
彼女は「今回は白い花をくっつけたかったの!」とのこと

正面に配置しているコデマリはあえて花がまだ咲いていないつぼみのツブツブ部分を選んだそうです
なるほどね、可愛いポイントになっていますよ

💠     💠     💠

高さ  25センチ(パールの持ち手の最も高い所)
バッグ本体の高さ 16センチ
バッグ底辺の横幅 19センチ



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🔰のフラワーアレンジメント 第7回 フラワードレス

2016年01月16日 | 初めてのフラワーアレンジメント

娘とのフラワーアレンジメントレッスン7回目
今回はBasicのカリキュラムデザイン
「フラワードレス」

1月からの新しいテキストを見て、作りたい作品をピックアップする時に、
すぐに「これ!作りたい!」と選んだ作品がこの「フラワードレス」でした

一目見て絶対に「かわいい~💖作ってみた~い💖」と思える作品ですね
私もかつて、かな~り昔に作りました

今回はこの「フラワードレス」のカリキュラムレッスンの参加希望者がとても多かったらしく、
ベースにするワイヤートルソーが一部の教室で足りなくなっているようで、
代替トルソーに変更になってしまう教室も出てきています


向かって左側、ウエスト部分にリボンの付いているトルソーが
私の昔のトルソー
右側のトルソーがここ数年のレッスンで使っっているトルソーです

並べて見ると、スカート部分の縦のフレームの間隔の幅が
最近の方が広いですね

また、トルソー自体の高さも随分違っています



このスカート部分に、フローラルフォーム1/3個を置きます
縦置き、横置き、どちらでも大丈夫です

縦に置く場合は少し高さを低く設定した方がいいと思います

吸水したフォームをセロファンで包みます



セロテープでセロファンを留める時、少し緩めに留めた方がいいです
水を追加する時、ぴっちり留めてしまう、すぐに水があふれてしまいますから

さあ、始めますよ~!



「今日は花の色がきれい!統一感があるわ~😊」
「あはは💦 まあ、そうだわね、いつもこうとは限らないのが辛いところ何だけど・・・
 今日の花は色合いが確かに綺麗ね、よかったね~」



とても大きなピンクのバラが3輪
ピンクのSPカーネーションが2本
クリームイエローのアリストロメリアが2本
ピンクのスイートピーが3本
白のカスミソウが1本
あとはレザーファン2枚とアイビー3本

昨日持ち帰った花で、一晩たっぷり吸水させていたので、バラもSPカーネーションも
しっかりと水が上がって開いています

「まずは、レザーファンとアイビーを切り分けて、ざっくりとランダムに、規則性を作らないで
 フォームのカヴァーリングをしてね
 その時、セロファンで包んだ下から2センチほどはセロファンのテカテカを隠したいから
 葉を少し下向きになるように挿してね」

「そのランダムっていうのが結構難しいんだよね~」

「そうだと思うけど、例えば、同じ葉っぱばっかりつかわないとか、
 手前を入れたら奥を入れる、右に入れたら左に入れるとか」

「ふ~ん、了解!」



「こんな感じだよね?」
「そうそう、スカートの形に沿うように、あんまり飛び出さない方がいいからね」
「りょうかーい!」

「なんだか、ジャングルみたいになってるけど、これでいいのかなー?」
「大丈夫、大丈夫
 お花を挿す時に葉っぱが邪魔ならそれは取ればいいから」



こんな風に最初にフォームのカバーリングを行ってから
お花を挿し始めます

それにしても、今日のバラは大き-い
スカート部分のフレーム内には収まりきらない大きさです💦

もう少し小さいバラならスカートの上部はフレームの中に、
中間から下部にかけて少しずつバラの花をフレームの外に出して
すそ広がりのスカートを表現できるのですが、
今日の花の大きさではちょと無理です😞

花の大きさは致し方ないので、
なんとか花の配置で可愛いスカートを作ってもらいましょう!

「ねえねえ、もう花、挿していいんでしょ?」
「いいわよ、まずはバラ
 縦1列、横一列に3輪のバラが並ばないように気をつけて」
「なら、斜めならいいよね」

と、こんな並び方でバラを挿しました



右側のバラ
ちょっと切りすぎて短くなっています
のちに、ポトッと落ちるはめになりますよ(あはは💦)

「バラの位置が決まったら、あとはもう任せるから、自分で自由にお花をレイアウトしていいからね
スカートの輪郭が綺麗になるように気をつけてね」
「了解! えっと、この花の名前なんだっけ?」
「それは『アリストロメリア』とか、『アルストロメリア』よ」
「そうそう、さっき聞いたけど・・・
 なんだか、ギリシャ人みたいな名前だよね」
「え?ギリシャ人?」

この花の名前を聞いてギリシャ人みたいっていう反応は初めてです!!

さて、一通り、お花を挿し終わったら、こんな風になっていました



うんうん、なかなかいいんじゃないでしょうか

あとは仕上げのカスミソウ
実は、カスミソウのいれ方次第で、出来上がりがとても違ってくるのです

白い小花は可憐で可愛いですが、
たくさん入れすぎてもダメ
スカートの輪郭から目立ってはみ出さないように、あくまでも可愛く入れます

「ねえねえ、この上半身の部分が空洞で花も葉っぱも入っていないけど、
 ここにカスミソウを少し入れても可愛いくなるんじゃない?」

テキストの参考作品の写真では上半身はアイビーの葉が入っているのですが、
どうも、それが気に入らなかったようで、最後まで空洞の状態でした

「あ、それいいかも!カスミソウなら可愛いよね!」

出来上がりがこうなりました



ウエスト部分にはカーリングリボンを結び、ストリーマー部分をクルクルカール🌀

赤いローズのビーズリングを首元に載せてみました

「なんだか、チョーカーネックレスみたい💖」



週末の土曜日
娘とおしゃべりしながらの
楽しいひと時でした


この「フラワードレス」のワイヤートルソー
一度作っただけで、家で眠っている生徒さんが多いのではないでしょうか?
実は私は毎年、花の種類や色を変えて、この時期に作っているのですよ

そんなに多くの花は必要ないので、
初心に戻って、また作ってほしいと思います
見ていて笑顔になれる作品です🌺







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🔰のフラワーアレンジメント 第6回 ベリーメリークリスマス

2015年12月19日 | 初めてのフラワーアレンジメント

娘とのフラワーアレンジメントレッスン6回目
今回はGraduallyのカリキュラムデザイン
「ベリーメリークリスマス」に挑戦です😅

11月は仕事が忙しく、日程が合わなくてレッスンはできませんでしたので
ほぼ2ヶ月ぶりです

12月はやはりクリスマスアレンジを作りたいと言うので
Gradually, Professionalのテキストも見せると
即座に「これ~!これこれ!これ、かわいい❤、これ、作りたい!」

やはり女子はかわいいものが好きなのです(笑)

実は、この作品、ツリー部分のベース作りが結構大変な作品です

ヒバやサンゴミズキの枝を使って二等辺三角形の枠作りから始まります

今回の花材ではヒバで長さのある枝がなかったので、
2等辺三角形も、ツリーの主軸の部分もサンゴミズキで作ることにしました



自分の作りたい作品の高さから逆算して、ツリー部分の二等辺三角けいの大きさを決めます
バスケットの高さ、バスケット上面に作るラウンドの高さ、
ラウンドの一番高い花材とツリーの三角形の底辺の間にどの位間隔を開けるのか、
一応計算してサイズを決めた方がいいですね



三角形の各頂点を金コードでしっかり固定し、
そのあとで、主軸に2等辺三角形を固定します
これでツリーのフレームができます



このフレームに金コードを巻いて、細かな網目状のものを作っていきます



ここまでの作業は、長さをきっちりと計り、ずれないように気をつけながら
きっちりと金コードをしっかり巻く、という
丁寧な作業が必要です

娘はどちらかというと大雑把(私も)で、細かい手間のかかる事は苦手タイプ
娘の作業を手伝いながら
「ねえ、あなたって、小学校の時、こんな工作みたいな事、あまり好きじゃなかったわよね?」
「そうだねー、どっちかっていうと嫌いだったなー、全然楽しくなかったし」
「そうだったわよね、でも、これ、とっても綺麗に丁寧に作れてるけど、
 社会人になって、ちょっとは忍耐力がついたのかしら?」
「う~ん💦どうだろう、まあ、今やっている事はそんなに面倒とは思わないし、
ママが手伝ってくれるから出来てるんだと思うけど」

そうか、やっぱりね(笑)

でも、このツリーのベース作りはまだ序の口
ここからこの金コードの網目にヒバの小枝を挟み込んで
緑あふれるツリーを作らなくてはならないのです

さらに、サンキライの赤い小さな実一つ一つに金コードに巻きつけて
サンキライの実の長~いガーランドを作る作業も残っています



サンキライの実に付いている軸があまりに細くて、金コードを巻きつけただけではスルッと抜け落ちてします
どうしても赤い実のガーランドを作りたかったので、手間はかかりましたがグルーで1個1個抜けないように留めることにしました



こんな感じになりました(^_^)



ヒバの小枝を差し込み、サンキライの赤い実のガーランドをつけ、
カラマツの実や手持ちのさらに小さいな実ももプラス
二等辺三角形の頂点にはワタカラのホワイト塗装したものを貼り付けることにしました







ここまで出来たのですが、ここで終わりではありません
やっと今からがアレンジになります



白いバスケットにフォームを入れます
縁から2センチほど高くなるように高さを設定
ラウンドをバスケット上に作りますが、そのラウンドの中央に
先ほど完成したツリーを配置するのです

ツリー本体をフォームの中央に垂直に立てるのですが、
ここで斜めに挿さってしまうと、綺麗に三角形のフレームを作ったのが台無しなります
「真っ直ぐ、真っ直ぐ、気をつけて~💦」

ツリーが配置できたら
あとは可愛らしくラウンドを作ればOK!



いつものように最初はざっくりとヒバを入れて、フローラルフォームのカバーリングを兼ねたラウンドの土台作りをします
こんな感じ(^_^)



そうそう、このラウンドを作る時、回転台の上で作るととても綺麗に作れます
ツリーの高さが60センチ以上あるので、バスケットを直接テーブル面でくるくる回すと
上のツリー部分がゆらゆらと大きく揺れます
回転台の中央にバスケットを置いて回転させると全く揺れませんよ😉







お花を挿しながら娘は仕事の話を色々聞かせてくれます
「へぇ~」「ふ~ん」「そうなの~」と
楽しい時間が過ぎていきます

そして完成!




ラウンド部分に使った白いカスミソウ
これを雪に見立てて、上部のツリー部分にも配置しました
これは娘の案です
こうした方がバスケット部分のアレンジと一体化して綺麗ですね

去年買った男の子と女の子の小さな人形もぶら下げてみました
結構可愛いです❤





可愛い作品になりました(^_^)




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