娘とのフラワーアレンジメントレッスン8回目
今回はBasicのカリキュラムデザイン
「バッグブーケ」
Basicコースで例年人気のあるカリキュラムデザインの一つが
この「バッグブーケ」
大粒のパールの持ち手が上品で誰が見ても「可愛い💖」と思うデザインです
毎年花色が異なってテキストに掲載されますが
今年は白を基調にしてブルーの花をアクセントにしたとても華やかで品のある花色合わせ
娘も大の乗り気で「これ、作るから!」と選んだものです
フローラルフォーム1/2大を厚み半分にカットしたものが元々の土台になります
「え?こんなに小さいの~?」と、娘
「そうよ、土台はこんなもの。ここにお花を挿しこんでいくとちょうどバッグの大きさになるから
「ふーん、そうなの」
「その前にもう少し土台の準備が必要。
出来上がりのアウトラインを台形にしたいから、このフォームも台形になるようにカットしなくちゃね。
チキンネットの幅ぐらいが台形の上の幅、台形の下の幅はこのフォームの元々の幅でいいからね」
と、いうことで台形の形にカットし、チキンネットで包むとこうなります
チキンネットは台形の底辺部分が合わせめになるようにして、#24ワイヤーで綴じつけます
綴じ付け部分が多少ゴワゴワしてしまいますが、その上からグリーンでカヴァーリングをし、
上の写真のように、トレーに立てたり、少し斜めに立てかけたりするのでゴワつきはそれほど影響が出ません
フォームの側面はこのようにそのまま露出
そのあと、太めのワイヤー(#18もしくは#20)に大粒パールを通して台形の上の部分に持ち手として取り付けます
「出来た出来た🎵 じゃあ、もう、お花挿していいよね」
「ダメ~、正面のお花を配置する前に、まず、バッグの裏の処理をしておかなきゃ」
「え? 裏側もお花じゃないの?」
「残念でした(笑)これは片面構成だから裏側はリーフ類でカヴァーするのよ
つまり、裏側はペタッと平面になるように処理をするのよ」
「へ~、そうだったの、裏もお花でモコモコになるのかと思っていたわ」
そんな風につくると、かなり分厚い作品になりそうですよね(笑)
「裏側はレモンリーフを一枚一枚カットし、ワイヤーで作ったUピンで刺しとめていくのよ。
貼り方は自由。適当に貼ってもいいし、綺麗な並べ方になるようにしてもいいし」
「オッケー、上から斜めに貼っていくわ」
「そうね、その時、左右の側面や上面に少し葉がかぶるぐらいの方がいいわよ」
「こんな感じでいいでしょー?」
「そうそう」
底辺が若干斜めっていますが、まあまあオッケーです
💠 💠 💠
さあ!やっとアレンジ開始です
今日のお花は~
とても大きな白いバラ3輪、スプレーカーネーション2本、
ブルースター2本、コデマリ2枝、カスミソウ1本
ここには写っていませんが、白のデンファレ2本です
グリーンはマルバルスカスが1本
アイビーが1本余っていたので、それもプラスしました
先週の金曜日のレッスンで調達した花です
昨日丸一日バケツの中で吸水させていたので、
白いバラがパンパン!
スプレーカーネーションもかなり開いている状態ですね
教室でのレッスンではなかなかここまでお花が大きく開いていません
特にスプレーカーネーションなど蕾のままアレンジしなければなりません
ですから、仕上がった時の作品の印象が堅い感じがする場合も多いでしょう
教室での吸水の時間がもう少しあると良いのですが😥
ここからのアレンジは娘に任せて、私は横でずっと見ていることにしました
「注意事項 その1 バラの花が大きいので、まず、バラの花の位置を決めること
その2 バラ3輪は縦1列、横1列にはしないこと
その3 花と花の間に少しグリーンを入れること
その4 出来上がった時に、台形の形になるようにすること
その5 側面にも必ず何かを配置してフォームがそのまま見えないようにすること」
「え~~~、注意事項多すぎ~💦」
「あはは、まあ、頑張って~」
「うわー、難しいー!
デンファレは花がブラブラして定まらないしー
ブルースターって、白い樹液が出てきてベトベトするしー」
「デンファレは確かに花の向きやら花茎の長さが長かったりすると難しいよね
ブルースターは茎や葉、どこを切っても白い樹液が出てくるから、必ず水洗いしてささないと、ボンドみたいに固まって
水を吸い上げる導管が詰まってしまうのよ」
「う~!難しい~!💦」
「台形にならないよ~💦」
散々独り言を言いながらも、なんとか仕上げられたのがこちら
巨大な白いバラ
縦にも横にもできないので、斜め一直線に配置したようです(^_^)
花と花の間にもう少しグリーンが入ってもいいと思うのですが、
彼女は「今回は白い花をくっつけたかったの!」とのこと
正面に配置しているコデマリはあえて花がまだ咲いていないつぼみのツブツブ部分を選んだそうです
なるほどね、可愛いポイントになっていますよ
💠 💠 💠
高さ 25センチ(パールの持ち手の最も高い所)
バッグ本体の高さ 16センチ
バッグ底辺の横幅 19センチ