フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

2016年 2月のいけばなコース free 花の絨毯 

2016年02月18日 | いけばなコース

2月2回目のいけばなコースのレッスン作品です

「花の絨毯」

今まさに梅が咲き始めている時期
とてもタイムリーなアレンジメントですね
春の花を集めた心癒される優しい雰囲気の作品です

水盤の後方には麦、水仙、そしてチューリップを
種類ごとに高さを分けてほぼ垂直にいけます

その足元には
梅と桜の枝を重ね合わせ
ピンクの華やかな絨毯を表現します

梅と桜の枝をクロスさせながら重ねて追加していくのが
簡単そうですが、難しいところです

生徒さんの作品です(^_^)
















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォーマルリニアール 横幅が120センチになりました💦

2016年02月16日 | フーちゃん作品

今週のProfessionalのデザインは「フォーマルリニアール」
私の好きな形の一つです(^_^)

花器口には花で動きのない塊を作り、
その塊から動きのある線を伸ばし、
静と動のコントラストをはっきりとつけるデザインです


レッスンで生徒さんたちが制作しているのを見ていると、
なんだか、私も作りたくなってしまいました(笑)

今日はレッスンがお昼過ぎに終わってしまいましたので、
帰りにお花屋さんによって、自分でお花を揃え、
帰宅するとすぐにつくってみました(^_^)

こんな感じです



レッスン花材ではユリ、ガーベラ、スィートピー、ブルースター、マルバルスカスで
「塊部分」を作ります
「線」の部分はハラン、トクサ、ドラゴンヤナギで表現します

私は
ユリ2本、トルコキキョウ2本、
スプレーデルフィニューム4本、スィートピー6本
で、「塊部分」を作りましたよ

ユリは咲いている花を4個、あとは少し開きかけだったり、完全に蕾状態だったりを5個使用していますから
生徒さんたちが作るサイズよりもかなり大きな「塊部分」になりました



直径が45センチほどあるラウンドのような状態です

ここから次に動きのある「線」の部分を作りますが、4種類の線をつくってみました

まずは左側にほぼ水平にトクサを長く配置
トクサは節があるので、まっすぐの直線にはなりませんが、
曲げたり、溜を利かせたりせずに自然のままのまっすぐなラインです



その右側にはトクサを折り曲げて角4箇所入れてみました
この折り曲げたトクサは作品の後方にかためないで、手前の方にも配置されるととても立体的な仕上がりになりますよ



折り曲げたトクサの右隣には枝物としてユキヤナギを入れました

いまの時期のユキヤナギはまだ葉もないし、白い小花もほとんど咲いていない、ただの茶色い細い枝の状態です
細いですが、その動きはとても面白いものがありますので、
その動きが生かされるように配置してみました



そして、一番右側には面の広いシマハランを2枚
シマハランのしなやかな葉の雰囲気がトクサともユキヤナギとも違っていますね~

葉の面が真正面を向いてしまうと、グリーンの色の分量が多くなってしまいますので、
ほとんど真上を向くように、でも、白い縞模様が少し見えるような微妙な角度で入れてみました



左側にはトクサ、右側にはユキヤナギとシマハランをほぼ水平に配置したので
なんと横幅120センチ!

高さはユキヤナギの一番高いところで107センチです
(使用花器の高さは30センチです)



このように大きなサイズの作品は作っているとゆったりとおおらかな気分になります
お花の色が柔らかなので、大きさはそれほど感じずに見ることができます










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016年 今週のレッスン 2月16日~2月22日

2016年02月16日 | 今週のレッスン

Basic : ヴァーティカル
Gradually : ダイアゴナル
Professional : フォーマルリニアール

今週は基本形デザインのレッスンです
Basicはヴァーティカル
横幅よりも高さを強調し、すっきりとした印象に仕上げましょう
作品の輪郭線は全て直線
直線で囲まれる面は平面です

Graduallyはダイアゴナル
菱形を斜めに傾けたような形
これはGraduallyの基本形の中でも難易度が高いデザインです
輪郭線は直線、その輪郭線で囲まれる面は平面です

BasicもGraduallyも平面を作るという点では同じです

Professionalはフォーマルリニアール
「塊(形)と線の対比」を表現するデザインです
花器口から茎を伸ばさずに花で塊を作ります
花の塊からは動きのある線を伸ばし、塊と線のコントラストをはっきりと出しましょう

レッスンではユリの花が咲いていない場合が多いので
なかなか花の塊を表現しにくいとは思います
咲いた時のことをイメージして配置してもいいし、
アレンジする時点での咲き具合を優先して作成してもいいです


Basic




Gradually






Professional




























 



















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016年 2月のプリザーブドフラワーコース

2016年02月15日 | プリザーブドフラワーコース


プライマリーコース :メヌエット

プリバラとアートフラワーのローズペタルでヒラ咲きのローズメリアを作り
コサージュに仕立てます
今年は、そのコサージュをリースと組み合わせ
インテリアとしても飾れる作品に仕上げました

パープルとグレーを混ぜ合わせたような色メヌエットカラーがとても上品です











クリエイティブコース :エレガンス

パープルのグラーデーションカラーがクラシカルでエレガントな壁掛け飾りです
器にフラワープリントの布地やベロアのリボンを自分で取り付けるところから始めます
自分のお部屋に飾りたくなる作品です




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

🔰のフラワーアレンジメント 第8回 バッグブーケ

2016年02月14日 | 初めてのフラワーアレンジメント




娘とのフラワーアレンジメントレッスン8回目
今回はBasicのカリキュラムデザイン
「バッグブーケ」

Basicコースで例年人気のあるカリキュラムデザインの一つが
この「バッグブーケ」

大粒のパールの持ち手が上品で誰が見ても「可愛い💖」と思うデザインです
毎年花色が異なってテキストに掲載されますが
今年は白を基調にしてブルーの花をアクセントにしたとても華やかで品のある花色合わせ

娘も大の乗り気で「これ、作るから!」と選んだものです



フローラルフォーム1/2大を厚み半分にカットしたものが元々の土台になります

「え?こんなに小さいの~?」と、娘

「そうよ、土台はこんなもの。ここにお花を挿しこんでいくとちょうどバッグの大きさになるから

「ふーん、そうなの」

「その前にもう少し土台の準備が必要。
 出来上がりのアウトラインを台形にしたいから、このフォームも台形になるようにカットしなくちゃね。
 チキンネットの幅ぐらいが台形の上の幅、台形の下の幅はこのフォームの元々の幅でいいからね」

と、いうことで台形の形にカットし、チキンネットで包むとこうなります



チキンネットは台形の底辺部分が合わせめになるようにして、#24ワイヤーで綴じつけます
綴じ付け部分が多少ゴワゴワしてしまいますが、その上からグリーンでカヴァーリングをし、
上の写真のように、トレーに立てたり、少し斜めに立てかけたりするのでゴワつきはそれほど影響が出ません

フォームの側面はこのようにそのまま露出



そのあと、太めのワイヤー(#18もしくは#20)に大粒パールを通して台形の上の部分に持ち手として取り付けます



「出来た出来た🎵 じゃあ、もう、お花挿していいよね」

「ダメ~、正面のお花を配置する前に、まず、バッグの裏の処理をしておかなきゃ」

「え? 裏側もお花じゃないの?」

「残念でした(笑)これは片面構成だから裏側はリーフ類でカヴァーするのよ
 つまり、裏側はペタッと平面になるように処理をするのよ」

「へ~、そうだったの、裏もお花でモコモコになるのかと思っていたわ」

そんな風につくると、かなり分厚い作品になりそうですよね(笑)

「裏側はレモンリーフを一枚一枚カットし、ワイヤーで作ったUピンで刺しとめていくのよ。
 貼り方は自由。適当に貼ってもいいし、綺麗な並べ方になるようにしてもいいし」

「オッケー、上から斜めに貼っていくわ」

「そうね、その時、左右の側面や上面に少し葉がかぶるぐらいの方がいいわよ」



「こんな感じでいいでしょー?」

「そうそう」



底辺が若干斜めっていますが、まあまあオッケーです

💠     💠     💠

さあ!やっとアレンジ開始です
今日のお花は~



とても大きな白いバラ3輪、スプレーカーネーション2本、
ブルースター2本、コデマリ2枝、カスミソウ1本
ここには写っていませんが、白のデンファレ2本です
グリーンはマルバルスカスが1本
アイビーが1本余っていたので、それもプラスしました

先週の金曜日のレッスンで調達した花です
昨日丸一日バケツの中で吸水させていたので、
白いバラがパンパン!
スプレーカーネーションもかなり開いている状態ですね

教室でのレッスンではなかなかここまでお花が大きく開いていません
特にスプレーカーネーションなど蕾のままアレンジしなければなりません
ですから、仕上がった時の作品の印象が堅い感じがする場合も多いでしょう

教室での吸水の時間がもう少しあると良いのですが😥

ここからのアレンジは娘に任せて、私は横でずっと見ていることにしました


「注意事項 その1 バラの花が大きいので、まず、バラの花の位置を決めること
      その2 バラ3輪は縦1列、横1列にはしないこと
      その3 花と花の間に少しグリーンを入れること
      その4 出来上がった時に、台形の形になるようにすること
      その5 側面にも必ず何かを配置してフォームがそのまま見えないようにすること」



「え~~~、注意事項多すぎ~💦」

「あはは、まあ、頑張って~」





「うわー、難しいー! 
 デンファレは花がブラブラして定まらないしー
 ブルースターって、白い樹液が出てきてベトベトするしー」

「デンファレは確かに花の向きやら花茎の長さが長かったりすると難しいよね
 ブルースターは茎や葉、どこを切っても白い樹液が出てくるから、必ず水洗いしてささないと、ボンドみたいに固まって
 水を吸い上げる導管が詰まってしまうのよ」

「う~!難しい~!💦」
「台形にならないよ~💦」

散々独り言を言いながらも、なんとか仕上げられたのがこちら



巨大な白いバラ
縦にも横にもできないので、斜め一直線に配置したようです(^_^)

花と花の間にもう少しグリーンが入ってもいいと思うのですが、
彼女は「今回は白い花をくっつけたかったの!」とのこと

正面に配置しているコデマリはあえて花がまだ咲いていないつぼみのツブツブ部分を選んだそうです
なるほどね、可愛いポイントになっていますよ

💠     💠     💠

高さ  25センチ(パールの持ち手の最も高い所)
バッグ本体の高さ 16センチ
バッグ底辺の横幅 19センチ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする