『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

『自爆寸前の中国経済③』

2013-07-08 11:22:03 | 日記
英雑誌『エコノミスト』6/29号特集で中国経済について、カンカン照りでまもなく枯渇するが、水の供給に背を向けた中央銀行によりキャッシュクランチに陥りATMから少額しか引き出せない事態が発生しそうと報じています。中国は経済悪化でついに7/5製造業購買担当者指数PMIの月間統計の鉄鋼業を含む一部をデータ公表停止にしました。既に分かっている偽装取引計上による貿易統計水増し疑惑に続き信頼性の失墜です。理財商品を扱うシャドーバンキングや地方政府、国営企業が抱えている不良債権は筆者予想額580兆円です。(前出)シャドーバンキングの問題点を米著名投資家ジョージ・ソロス氏は「米金融危機を招いたサブプライム住宅ローンと似ている」と分析し危機を避けるために中国に与えられた時間は【2年だ】と投資家に警笛を鳴らしている。問題は中国は共産国なので政府が数値を偽造したり、公表をせずにひたすら人民元を刷りまくることが考えられます。その場合にはハイパーインフレになる可能性があります。(ハイパーインフレが過去に起きているのは共産圏ばかりです。)ハイパーインフレになれば中国国内へ進出している日本企業の売上は絶望ですし世界経済に多大に影響を与えるでしょう。今後、地政学的リスクも考えられますね。追加 本日、中国最大の造船会社、熔盛重工(香港証券取引所)が従業員への賃金支払いが滞り政府に支援要請です。実態経済はかなり苦しいと思われますが、政府がどこまで支えられるか?但GDP成長は続いているので破綻しないケースも十分想定できます。

中国は為替固定相場なので政府が大量に印刷すれば隣国への影響も大きい
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